ワーホリ中に車を買おうか悩んでいるんだけど…
実際車を持つと修理とかでお金がかかる?
どんなことにいくらくらいかかる?
不安が一杯な車の購入。
オーストラリアとニュージーランドで車を購入したくさんのトラブルを体験した…Miya (@tabitinfo ) が解説いたします。
※通貨が異なるので円換算して記載しています。
1AUD=約¥81 , 1NZD=¥約73
メンテナンス
古い車、新しい車関係なく、メンテナンスは必要ですよね。
メンテナンスはトラブルではないですが、車の維持費としてご紹介します。
オイル交換/追加
オーストラリア | 不明 |
ニュージーランド | ¥1,100 |
※4リットルボトル
日本でも半年から1年に一度はオイル交換をするようにすすめられています。
オイルが汚れると摩擦抵抗が上がり、燃費が悪くなりエンジンに負担がかかります。
最悪の場合、エンジンが壊れることも!
エンジンは絶対壊しちゃいけない車の心臓です。
これが壊れてしまったら、めちゃくちゃ費用かかるまたは廃車です!
私はオーストラリアでもニュージーランドでもエンジンのトラブルに悩まされました。
エンジンのためにもオイル交換はしましょう。
オーストラリアでは友達のタイヤショップでオイルを足してくれました。
このタイヤ屋さんについては後ほどお話しますが、車を買ってくれた時に助けてくれたあのタイヤ屋さんです。
ご厚意だったので、正規料金はわかりません。
工賃を抑えたい方は自分で交換することも可能です。
ニュージーランドでは自宅でオイル交換をしました。
自宅で交換する人も多いので、ネットやYoutubeで調べたり詳しそうな人に聞いてみるといいですよ。
オイルはホームセンターや車用品店で購入可能です。
ブレーキパッド交換
オーストラリア | ¥8,100 |
ニュージーランド | ¥3,350 |
3~4万キロに1度交換することがおすすめされているブレーキパッド。
こちらも自分で交換可能です。
オーストラリアでは上記と同じ友達のタイヤ屋さんにお願いしました。
ニュージーランドではTinkrというWEBサイトで部品を取り寄せ、自宅で交換しました。
このTinkrというWEBサイトでは必要なパーツがお手頃価格で車種ごとに売られているので、何か必要な物があったらチェックしてみるといいですよ。
エアフィルター交換
オーストラリア | – |
ニュージーランド | ¥1,170 |
5年/6万キロに1回交換した方がよいフィルターです。
目詰まりすると車が酸欠になり、燃費が悪くなったりします。
こちらも自分で交換可能です。
オーストラリアでは交換しませんでした。
ニュージーランドではTinkrで購入し自宅で交換しました。
外観
洗車をしたり、ワックスをかけたり、傷を直したり。
好きなだけしてください。
むしろしない人は本当にしない。
オーストラリアやニュージーランドではびっくりするくらい汚い車が走っています。
日本人ほど洗車しないです。
あまりに汚くて、誰かが指でなぞって落書きされている車とかもあります。
そんなに気にしない人が多いようです。
故障修理
これは古い車を買ったらつきものです。
物価が高いオーストラリアやニュージーランドではレイバー(Labour)という工賃も高いです。
そんなに費用がかかるなら少し様子見てからにしようかな…なんて考えがちですが、故障を発見したらすぐに修理した方がいいです。
修理しないと私のオーストラリアの車のように廃車になります。
ドアが開かない
オーストラリア | ¥0 |
ニュージーランド | – |
取っ手部分が壊れてドアが開かなくなってしまいました。
とりあえず助手席から乗り込み、友達(例のタイヤ屋さん)のところに持っていき直してもらいました。
結構大掛かりな修理…
ご厚意だったので修理費はかかっていません。
鍵が外れた
オーストラリア | ¥0 |
ニュージーランド | – |
これまた取れるはずのないものが取れてしまったんです。
鍵を開けることはできたので、友達(例のタイヤ屋さん)のところに持っていき直してもらいました。
本当に、この友達には何回助けてもらうんでしょうか…
クーラントの漏れ
オーストラリア | ¥1,000 |
ニュージーランド | ¥1,500 |
エンジンを冷やすための冷却水のことです。
これがなくなると、エンジンが熱くなってしまいます。
オーストラリアで発生したときは、ガソリンスタンドでクーラントが入ったボトルを購入し継ぎ足しました。
ニュージーランドで発生したときは、パイプに亀裂があるのではないかと考え補修液を入れ塞ごうとしました。
補修液は車用品のお店で購入できます。
エンジンから白煙
オーストラリア | ¥0 |
ニュージーランド | – |
エンジンが熱くなりすぎエンジン温度のメーターが最高潮に!
ボンネットからあ白煙が出しました。
緊急性が高かったので、近くのガソリンスタンドに行き助けを求めました。
おじさんがエンジンに水をかけ温度を下げていました。
厚意でお金はいらないと言ってくれました。
ここまでなってしまうと、工場に持ち込む必要があります。
ガスケットの破損
オーストラリア | ¥130,000 |
ニュージーランド | – |
とりあえず路上駐車し、翌日工場へ持っていこうとしたところ、まったくエンジンがかかりませんでした。
ガソリンスタンドのおじさんが路上駐車している車まで見に来てくれ、ガスケットの破損と判断してくれました。
エンジンが熱くなりすぎて変形するとガスケットという部品にひびが入るそうです。
これを直すには13万円くらいかかると言われました。
(修理していません)
窓に亀裂
オーストラリア | – |
ニュージーランド | ¥25,500 |
ニュージーランドで車を購入した際、もともと小石が当たったような小さな傷がフロントガラスにありました。
その時点で専用の詰め物をすると亀裂が走らないそうですが、無知な私たちは放置。
暑い日が続き、ある日突然真横一直線に亀裂が走り…
車のガラス専門店で張り替えてもらいました。
小さな傷を見つけたら補修した方がいいよ…
バッテリー交換
オーストラリア | – |
ニュージーランド | ¥12,000 |
3週間ほど日本でホリデーを過ごした後、ニュージーランドに戻り車に乗ろうと思ったら、エンジンがかからない。
バッテリーが上がっていました。
ジャンプコードでエンジンをかけ乗っていました。
長距離を走った後、確実にチャージされているはずが、3日後にはもうバッテリー上がり…
これは交換する必要があるということで、バッテリーを購入。
Tinkrで購入し、自宅で付け替えました。
ウォーターポンプ交換
キャムベルト交換
オーストラリア | – |
ニュージーランド | ¥52,800 |
(内訳)
部品合計が約¥20,000
工賃合計が約¥32,800
部品の費用詳細はこちら (NZD)
ウォーターポンプというのは、エンジンを冷やすクーラントを送り出すポンプのことです。
これは先ほどのクーラントの漏れの続きになります。
パイプの亀裂を塞ごうと補修液を入れたと書きましたが、効果がなかったんです。
そのためメカニックに持っていき、ウォーターポンプが壊れていることがわかりました。
ウォーターポンプの交換は個人ではできないと思います。
なぜなら、ウォーターポンプはエンジンの前後についていて技術がないと取り外せないからです。
メカニックでポンプ自体を取り寄せてもらって直してもらうこともできますが、私たちはTinkrで部品を購入し交換作業はメカニックでお願いすることしました。
これと併せてお願いしたのがキャムベルト(タイミングベルト)の交換です。
キャムベルトはエンジンの吸気と排気のタイミングをコントロールしている部品のことです。
キャムベルトはウォーターポンプの近くについているのです。
8~9万キロで交換が好ましいベルトなので、これを機に一緒に交換した方が工賃が安く済みます。
なので、Tinkrでベルトを購入し作業はウォーターポンプの交換と一緒にメカニックでお願いすることとしました。
タイヤのボルト交換
オーストラリア | – |
ニュージーランド | ¥5,100 |
こんなことってあるんですね…
タイヤのボルトが1本折れました…
これは工具がいるのでメカニックで交換をお願いしました。
書き出してて嫌になるくらい故障してますね…
違反
オーストラリアで1度だけ警察に停められたことがあります。
スピード違反
22キロオーバーで約¥12,100!
初犯のため注意勧告で終わりました。
ちゃんとお手紙が届き本当はこれだけ払わなきゃいけないけど、初回だから注意で終わりますとのこと。
ひやり!!
運転時の携帯の使用は¥24,000くらいとられるそうです…
気を付けてね…
ちなみにオーストラリアやニュージーランドは少量のお酒なら、飲んで運転しても合法です。
チェッカーの基準値を超えると捕まります。
体の大きさや体質によって何杯飲めるか変わるので人それぞれです。
私はワイン1杯と決めてました。(といいつつ大体2杯になる)
総コスト
全体でどのくらい費用かかったのでしょうか。
どん!!
オーストラリア 約¥126,600
ニュージーランド 約¥100,600
内訳についてオーストラリアとニュージーランドそれぞれ、車入手から手放すまでのストーリーに沿って見てみましょう。
オーストラリア
購入時にはちょっとしたドラマがありました。
タスマニアのホバートで仏のようにやさしいタイヤ屋さんに出会い、私は無事車を購入することができました。
ダイハツシャレード3代目
(80年代後半~90年代前半)
走行距離15万キロ
12万円強
トラブル① ガス欠
ヒュオンビルのバックパッカーに到着する直前、ガス欠になりました。
バックパッカーまで30メートルくらいの距離だったのが不幸中の幸い。
翌日、宿泊者の一人がガソリンスタンドに連れて行ってくれるというので、空き瓶をもって行きガソリンを購入しました。
日本なら消防法違反ですよね。
少量を入れ、車が動くようになってからガソリンスタンドに運転していきました。
費用¥0
トラブル② ドアの取っ手が壊れる
「パキッ」と言う音とともに取っ手がガックガクになってしまいました。
知り合いがいないので仏のタイヤ屋さんに連絡し、どうするべきかアドバイスをもらうことに。
「持っておいでーなおしてあげるから。」
ドアが開かないので助手席のドアから乗り込み、ホバートへ。
直してくれました
費用¥0
トラブル③ 鍵が壊れる
鍵を回して抜こうとした時、一緒に抜けてはいけない部分まで抜けてきてしまいました。
連日の故障に気持ちがダウン…
「持っておいで―直してあげるよ」
タイヤ屋さんに何回助けてもらうのでしょう…
トラブル④ スピード違反
オーストラリアやニュージーランドの道路は制限速度が速いです。
100キロの道もよくあります。
道路が工事中で40キロ規制になってたんですねー。ねー…ねーーー。
パトカーがついてくる。しかもランプ光ってる。
自分じゃないと信じたかった…
でも、絶対私だね。
車を小道に移動させ、警察官がやってくる…
警察官=P
P「そんなに急いでどこ行くの?」
Miya「急いでないよ…」
P「急いでたよー40キロ規制って書いてあったよね?62キロで走ってたよね?」
Miya「走ってないよ…」
P「いや、走ってたんだって」
Miya「走ってないよ…」
無駄な抵抗は辞めましょう。
どうやら走ってたんですよ、62キロで。
計測結果がプリントされたレシートみたいなものを見せられました。
観念するしかない…
免許証とパスポートを見せてと言われて国際免許とパスポートを提示。
P「他は?」
Miya「他とは…?」
P「日本のオリジナルの免許証だよ。見せて。」
Miya「え…?いるの?持ってないけど…」
P「いるよ!」
そうなのです。
国や州にもよるかもしれませんが、国際免許と言うのは元々のオリジナル免許を一緒に持って意味を成す!!
やべぇ…持ってない…
ここからは、英語がわからないふりをして必死に警察の質問をかわしました…
警察も言葉が通じないことが面倒になった様子で、解放されました。
P「今回は初めてみたいだから罰金は取らないけど、次回やったら取るからね!」
Miya「Thank youuuuuuu」
後日自宅に手紙が届き、そこには金額が!!!
¥12,100!!!
いやぁぁぁぁぁああああ
と一緒に
CAUTION!!
忠告です。
ということで、支払いはありませんでした。
費用¥0
トラブル⑤ ブレーキの音
ガガガ―――
と音がする気がする。ブレーキを踏むときに。
タイヤ屋さんに相談すると、ブレーキパッドの交換が必要とのこと。
今は安いものが欠品してるから、入荷次第付け替えてくれるという。
や、やさしい…
入荷があったと連絡が来て、車を置いて仕事に行きました。
仕事の後戻ると作業が終わっていて、ブレーキパッドが新しくなりました!
「エンジンオイルの量がすごく少なかったから足しておいたよ。よく減るようなものじゃないから、一度メカニックで詳しく見てもらった方がいいよ。」
オイルまで入れてくれたの!?!?やさしい。
鍵を渡され気づく、何か違う。
鍵に何かついている…
キーホルダーだ。
「これはタイヤにあてると棒が飛び出して、空気圧がチェックできるようになっているんだよ。あげるよ。」
車と同じ真っ赤なキーホルダー。
なんてやさしいんだ…
このやさしいタイヤ屋さんは無料駐車場が空いてなくて困ってる私に、駐車場まで使わせてくれていました。
本当に感謝しつつも、あまりに頼りすぎていることに申し訳なさを感じ、今後はできるだけ自分で解決しよう…と心に誓いました。
そして、彼の忠告をすっかり忘れてしまったのです…
費用¥8,100
トラブル⑥ 液体の漏れ
シェアハウスの人から、車から何か液体が漏れてるから敷地内の駐車場には駐車しないでほしいと言われました。
新築だったし、シミを作っては大変だと思いすぐ移動させました。
確かに何か漏れてるなー。
気になって調べてみると、どうやらクーラントが漏れている様子。
とりあえず、クーラントを買って足しておきました。
費用¥1,000
トラブル⑦ 白煙が上がる
職場のカフェに向かって運転していると、天気がいいのに霧?
いいえ、私の車から煙が出ていたのです。
しかも場所は高速道路!停まれない!!
いろんな車がクラクションを鳴らして教えてくれますが、私も知ってる!!
目の前から白煙が来てますから!!
その日はアンザックディという祝日で車用品店が開いていない…
とりあえず、カフェめがけて運転しているとカフェ近くのガソリンスタンドが開いていました。
白煙を巻き上げながら乗りつけて、
「I have a problem!!!!」
と叫ぶと、おじさんが
「見りゃわかる!」
と駆け寄ってきてくれました。
ボンネットを開け、おどろき…
緑色液が噴出しながらプシュープシューっと蒸気を発していました…
おじさんはホースから水をドバドバ出し、エンジンにかけまくりました。
かけた水はたちまち水蒸気になっていきました。
数分後、ようやく温度が下がってきた様子…
「これは非常にまずいよ。すぐにメカニックに持っていった方がいいよ。」
と言われましたがその日は祝日。
しかもこれから仕事…
丁重にお礼を言い料金を聞くと、水をかけただけだから料金はいらないと言ってくれました。
近くの無料駐車スペースに移動させ、仕事へ行きました。
そう、漏れていた液体はきっとエンジンオイルだったのでしょう。
だからタイヤ屋さんに注意されたときにメカニックに持って行けばよかったのに!
忠告を聞かずに乗り続け、エンジンがオーバーヒートしてしまったのです。
費用¥0
トラブル⑦ ガスケットの故障
翌日、車をメカニックに持って行こうとエンジンをかけ…かからない!!!
エンジンがかからないよ!!!
どどどどどうしよう…?
ガソリンスタンドのおじさんのところに相談に行きました。
「後で見ておいてやるよ。キーを置いて行きな。どこにとめてある?」
駐車している場所を説明し、鍵と連絡先を置いてお願いしました。
後ほど連絡が来てガソリンスタンドに来るようにと。
「あの車はガスケットが壊れてるよ。エンジンがかからないから修理したいならレッカー車を呼ぶしかないね。修理するなら13万くらいかかるから、よく考えるといいよ。」
12万で買った車を13万で修理!?
そ、そんなぁ…
ガスケットはエンジンがオーバーヒートして変形することで破損するそう。
つまり、
エンジンオイルが漏れる→なくなる→エンジンがオーバーヒート→エンジンが変形→ガスケット破損
ということでしょう。
お礼を言って、さすがに今回はささやかながら料金を徴収してもらいました。
費用¥1,500…謙虚すぎるおじさん…
もうファームジョブはしないし、車いらないかな?
でも、家から車で片道30分離れているカフェでバイトしてるから、車がないと通えない…
カフェに行ってオーナーに状況を説明。
「ホバートに住めば?部屋探してあげるよ。」
私についてスラスラっと書いて、目立つところに「ROOM WANTED」と貼り出してくれたのです。
やさしい…
来る常連さんに声をかけてくれ、
「部屋余ってない?この子が部屋探してるの。」
と聞いて回ってくれていました。
そして10分後、
「あ、うち余ってるよ!」
と手を挙げてくれたのがカフェから100歩くらいのお家に住むジェス。
10分で引っ越しが決まりました。
さらにカフェオーナーが
「レッカー会社に連絡してあげるね。」
と電話をかけてくれ、レッカー車も即来ました。
スクラップ代¥4,000をくれ(払うんじゃなくくれます)、車は引き取られていきました。
ということで、手放した方法
廃車!
売却していないので購入費用の回収はできていません。
自業自得でいろいろ痛い目を見ましたが、こんなにたくさんの人たちに助けてもらって、なんて幸せ者なんでしょう。
こんな結果ですが、車を買ってよかったです。
オーストラリアでの車の費用
購入¥120,000
ブレーキパッド¥8,100
クーラントを¥1,000
ガソリンスタンドのおじさん点検料¥1,500
△スクラップ代¥4,000
合計¥126,600
ニュージーランド
購入はFacebookのローカルグループで見つけました。
イタリア人の女の子二人組が車に住みながらロードトリップをし、帰国前に売りたいということです。
なのでキャンプ用品一式もついてきました。
テント、寝袋、スポンジマットレス、ガスコンロなどなど。
試乗して、メカニックに持っていてチェックを受けて、こっそり買いかなぁと相談すると、買いだね!と言ってくれたのも手伝って購入しました。
どうしても欲しかったんです。
翌日からマウントクックに行く予定があったのです。
ちなみにこの時車を売ってくれたイタリア人とは2年後一緒にベトナム旅行に行くという、ひょんな出会いとなりました。
出会いってすごいですね…。
HONDA オデッセイ L
(2000年)
走行距離25万キロ
約24万円程度
トラブル① 窓の亀裂
購入前から窓に小石がぶつかったような傷があったんです。
暑い日が続いたせいかはわかりませんが、ある日見てみると真横に一直線、亀裂になっているではないですか。
ガックリ…
しかも間もなく車検(勘違いだったんですけど)なのに、これでは車検が通らない!
家のオーナーに相談すると、
「小石の傷の時に詰め物しとけば亀裂は走らなかったのに!」
と言われましたが、時すでに遅し。
車の窓ガラス専門店に持っていき張り替えてもらうことにしました。
張り替え作業後、車を引き取り帰宅。
よくよく見ると少しガラスが浮いている…
これはいかん!
すぐにお店に電話して事情を説明。
数日後再度車を持っていきました。
浮いているから直してほしいと説明したところ、直したくない彼らは
「浮いていても問題ないよ。雨は入ってこないから。」
え、そういう問題ですか…?
再度直すように依頼すると
「これはシールが浮いているだけだから、ドライヤーを当てれば大丈夫だよ。」
と言ってドライヤーを当てましたが、直らず。
ようやく張り直してもらえました。
費用¥25,500
トラブル② 勘違いの車検
窓が直ったので早速、車検に持っていきました。
(車検のことをWOFと言います)
ブレーキパッドを取り替えないと車検は通せないと言われてしまいました。
いかに安く修理するかを検討した結果、ネットで部品を取り寄せ自宅で付け替えようということになりました。
無事付け替えが済み、車検も通りました。
意気揚々と日付が新しくなった車検シールをチェック…
ん?
日付新しくなってないじゃん!!!
困惑する私と彼…
あ…
これは…
車検じゃなく、レジストレーションだ!!!
そう、有効期限が迫っていたのはレジストレーションという車の登録料だったんです。
(REGOと言います)
車検はまだまだ先でよかったのです!!
まぁ、いつかは受けるものだしね…先に済ませたということで…
ちなみにレジストレーションはネットで簡単に更新できます…。
費用
窓の修理¥25,500
車検¥5,000
レジストレーション¥3,800
トラブル③ クーラントの漏れ
ある日車の下に水たまりができていることに気づきました。
触った感じもにおいもオイルではなさそう。
エアコンかけてたから水が出てるのかなーなんて思っていました。
液体漏れは収まらず、運転中にエンジン温度が急上昇!
オーストラリアの悪夢再び!!
車を停め温度が下がるのを待ってから、だましだまし運転して帰宅。
これこそクーラントの漏れだろう!
クーラントの漏れをネットで調べて、パイプに傷がある場合漏れることがあるとわかり、修復液を購入しまた。
しばらく様子を見ることとしました。
祝日にちょっと小旅行しようということになり、クライストチャーチで2泊3日することにしました。
片道6時間。
念のため水を持ち歩くことに。
停車するたび車の下をのぞき込んでいました。
液体漏れは止まっていない様子…
ということはパイプの傷じゃないのかもしれない…
費用¥1,500
トラブル③ ウォーターポンプの故障
クライストチャーチ到着後、メカニックに持って行き見てもらいました。
「これはウォーターポンプが壊れているよ。交換だね。」
うぉーたーぽんぷ?
直してほしいと伝えたところ、
「今日はもう予約でいっぱいなんだ。近所のメカニックを紹介してやるよ。」
その後数軒のメカニックを回りましたが、どこも予約でいっぱい。
作業時間がかかることと、翌日が祝日なこと、私たちはクライストチャーチに住んでいないので、翌週などは無理なこと
即修理は不可のため、なんとかクイーンズタウンに戻り、メカニックに持って行くこととしました。
走行中はどのくらいの液体漏れをしているのかわからないので、
こまめに停車→温度が下がるのを待つ→水を投入
を繰り返しながら走行しました。
※温度が下がる前にクーラントのキャップを開けると危ないそうなのでご注意ください。
なんとかクイーンズタウンに到着し、メカニックへ。
ここも予約いっぱいな上に、部品をオーダーしてからの修理になるので時間がかかるとのこと。
基本的にメカニックは混んでます。
必要がある場合は早めの予約がいいです。
部品のオーダーは自分たちでするから届いたらすぐ直してほしいとお願いしました。
工賃が結構かかるので、ウォーターポンプのすぐ近くにあるキャムベルトの交換もしてしまおうということになりました。
このベルトが交換済みだと売るときにも売れやすいですし、自分で付け替えられる場所にないのでメカニックでついでにお願いしました。
ここでTinkrの出番。
車に必要と思われるものをいろいろ購入。
メカニックに持っていき交換をお願いしました。
車が修理中の間はヒッチハイクでお買い物に行っていました。
液体漏れは無事修復!!!
やっぱりメカニック!
費用
部品¥20,000
工賃¥32,800
トラブル④ バッテリー交換
秋に3週間ほど有給を取り、日本に帰国しました。
3週間の有給なんていうのはニュージーランドでは普通です。
いいことです。
ニュージーランドに戻ってきてしばらくしてから、ダニーデンという街に旅行に行くことにしました。
片道3時間40分ほどの場所です。
当日の朝、車に乗ろうとキーを回すと…
エンジンが動かない…
動き出す気配すらない…
バッテリー上がりだ!
(ちなみに英語ではバッテリーがフラット(平)になったと言います。)
長期間乗らなかったし寒かったからだろうと考え、とにかくジャンプコードを探すことにしました。
当時の家の隣がオートキャンプ場だったので上に、知り合いが働いていたのでレセプションに助けを求めました。
ちょうどその友達が出勤してきて、ジャンプコードあるよーと貸してくれました…
なんとかダニーデンに出発。
そのくらいドライブすればバッテリーもチャージされるだろうと思っていました。
実際、ダニーデン旅行は全く問題なく車が動きました。
しばらくして、私たちはお引越しすることにしました。
当日、荷物を載せ込みいざ!
無音…
バッテリー上がり再び…
またジャンプコードでスタートし、引っ越しを終えてから、いよいよバッテリーを交換しようということになりました。
これは自宅でできるだろうということで、おなじみになったTinkrでバッテリーを購入し、ついでにエアフィルターも交換することにしました。
バッテリーが届き、近所の友達が助けに来てくれてバッテリー交換がスタート。
あれ…?
なんか、バッテリーのサイズが…大きい…
Tinkrにメールで問い合わせましたが返信がないので電話をすることに。
「あーたまにあるんだよね。日本からの輸入車だと小さいバッテリーのことがあるんだ。」
こういうことにいちいちマニュアルに基づいた動きをしないところがニュージーランドっていいなって思います。
とにかく、彼が間もなく1か月かけてニュージーランド南北をロードトリップ(車で旅行)する予定なので、すぐに新しいバッテリーを送ってほしいと依頼。
ただ、バッテリーって重たいので送料もかかるんです。
返品するのにも送料かかっちゃうなぁ…という話になり
「じゃあ、新しいのはとにかく送るから、返品する方はロードトリップでオークランドに来た時に直接届けてよ!」
いいのか?私たちを信じちゃうのか?
ということで、すぐに新しい小さいバッテリーを送ってもらい交換し、返品は直接持ち込みました。
ニュージーランドを離れることを決め、出国1か月くらい前から車を売り始めました。
Facebookのローカルグループで購入希望者が何人か見つかり、そのうちの一人が買ってくれました。
その子もメカニックでチェックを受けたいということで、メカニックに持っていき、ブレーキパッドやエンジンオイルの不足、いくつかの注意があり、売却希望価格からその修理代を差し引いた金額で売れました。
その金額は買った時と同じ金額約24万円。
ということで、ニュージーランドの車は無事
売却!!
購入¥240,000
窓¥25,500
車検¥5,000
レジ¥3,800
修復液¥1,500
ウォーターポンプ等¥52,800
バッテリー¥12,000
△売却¥240,000
合計¥100,600
車を買うといろいろストレスもかかります。
日本より簡単に安く買える車も多いオーストラリア、ニュージーランド。
その分自己責任も大きくなるので、どういう車をどうやって買うのかは重要なポイントになります。
好きな時に好きなところに行けるメリットも大きいです。
私は行かなかったんですが、彼はロードトリップで1か月かけてニュージーランドを南北横断していました。
それもワーホリの醍醐味の一つという方はぜひ、車で回ってみるといろんなものが見られます。
自分の好きなこと、やりたいこと、予算、環境を考えながら決めていただきたいと思います。
経験者の一例として参考にしていただければ幸いです。