韓国行きの航空券ってどこが安いの?
旅費を抑えて楽しむにはどうしたらいいの?
往復航空券20,500円で韓国旅行をしてきたMiya (@tabitinfo ) が解説いたします。
韓国は旅行しやすい国
①近い
片道約2時間40分(札幌から)で到着できる距離にあり、時差もありません。
国内線感覚で行けるのも魅力の一つですね。
短い休みでも気軽に行けます。
②安い
物価は日本より少し安いです。
年々上がってきているので、タイやベトナムのようにすごく安いとは感じませんが、日本よりは安いので魅力的。
③おいしい
韓国料理が好きな人にはたまりませんね!
独自の食文化が強い韓国なので、食べ物も旅の楽しみになります。
辛い食べ物はもちろん、さっぱり系やスイーツまで種類が豊富で飽きません。
④日本語表記が多い
ソウルへ行けば日本語で話しかけられることがたくさんあります。
日本の韓国旅行ブームのおかげで、お店で働く人や看板、メニューなどに日本語が取り入れられ、語学の壁を理由に海外旅行に不安がある人には行きやすい国になっています。
⑤漢字が使われている
韓国と言えばハングル!ですが、実は漢字も多く使われています。
地名などに使われていることも多く、駅名などを見る時に漢字で覚えられるので移動しやすいです。
航空券が激安
距離が近いので移動時間も短く、航空券の料金が安いのが魅力。
特に近年はLCC (ローコストキャリア)の登場でさらに安くなっています。
今回利用したのはイースタージェット (Easter Jet) というLCCです。
なんと往復…
20,500円!!!
国内線かと思う安さ!
何それ…大丈夫なの…?
と思うかもしれませんが、大丈夫でした!
安くするポイントは、荷物を7キロ以下にすることです。
預け荷物なしのチケットです。
普段23キロのスーツケースで旅行している人には不安に感じる量かもしれませんが、必要な物に絞って荷造りすれば十分な量です。
夏だったので洋服もあまり持っていかなくてよく、そもそも2か月間7キロで旅した私たちにとっては簡単なことでした。
不安な人は事前に自分が持っていくものを計りで計ってみるといいです。
私は自分が旅に持ち歩くもの(例えばカメラや充電器、服や化粧品など)をすべて計って重さをエクセルに書き出しています。
32リットルのバックパック満杯で7キロくらいになります。
韓国旅行は5キロ以下の荷物で十分でした。
チケットの予約
どこのチケットが一番安いかWebサイトでチェックして一番安いものを選びます。
スカイスキャナーがおすすめ
たまにLCCではない大韓航空が安いときもあるので、一度スカイスキャナーという航空券の比較サイトで最安値をチェックしてみましょう。
LCCのイースタージェットとジンエアーが格安です。
どちらの航空会社とも予約手続きをしたことがありますが、パソコンの設定によっては予約画面がすすまないことがあるのでお気を付けください。
ポップアップブロックやアドブロックを設定していることが原因でした。
うまくいかないという人はこのロックを一時的に解除して進みましょう。
どちらの会社とも日本語に切り替えることが可能です。
しかし、ところどころハングルで表示されることがあります…
ジンエアーは電話での問い合わせがソウルにあるのもちょっと大変です。
イースタージェットは電話で問い合わせたことがないのでわかりません…
LCCのおかげでいろんな国に安く行けるようになりました。
私はよく使います。
不安な方も多いと思うのでLCCに乗るときの注意点を書いておきます。
①絶対時間に遅れない
遅れた場合、容赦ないです。乗せてくれません。
別のLCCに乗った際に見かけたのですが、遅れて来た乗客がカウンターでバッサリと断られていました。
1度ではなく2度見たことがあります。
お客さんの方は2組とも激怒していましたが、毅然とした態度でお断りしていました。
お願いすれば何とかなら…ないです!!
②荷物重量はオーバーしない
オーバーした場合、追加料金がかかるんですが、これがめちゃめちゃ高い。
追加料金が航空券の金額を超えることもしばしば。
サイズ、重量ともに絶対にオーバーしないこと。
預け荷物がある場合はその重さを予約することができます。
通常、航空券の予約時に同時に預け荷物の予約をするのが一番安く、のちの追加予約すると少し高くなります。
当日チェックインカウンターで申し出るのが一番高くつきます。
これも他のLCCを利用した際に、手荷物検査場の手前にいる係員に手荷物を計りに乗せるように言われたことがあります。
オーバーしていた人はカウンターに戻されて、追加料金を請求されていました。
ちょっとオーバーしそう…という人はできるだけ身に着けて行くのがコツです。
身に着けているものは重量を計りませんので。(コートは着る、靴は一番重たい靴を履いてサンダルをバッグに入れるなど)
③機内用の娯楽準備
スクリーンがないまたは使えないので(有料で使える場合もあります)機内で読む本や、ノートパソコンでみる映画などを準備をしておきましょう。
おすすめはキンドル。電子書籍です。
本より軽くて小さいのに、何千冊も収容することができます。
④機内用の飲食物準備
機内食が出ないので食べ物は自分で用意しましょう。
ジュースなども出ないので用意するのですが、機内持ち込みの荷物には液体物の制限があるので、手荷物検査を過ぎてからあるお店で購入しましょう。
飲食物も有料で販売されますので、機内で購入してもいいです。
航空会社ごとにルールが違うので提示されたルールをきちんと読み守りましょう。
LCCはルールを守らないと高くつきます。
LCCの多くは、チェックインカウンターにいた係員が、その後搭乗手続きのところにもいたりします。
人件費削減してるんだなーと思います。
なので、ルールを守らず手間がかかることができない、する場合は手数料をいただく、ということなんだと思います。
ルールさえきちんと守ればとっても安く移動できるのでお勧めです。
当日の流れ
空港行きのバス
札幌から新千歳空港までは空港連絡バスを利用します。
麻生からバスが出ていて、片道1,030円です。
4回券というものが券売機で販売されていて、3,710円。
彼と二人旅なので、二人で往復すれば4回券がちょうどいい。410円お得です。
新千歳空港国際線ターミナルで下車。
チェックイン
預け荷物がない場合、キオスクという機械があればカウンターに行かなくてもチェックインが可能です。
列に並ぶ手間も時間も省けて便利。
残念ながら新千歳空港にはキオスクがないので、カウンターに並びます。
結構混みあってますので時間に余裕を持っていきましょう。
持ち込み荷物も重さをチェックされます。
先ほど言いましたが、重量オーバーしないように気を付けましょう。
高い追加料金がかかります。
搭乗の放送がかかったら乗り込みましょう。
私が乗ったときは最初に韓国語で案内があり、その後日本語で案内があり「日本の空港なのに!?」と驚きました。
機内は少し狭めですが、特に何も問題はありませんでした。
スクリーンはなく、安全の案内はフライトアテンダントが通路で実演してくれます。
乗客は90%以上韓国人でした。
すでに韓国に到着した気分。
機内食は出ませんが、お水が配られました。
LCCでは初めてお水をもらいました。
仁川空港まで大きく遅れることなく問題なく到着しました。
空港から市街地へ
空港鉄道が便利!
この鉄道で街の中心部まで行けます。
韓国は公共交通機関が整備されていて移動が便利で安いです。
その移動で欠かせないのが
Tマネーカード
デザインによってカード本体の料金が変わります。
鉄道の乗車券を買う券売機の横に、自動販売機がありTマネーカードが販売されていました。
このカードにチャージし、SuicaやIcocaのようにタップして使います。(北海道はKitacaと言います)
韓国の交通機関は料金が安いのであまりたくさんチャージしなくていいです。
千円くらいチャージして、無くなったらまたチャージすればいいです。
カード社会の韓国ですが、Tマネーカードのチャージは現金のみとなっているので気を付けましょう。
WiFi
いろんなところでWiFiが入るから大丈夫だよーと聞いていたのですが、空港鉄道ではWiFiが入りませんでした…
しょっぱなから移動方法が分からなくなると焦るので、事前に宿までの移動方法は調べておきましょう。
また、韓国はGoogleマップの情報が少ないです。
場所が表示されないのもありますし、徒歩での移動時間の目安が出なかったり、交通機関の経路が正しくなかったりしました。
ご注意ください。
宿も激安
短期旅行の場合は、行きたいところがありすぎて宿にはシャワーと寝るために戻るだけということも多いのではないでしょうか。
今回の旅の最低条件は、明洞に近いこと、部屋にシャワーとトイレがあること、エアコンがあること、個室であること、WiFiがあることでした。
そこで予約したのがこちら
二人一部屋で4,000円ほどなので、一人2,000円。朝食付き。
十分です。
良かったことは上記の条件をすべて満たしていたことと、WiFiがサクサクだったこと。
マイナスポイントは部屋は狭く、なぜかテレビをつけるとブレーカーが落ちること、トイレにトイレットペーパーが流せないこと(韓国では結構あります)
数年前に行った時よりだいぶトイレに流せるようになってる気がするけど、建物によってはまだ流せないところもあるようです。
朝食付きですが、食べなかったのでどんなものかはわかりません。
満足満足。
市街地から空港へ
エアポートバスの利用
帰路、空港へ向かう場合も空港鉄道が便利!
ただ、早朝便の場合、空港鉄道の始発が朝6時のため間に合わないこともあります。
私の帰国便は7時30分だったので、空港鉄道では間に合わない…
そんな時はエアポートバスがおすすめです。
路線も時刻も様々ですが、明洞に宿泊している場合は4時35分発の6015便というバスがあります。
バス停の様子
バス
料金は現金だと15,000ウォン (1,480円)、Tマネーカードだと1,4000ウォン (1,380円) で乗れます。
Tマネーカードで支払う場合は、乗車時のみタップすればよく、下車時はタップ不要です。
車内の様子
リュックくらいなら、ひざのところに置いてもゆっくりできるくらいのスペースがあります。
乗車率は50%くらいでした。
満席で乗れなかったらどうしよう!!と思っていましたが、問題ありませんでした。
所要時間はターミナル1まで80分と書いてありますが、実際は60分程度で到着しました。
早朝は渋滞がないので早く着くことが多いそうです。
エアポートバスの注意点
このバスを早朝に利用するときは下記の2点にお気を付けください。
注意点①
バスが予定時刻より数分早く来て、定刻前に出発したので、10分くらい前から待っていた方がいいと思います。
注意点②
バスを待っている間、何台かタクシーが停まり、空港までバスの料金で連れて行ってくれると言われました。
空港タクシーと書かれた手作りのステッカーが貼ってありました。
のちに調べたところ、空港に到着するともっとお金を払わないとおろしてもらえないという詐欺があるそうです。
ポイントさえ押さえれば、簡単に安く行ける韓国旅行。
ちょっとまとまったお休みが取れそうな時に、足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
私は出発3日前に航空券の手配をしましたが、こんなに安く行けました。
思い付きでも行けてしまう、そんなお手軽な韓国旅行、おすすめです!