国際恋愛 お付き合いのきっかけ
こちらの続きです。
バンクーバーを去った後
バンクーバーを離れ、1か月ほどかけてモントリオールとトロントを満喫していました。
ニュージーランドワーホリ中にルームメイトだったニックと再会し、メープルの紅葉を見た、モントリオール。
オーストラリアワーホリ中に知り合ったバーバラアンと再会しナイアガラの滝を見た、トロント。
毎日とっても楽しかったです。
バンクーバーを離れた当初、ジョーからは頻繁にメッセージが届いていて、できるだけ返していましたが、返信が滞ることもしばしば。
特別ジョーに興味がなかったのとあまり返信がマメではないので、ジョーから「miss you」という曲が添付されたメッセージが送られてきたのに聴きもせずに返信もしませんでした。今でも当時のことを思い出して文句を言われることがあります…。
私としては
「友達にもmiss youくらい言うだろう」
と軽く考えていました。
※友達でも返信くらいした方がいいですよね…
次にどこに住むか迷っていたので、カナダの東側を旅してみて考えようと思っていました。
しかしモントリオールでもトロントでも、これから来る冬がどれだけ厳しいかを聞き完全にビビってしまいました。
「マイナス20度もあるよ~」
なんて言うんですよ…ぶるぶる
ということで、カナダで一番暖かい冬が過ごせるバンクーバーに戻ることにしました。
バンクーバーに戻る
バンクーバーにいる友達に
「バンクーバーに戻るよ~」
と連絡。
もちろんジョーにも。
するとジョーから
「バンクーバーに戻った当日に早速会おう」
と連絡が来ました。
それが初めて二人だけで会った日です。ごはんを食べて、私が泊まっていたホステルのバーで飲んで解散しました。すごく普通。
私はホステルに泊まりながらバンクーバーで部屋探しをし始めました。と同時にすぐに見つかり、楽しいシェアハウスに入居することができました。
ハウスメイトがとても楽しい人たちで、オーナー不在の自由な家だったので、よくジョーも誘ってみんなで飲んだり食べたりドラマを観たりしていました。
日本人、インド人、イラン人、チリ人とイギリス人のジョーで連日わいわい。
そのうち毎日ジョーがシェアハウスに入り浸るようになりました。
「もしかして…好意を持たれているのか…?」
と思う言動は何度かありましたが、私がいないときもジョーはみんなと仲良くて他のシェアメイトと映画に行ったりしていたので、別に私だけを訪ねてきているという感じではなく「この家が好きなんだろうな~」と思っていました。
そして、ある日、ジョーは気づきました。
私に気になる人がいることを。
気づいた瞬間、とっても不機嫌になりシェアハウスを出ていき私は混乱。理由を聞くと、
「君が誰とデートしようと僕は何も言えないけど、実は友達以上に思っているんだ。」
と打ち明けられました。
私はジョーのことは人として好きだけど、恋愛感情なのかよくわからなくて悩んでいるうちに、ジョーは「もう好きだと言ってしまったから隠さなくていいや~」とどんどん積極的になっていきました。
また毎日入りびたりが始まり、仕事先にも送迎してくれるようになり、気づいたらジョーのペースで時間が流れていきました。
本人も自分で
「僕はストーキングがうまいんだ」
と言うほど、メンタル強めでくじけずつきまとう姿に、徐々に私にも気持ちが湧いてきたころ。
↓これはマルタでジョーのストーカー気質が証明された話。
気持ちがはっきりしないうちに、私はニュージーランドで働いていた前職に戻ることになりました。(カナダの前、ニュージーランドでワーホリをしていました)
遠距離恋愛で大失恋をしたことがある私は、気になっていた人ともジョーともお付き合いすることなく旅立ちました。
ニュージーランドへ
私がニュージーランドへ旅立ち、数日後ジョーはクリスマスを家族と過ごすためにイギリスに帰国しました。
そして数日もしないうちに、クリスマス明けにニュージーランドに来たいという連絡が来ました。
6か月しか滞在しないから短期でフラットをシェアしようと。
ニュージーランドは複数人でのフラットシェアが普通なのでOKし、フラットを探していると、
「ニュージーランドに行ったらガールフレンドって呼んでもいい?」
と連絡が来ました。
ジョーのことは気になり始めていましたが、まだぼんやりとした気持ち。
でもフラットもシェアするし、6か月間だけだし付き合ってみようかなぁ~とお試し気分でOKしました。
ビビビッとか運命とかを感じる始まりではなく、なんとなーくで始まったんです。
ジョーがニュージーランドにやって来た
ジョーがニュージーランドに到着して、お付き合いと同棲が同時にスタートしました。
ジョーがニュージーランドに来た時の荷物の話↓
最初は分かり合えずによくケンカしました。
私はジョーの皮肉っぽいジョークが嫌いで、何度かキレました。
イギリス人は皮肉っぽいジョーク(サーカスティックといいます)が大好きですが、私はそれがとっても失礼に聞こえました。真顔でジョークに聞こえないようなことをツラっと言う感じです。
「それって、ジョークと言うより嘘か悪口じゃない!?」
と言うと、
「イギリスでは皮肉っぽいジョークがうけるんだよ。」
と言われ、文化の違いなのか…と悩みました。
※今は少し慣れてきましたが、私と会話するときは意識的に減らしてもらっています。
そんなジョーはケンカした時の私の怒り方が感情的過ぎてドン引き。
「怒り返してほしいのかもしれないけれど、君の怒りに見合うような怒り方はしないよ。」
などと冷静に言われて余計むかついたのを覚えています。
今はジョーのロジカルな考え方の影響を受けて、怒る前になぜ嫌だと思ったのかを分析して説明できるようになりました。
周りの友達にも助けてもらいながら少しずつ歩み寄り、今は怒ることも悲しいことも含め、お互いのいろいろなことを分かり合えるよき相談相手・理解者になってきたかなぁと思います。
※今でもケンカしますが…
6か月の滞在と言っていたのも気が変わったらしく、そのまま1年以上ニュージーランドにいました。
ニュージーランドを出た後も、一緒に旅をしながら暮らしています。
日本を含め数か国周った後、マルタに1年弱住み、また移動する生活をしています。
そして今に至るまで、結局一緒にいます。
きちんと問題と向き合ってくれて、解決策を考えてくれて、どんな風になりたいかどんな風に生きたいかを話し合ううちに、ぼんやりした気持ちがしっかりとした気持ちに変化してきました。
なんとか仲良くやっております。
そんな私たちの日常を4コマまんがにしています。