- オーストラリアのタスマニアのチェリーピッキングが稼げるって噂を聞いたけど…本当なの?
- 仕事をもらうのが難しいって聞いたし
- タスマニアって寒いんでしょう?
- ナイジェルって誰なの?
ワーホリ中タスマニアでチェリーピッキングの仕事をしたMiya (@tabitinfo) がその疑問にお答えします。
タスマニアでチェリーピッキング
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タスマニアドリーム
そんなドリーム聞いたことない?
知っている人は知っている、タスマニアの別名チェリードリーム。
タスマニアチェリーは紫と言っていいほどの深い赤色のサクランボ。
実は大きくて味も濃厚。
アメリカンチェリーと言う名前で日本で売っているものとは、見た目は似てますが全く違います。
違う食べ物と言っても過言ではないです。
そんなおいしいチェリーが、オーストラリアでは高級な果物として販売されています。
それを収穫するお仕事が今回ご紹介するチェリーピッキング。
サクランボ狩りです。
農場で1日中サクランボを収穫するお仕事なんですが、お給料がいいんです!
中には日給3万5千円くらい稼ぐ人も…
そんな仕事が有名にならないはずがなく、日本を含め各国のワーホリさんがこぞって働きに来ます。
そこをビジネスにするバックパッカーが「滞在者にはチェリーピッキングの仕事紹介するよー」なんて言って人を集めます。
タスマニアにはチェリー色に活気づく、そんな季節があるのです。
あまり情報が多く出回っていなく、体験談ブログを情報源にする人も多いのではないでしょうか。
体験談は人それぞれ、運や時期にもよるので、私の例をここに書いていきましょう。(2014年~2015年)
なぜチェリーなの?
①作業がラク
しゃがまなくていいんです。
チェリーって人が立っている高さ以上のところに育つので、イチゴのようにしゃがんで収穫する必要がないんです。
これは早朝から1日中収穫作業をするピッカー(収穫する人)にとっては、体力的に相当違います。
②粒が大きく箱を満たしやすい
タスマニアのチェリーは大きいので箱が一杯になりやすいんです。
1箱いくらと決まっている出来高制の仕事では、いかに早く箱を満杯にするかが超重要!
チェリーは箱の単価が高く、一杯にもしやすい最高の果物なんです。
③お給料がいい
これが一番!
スピーディーに収穫できて、箱を満たしやすいのでお給料がいいんです。
高級フルーツのチェリーだからこそかもしれません。
チェリーピッキングの仕事の見つけ方
すでにいろいろ情報収集している人は気づいたはず。
どうやらチェリーピッキングの仕事をGETするのはとてつもなく大変らしい!
そう、各国のワーホリさんに人気のこの仕事は競争率が激高です。
仕事が見つからなかった人も少なくないです。
見つけた人はどうやって見つけたんでしょうか?
3つの方法をご紹介します。
バックパッカー
タスマニアには、仕事を紹介してくれるバックパッカーがあります。
ワーキングホステルと呼ばれます。
滞在するとファームジョブを斡旋してくれるんです。
12月頃にワーキングホステルに滞在する人は、ほぼ100%チェリー狙いです。
チェリーが熟すまでの期間、イチゴやリンゴなどの果物の仕事を紹介してくれ、時期が来ると長く滞在している人から順にチェリーを紹介するという流れ。
「チェリーの仕事を逃したくないから早めにタスマニアに来たけど、待っている間無給はつらいから他の果物でもやっておこう」
ということです。
行ってみるとわかりますが、みんなギラギラしてます。
チェリーのチェの字でも言おうもんなら、「何何何か情報持ってるの!?!?」と飛びかかってくる勢い。
ワーホリ中、一番金金した人間に囲まれた期間でした。
車を持っているということもファームで働く上で重要。
「車持ってるの!?!?」と飛びかかってきます。
タスマニアでチェリーピッキングが有名な数か所のうち、北のデボンポートと南のヒュオンビルでワーキングホステルに滞在しました。
北;デボンポート
(Devonport)
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ここにあるTasman Backpackersというバックパッカーに滞在しました。
問い合わせを送ったところメールで返信がありました。
「最後の1つのベッドが空いてるよ!料金は週130AUD。」
ホントかい?最後だよ詐欺では?
と思いつつ行ってみると確かに満員に近いようでした。
その数なんと130人。
昔病院だったのかな?という印象の施設です。(多分そうだと思う)
広くて割と清潔で、バックパッカーとしての質は悪くないです。
しかし滞在期間3日でここを出ました。
(出て行ったのは12月26日のこと)
なぜかというと、待ってもチェリーピッキングの仕事はないと察知したためです。
他の滞在者やバックパッカーのレセプションとの情報交換から見えたことは、チェリーに就けるのは20%程度の人。
滞在者は130人。つまり26人くらいしかチェリーできないじゃないか。
一番最後に来た私はまず無理だなと察したのです。
身勝手ながら他の果物ピッキングの仕事は一切やるつもりがない私は、目標を達成できない場所にいる意味がないので即立ち去りました。
その時連絡したのがヒュオンビルにあるバックパッカーLittle Devil Backpackersでした。
そちらはレセプションの人から「95%の人がチェリーピッキングの仕事に就ける」と言われたのです。
一番最後に来た私がとっとといなくなり、何か情報つかんだに違いない!と思われたようで、
「ヒュオンビルの情報教えてね!ギラギラ」
と言われました。
後にヒュオンビルでチェリーピッキングを始めることができたのでそのことを伝えたところ、やはりデボンポートではチェリーには就けなかった返信が来ました。
すごく長いこと待ってたのにかわいそう過ぎる!!
何か月もチェリー待ちしていると、そのワーキングホステルを離れることがリスクのように感じるのだと思います。
その気持ちもわかりますよね。
でも、離れる勇気も大切なんだなって思いました。
南;ヒュオンビル
(Huonville)
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超有名なLittle Devil Backpackers(以下デビル)に滞在しました。
リンクはこちら Little Devil Backpackers
ここの存在はタスマニアのチェリーピッキングを調べた人ならまず知っているはず。
有名と言っても悪名高いんです。
最悪と言っている人のブログと、最高と言っている人のブログがあって、どちらが正しいの?と困っているあなた。
解答;どちらも正しいです。
これは個人の好みではっきりと分かれます。
私の好みではないです。
一番の理由はキャンプサイトだったからです。
屋内もあるんですが、この時期はすぐ満室になります。
キャンプサイトしか空いてませんでした。
屋内に泊まれたらマシだったかもしれない。
キャンプサイトは居心地最悪でした。
①寒い
夏と言えどタスマニアは寒い。
寝袋だけでは凍えるほど寒い。
②寝心地が悪い
その上地面は硬いので腰が痛い。
エアマットを購入しましたが、それでも寝心地は悪い。
③雨におびえる
雨が降るとテントは頼りない…
④キッチンが劣悪
キッチンに共用の食器や調理器具はありません。
包丁まな板を含め全て自分で購入する必要があります。
置きっぱなしにすると盗まれるため全食器(フライパンや包丁含む)をテントに持ち帰らなくてはいけませんでした。
そしてキッチンは異常なまでに汚いです。
⑤バスルームが劣悪
100人以上はいたと思いますが、トイレが4個くらい、シャワーが有料な上2個くらい…
⑥Wi-Fiはほぼつながらない…
⑦安くはない
こんな劣悪な環境で週110AUD
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オーストラリアの法律がわかりませんが、違法なんじゃないかと思うくらい施設設備が悪いんです。
↑のようなことが、ワーホリしているうちに平気になったって人いると思うんです。
そういう人にとっては友達もできやすいし、でっかいキャンプグループみたいに楽しめると思います。
それがなじめない私みたいな人にはしんどい!
ここもデボンポートのワーキングホステルと同じで、チェリー待ちの人が他の果物を収穫しながら暮らしています。
ほぼみんなチェリーの仕事をもらえるということで、デボンポートよりはギラついてなかったです。
それでも実際に仕事をもらえるまでは、私を含めみんなから焦りと不安が感じられました。
私は12月26日に到着したので、かなり遅い方。
一番最後なんじゃないかとすら思っていました。
そんなことなかったです。
その後も続々と人が増えました。
実際ここでチェリーピッキングの仕事をもらいました。
むしろほぼ全員、1月に来た人ですらチェリージョブをもらえました。
11月から待ってる人は何のためだったんだろう…と言ってました。
年末に派遣会社のPeople co.の登録会が実施されました。
この派遣会社からファームが紹介されます。
このワーキングホステルが直接ファームを紹介してくれるわけではないのです!
それならデビルに泊まらないで、直接派遣会社に登録した方がよかったんじゃ…
初めてのチェリーピッキングの仕事は年始1月2日でした。
いよいよ始まったチェリーピッキングの仕事にみんな浮かれました!
そんな中、私はファームジョブが合わないのとテント暮らしが嫌で疲れも取れないので、2日目にして辞めようかと悩んでいました。
そんな時に同じファームで働く、ワーキングホステルには滞在していない日本人カップルに出会いました。
彼女たちはたくましくって、共用のはしごを独り占めしてなかなか貸してくれないフランス人の男の子に困ってた私を助けてくれ、かなり強めに文句を言ってくれました。
それをきっかけに話すようになり、彼女たちはワーホリ2年目で自分で直接ファームに行って仕事をもらったと言っていました。
私が仕事を辞めようと思っていることを話しテント暮らしがとにかくつらいと言うと、自分たちが住んでいるシェアハウスに引っ越しておいでと誘ってくれたのです。
住環境が変わるなら仕事を続けてみようかな…と思いなおし、バックパッカーに相談することにしました。
「テント暮らしが辛いから出たいんだけど、仕事は続けたいんだよね。」
「いいけど、残りの宿泊料もボンドの200AUDも返さないよ。」
ということでデビルを出ました。
おかげで仕事は続けたまま、住環境を変えることができました。
このシェアハウスにいる人はほぼ全員チェリーピッキングをしていて、自分で農場に飛び込み仕事をGETしていました。
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直接農場に行く
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シェアハウスのみんなが見つけたように、直接言って雇ってくださいという方法も一般的です。
その場合、車を買う必要があります!
後々売ればいいので、思い切って買ってみたらいいと思います。
それからその日から働けるくらいの気持ちで行った方がいいです
私も飛び込みで行ったことがあって、その時に「今から働ける?」と言われ用事があったので後日で直すと言うとそのまま断られてしまいました。
参考までにタスマニアのチェリーファームを数件ご紹介します。
他にも日本人経営のチェリーファームなんかもあります。
住居も提供してくれるそうですが、他ファームに比べて給料が安めです。
そこに行った子が後悔してました…
この方法が一番いい!
ナイジェル
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この人についても知っている人は知っている。
噂の男です。
仕事を紹介してくれるおじさんです。
ネット上にはいろいろ恐ろしい話が書かれている彼です。
実はタスマニアに到着してすぐにファームジョブをゲットしました。
それがこのナイジェルの仕事でした。
当時私はホバートにあるThe Pickled Frogというド緑色のバックパッカーに滞在していました。
The Pickled Frog をBooking.comで見る
そこで同じ部屋になった日本人の女の子5人組がナイジェルと仕事をしていると言うのです。
ネットで聞いたことがあるけど実際どうなの?と聞くと、良くはないけどそんなに悪くないとのこと。
じゃあ、やってみようかな…
ということで、連絡先を教えていもらいメッセージを送ると雇ってもらえることになりました。
- 時給 21.38 AUD
- 何のファームに行くかは当日までわからない
- 送迎バスに乗る場合は1日6AUDを払う
初日はなんとチェリーファーム!!
えー!しょっぱなから念願のチェリー!?!?
収穫ではなく、大きくなりすぎた実を落とす作業。
送迎バスに乗り、ファーム仲間に注意事項を教えてもらう。
- アジア人女子しか雇わない(過去に男子ともめたことがあるからで、いやらしい意味はありません)
- 作業中の私語禁止
- 英語以外の言語は使用禁止
- 遅刻厳禁
- 側近のアジア人女性に対しても同様(彼の側近がいて、日本人だと思います)
上記を破ると即クビ!
みんな無言でキビキビ働き、どこか怯えている…
ちょっと他の人より長く働いている子が、作業が遅い子を自主的に注意したりする学校?軍隊?のような雰囲気。
噂は嘘じゃなかったー!!!
しかし何か腑に落ちないぞ?
タスマニアドリームのチェリーなのに何か変だぞ!?!?
そう、時給なのです!!
違う違う!!!!
私は出来高制のチェリーピッキングをしようと思っていたはずだ!!
どどどど、どうしよう。
スタートしてしまったし、出来高制のチェリーを見つけるまでナイジェルのところで働こうかな…
ぼんやりと考えながら翌日も出勤。
翌日は通称ナイジェルファーム
これは彼の私有地だと思います。
そこにはいろいろな野菜などがあり、その手入れをします。
トマトの剪定方法を教えてくれるナイジェル。
あれ?なんかいい人っぽい…
質問すると嬉しそうに教えてくれ、試食までさせてくれる。
あれ??
彼、いい人だと思います。
ただ、数えきれないだけのワーホリさんを雇ってきて、たくさんの嫌な思いもして、ものすごい人数を管理するのがすごく大変なんだと思います。
それがゆえにルールが厳しかったり、言い方がきつかったりして悪く言われてしまうだけなんだなと思いました。
そして考えた結果、やっぱり時給制なのが探している仕事と違うので辞めることにしました。
ナイジェルに謝罪と辞めることをメッセージすることに。
「チェリーシーズン終了後に働きに戻ってきてもいいかな?」
「戻ってくるな!」
想像通り超冷たい返信が来ました…想定の範囲内だぜ…
むしろ2日で辞める私の責任だし、彼はいい人だったので本当ごめん…。
たった2日で辞めてしまった私。
でもちゃんとお給料は振り込んでくれたし、ナイジェル自体は悪い人じゃないです。
時給も悪くはないのでルールの中でまじめに働くのが得意な人や、野菜のことをきちんと学びたい人なんかはナイジェルもありです。
タスマニアへの渡航時期
チェリーピッキングの仕事をGETしたければ11月中にはタスマニアに行くべき!!!と書かれたブログが多くあるので、11月中がいいのかもしれませんね。
実際にいましたよ、11月から来てる人。
結果論ですが、私は12月18日で問題なく間に合いました。
- 12月18日ホバート到着
The Pickled Frogに滞在。ナイジェルのところで数日ファームジョブ。
- 12月22日ナイジェルの仕事を辞める
車を購入
- 12月24日デボンポートへ移動
Tasman Backpackersに滞在
- 12月26日ヒュオンビルへ移動
Little Devil Backpackersに滞在
- 1月2日チェリーピッキング開始
- 1月5日シェアハウスに引っ越し
- 1月14日チェリーピッキング終了
雨の影響で早めにシーズン終了
私の到着は他の人に比べるとかなり遅めでした。
でも1月に到着した人もいましたよ。
タスマニアドリームにあまり期待しすぎない方がいい!
チェリーピッキングの仕事をGETできる保証はない
シーズンが十分な長さある保証はない
ある意味ギャンブルです。
そのギャンブルに11月から来て2か月も待ってると、お金にも心にも余裕なくなって超必死になってしまいます。
その待ち時間を有意義に楽しめる人は11月入りもアリだと思います。
チェリーピッキングって稼げるの?
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稼げます。
私はこの13日間(1日は雨で休みなので実質12日)で 20万円 (1日 200AUD) 以上稼ぎました。
私は作業が早い方ではなかったので、早い人は本当に1日 350AUD ペースで稼いでました。
お給料は出来高制 (コントラクトと言います)
1箱 9AUD (約8~9キロくらい入ります。)
ただ前述の通り、シーズンが短いです。
天候によるので年によってまちまちで、長く続く保証はないんです。
稼いだ合計金額を実働時間で割って時給にするといい仕事と呼べますが、待機時間のことも考慮した方がいいです。
タスマニアと言う島に移動する費用や車を購入することも費用として考えましょう。
私が派遣されたのはAussie Cherriesでした。
雨で早くにシーズンが終わってしまって、働き足りない人は他のファームを探しに行っていました。
パッキングの工場で働く子もいました。
チェリーを詰めるお仕事です。
この仕事はかなりハードみたいです。
キンキンに冷えた冷蔵庫の中で10時間くらいひたすら作業。
時給は22~23AUDということでいいです。
真冬の冬山に行く覚悟で着込んでいった方がいいです。
実際体調を壊している子もいました。
チェリーピッキングの仕事の流れ
朝6時ころに開始です。だいたい日の出くらいの時間です。
支給されているハーネス(箱をぶら下げるために身に着けるもの)に箱を付けて作業開始。
どこのエリアの木を収穫してほしいか言われるので指示に従います。
ファームにはスーパーバイザーと呼ばれるリーダーがいます。
その人の指示をもらいます。
木1本全てのチェリーを取ってから次の木に移動します。
箱が一杯になったら、先に配られている番号のついたシールをチェリーのうちの一つに付けて、一番上の置いておきます。
この箱は235番の私が収穫したんだよと言うマークですね。
これを延々と繰り返します。
トラクターでこの箱を回収する人もいて、リーダーは箱の中に入っているチェリーが商品になるようなものかをチェックしています。
あまりに質の悪いものがたくさん入っていたりすると注意されます。
改善されないとクビになることもありますのでお気を付けください。
チェリーを食べながら作業します。
農薬がかかっているのかもしれませんが、洗って食べる人は誰も言いません。
たくさん食べていると口がピリピリしてくるので食べすぎ注意です。
あとお腹が弱い人は、農場のトイレってぽつりぽつりとしかないので、食べすぎ注意です。
3~4時に作業終了の号令がかかります。
半分以下しか入っていない箱は数えてくれないので、半分または満杯にして終わりましょう。
スーパーバイザーに確認したら半分は0.5と数えてくれるそうです。
作業内容は簡単。
出来高制なのでおしゃべりしてもいいし、休憩も好きな時に取っていいです。
音楽聞きながら収穫してる子もいました。
雨が降ると作業ができないので、何時であろうと作業終了です。
チェリーピッキングの収穫方法/コツ
茎は残す
茎が取れて実だけになってしまったチェリーは収穫できません。
箱に入れず食べるか地面に捨てます。
シングルピッキング
チェリーが2つくっついているとかわいいですよねー。
子供のころ茎がくっついているチェリーを見つけて喜んでました。
しかし、このチェリーピッキングでは2つ繋がっているのは禁止です!!
バラバラで収穫しないとだめなんです!
くっついて収穫したときはちゃんとバラバラにしましょう。
木の芽を摘まない
茎が枝についている部分をプチっと取ります。
枝の部分には根元が残るようにします。
そこから来年のチェリーが育つので、そこを摘んでしまうと来年実らないのです。
ハシゴに上って上のチェリーも収穫する
ハシゴ使うの面倒ですが、1本の木が完了してから次の木に行きましょう。
腐った実や虫食いの実は収穫しない
枝は折らない
当然ですね。
箱は100%満杯にしなくてもOK
9割くらい入っていれば満杯としてくれます。
半分ずつ収穫する
体にぶら下げている箱が半分になったら地面に置いておき、新しい箱を取り付ける。
その箱にもう半分を収穫し、先の箱に移し替えると肩への負担が減ります。
空き箱を持ち歩く
箱が必要になると空き箱を取りに行くんですが、あらかじめ何個か持ち歩いていると何度も往復して空き箱を取りにいかなくて済みます。
何箱収穫したかメモしておく
お給料と照らし合わせて数があっているか確認しましょう。
もし合わないようなら、毎日スーパーバイザーの人と確認してから帰るようにしましょう。
給料をもらった時に過去の箱数について抗議しても取り合ってくれないのです。
指先にテープを巻いておく
指がひび割れしてきます。
痛くて作業に差し支えるのでテープで保護しましょう。
手袋は作業効率が下がるのでお勧めしません。
チェリーピッキングでつらかったことは?
- 最初の仕事探しで東奔西走したこと
- キャンプ生活
- デビルの対応
- そもそもファームジョブ自体
- ギラギラした人たち
特に人がギラギラしてるのが嫌でした
こういう状況になると性格出ます。
収穫スピードが速い人には仕事が荒い人がいます。
芽を摘もうが枝を折ろうが関係ない早さが一番大事と考えていて、どれだけ稼いだかを自慢していて…
こういう人とは働きたくないなーと思いました。
先ほどハシゴを使うのは面倒と言いましたが、これを避ける人がいます。
収穫しやすい木を選んで、背が高い木は飛ばして進む人。
背が高い木に当たったら、ハシゴがないと届かないチェリーを収穫しないで次の木に移る人。
こういうことをされると、スーパーバイザーが来て身近にいる適当な人に収穫するように指示します。
「私じゃないのに!」って思います…
それから先に書きましたがハシゴを独り占めして貸してくれない人。
空き箱を取りに行くのが面倒だからと、他の人が持ち歩いてる空き箱をこっそり盗りに来る人。
番号を付け替えて自分の収穫に装う人。
もうね、残念過ぎる人がいて残念過ぎる。
もちろんほとんどの人はこんなことしないんです。
たまにいるんです。
ずっと待ってたのもわかる、必死なのもわかる。
でも自己中すぎる!!だからギラギラしてる人が嫌でした。
心が疲れるわ!
そしてなにより、だれでもいい仕事ということにやりがいが感じられなかったのです。
私じゃなくてもいい仕事。
チェリーピッキングでよかったことは?
- 一度はやってみようと思ってたファームジョブをチェリーでできたこと(目標が達成できたこと)
- 自分の好きなこと嫌いなことが理解できたこと
- 晴れた日の日の出前に仕事に向かうので、日が徐々に明けていく通勤時間の景色がすっごくキレなこと
- いろんな人が見られたこと
- 困っている状況でいつも誰かが救世主のように現れてくれること
- シェアハウスのメンバーがすごくいい人たちだったこと
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タスマニアへ行くことをお勧めする?
一度考えてほしいのが、あなたはなぜタスマニアに行くのでしょうか?
「チェリーピッキングで100万稼いでやる!」
とお金を理由に行く場合はお勧めしません。
チェリーだけして他に移動を考えている場合、コストもかかるしギャンブルみたいなものなので、他の地域で確実に働いた方がいいと思います。
「タスマニアに興味があるから行く。」
時期的にちょうどいいからチェリーピッキングをしたいなと思っているのであれば、行くことをお勧めします!
私は後者でした。
日本にいる時からオーストラリアで気になる場所が2か所ありました。
ウルルとタスマニア。
バイロンベイでベビーシッターの仕事が終了し、じゃあタスマニアに行こうかなと思い調べたところチェリーシーズンだったんです。
チェリーのためだけにタスマニアに来るわけではないのであれば、渡航コストも無駄にはならないしチェリー待ちの時間も有意義になるでしょう。
タスマニアはとっても魅力的な場所なので、たとえチェリーのために来るとしても観光して自然を満喫してほしいです。
ホバートを中心に、タスマニアの見どころとおいしい食べ物、飲み物をご紹介している記事です。
チェリーピッキングの仕事がない日は遊ぶべし
待ち期間や雨で休みの時は遊びに行っていました。
気持ちに余裕がなくなるときなので、思いっきり遊んだ方がいいと思います。
ちょっと距離がありますがホバートに行ったり、ヒュオンビル近くで遊んだり。
何をして遊んだかと言うと…
The Taste of Tasmania
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イベントが多いホバート。
ちょうど年末にこのテイストオブタスマニアというタスマニアの味覚を楽しむイベントが開催されていました。
おいしいワイン、カキ、チーズ…タスマニアのおいしいがずらりと並びます。
ライブミュージックもあります。
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クリスマスパーティー
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真夏のクリスマスが過ごせるオーストラリアなので、クリスマスパーティーもピクニック。
お友達の家族が誘ってくれて楽しいクリスマスが過ごせました。
ニューイヤーパーティ
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ニューイヤーは盛大にパーティーをするオーストラリア。
ハウスパーティーに誘ってもらい、シャンパンとイチゴをウェルカムドリンクとして渡されました。
このイチゴもきっとワーホリの誰かが収穫しているのか…と考えてしまいます。
カウントダウンの花火
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Hastings Caves
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ヒュオンビルから片道1時間くらいかかりますが、ヘイスティングケイブスという鍾乳洞があります。
手つかずの原生林なんかもあって、見どころです。
貝拾い
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びっくりするくらいたくさん、びっくりするくらい普通にムール貝やカキがいます。
法律は詳しくわからないですが、おそらく個数制限付きで拾っていいんじゃないかな…。
シェアハウスのみんなと過ごす
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国籍別にご飯を作りあう企画。
これはチーム日本の回でみんなで寿司づくり。
彼らはイタリア人なので、ニョッキとティラミスを作ってくれました。
チームイギリスはタイカレー(笑)
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浴衣体験も。
まとめ
チェリーピッキングに挑戦してよかったと思います。
もう2度としませんが、ファームジョブが一般的なオーストラリアワーホリなので1回くらいファームジョブを体験するのもいいと思います。
ファームジョブが本当に楽しかったという人もたくさんいるので、合う合わないの話です。
それも挑戦してみないとわからないので、挑戦あるのみ。
タスマニアが気になるし稼ぎたいあなたは、サーモン工場という手段もあります。
時給がすごくいいという噂です。
半端なく高いそうです。
私はタスマニアの南側にあるという情報しか持っていませんが、気になる人はググってみてください。
せっかくのワーホリ生活なのでお金や安定にこだわりすぎず、妥協せずに体当たりしてみるといいですよ。
日に日にたくましくなっていく自分に気づきます。
充実したワーホリ生活を送ってください。
ワーホリ終了後、次の国/日本へのAUD送金はどうしますか?
手数料がお得な海外送金「ワイズ」(旧トランスファーワイズ)がおすすめです。
私はいつもこれ!
タスマニア特化の地球の歩き方は要チェックです