イムディーナとラバトの見どころ マルタの古都、城塞都市、サイレントシティと呼ばれる理由

マルタ

マルタのイムディーナは、1571年に現在の首都バレッタが築かれる前の首都だった場所、古都です。

1日観光で回れる大きさの美しい街並みなので、マルタ滞在時にはぜひ訪れたい場所です。

行く前に知っておきたい見どころと、歴史をご紹介します。

 

イムディーナってどんな街?

場所

マルタ島の内陸にあります。

バレッタからバスで30分程度です。

 

古都

昔の首都で貴族はじめとする多くの人々がこの街に住んでいました。

その後、1571年にバレッタが完成し、首都が移動したため、人が少なくなったこの町はサイレントシティ(静寂の町)と呼ばれるようになりました。

古い街並みが美しいマルタの中でも一際中世の趣を色濃く残す古都です。

 

人口

人口は300人程度でひっそり静まりかえり、サイレントシティというその名の通りと言われます。

が、私が行った時には(11月)観光客だらけでサイレントシティではありませんでした。

 

城塞都市

イムディーナという名前はアラビア語で「城壁の街」を意味します。

その名の通り城壁に囲まれています。

 

山のないマルタでは珍しく少し小高い丘の上にあるので、マルタを見渡すことができます。

 

イムディーナの路地は弓矢がまっすぐ飛んでくることを防ぐために入り組んだつくりになっているといわれています。

 

城壁、入り組んだ路地、丘の上、という非常に守りが固い街、城塞の街です。

 

 

街の外はラバト

街の外はラバトと呼ばれるエリアで、地下には巨大な地下墳墓(カタコンベ)が広がっています。

有名なのは「聖パウロのカタコンベ」と「聖アガタのカタコンベ」。

聖パウロの教会には洞窟があり当時布教活動に使われていたそうです。

 

主要な3人の聖人

この街を歩くと3人の成人の名前をよく見かけます。

どんな人なのかを知っているとより理解が深まるでしょう。

 

聖パウロ

※写真中央

聖パウロはキリスト教が弾圧されていた時に弾圧していた側の人でした。

ある日「なぜ私を弾圧するのか」というイエスの声を聴き改宗したといわれています。

 

西暦60年頃、パウロは捕まり審理のために船でローマへ連れていかれるところでした。

その船が難破し、乗っていた274人全員が泳いでたどり着いたのがマルタでした。

 

マルタの人々は彼らを歓迎せず、パウロは火をつけられ毒蛇にかまされました。

がパウロは苦しみませんでした。

マルタの人々はパウロを特別な人かもしれないと思うようになりました。

そのため彼の像は手を蛇にかまれています。

 

そんなパウロたちが非難し、布教活動をした場所がラバトの地下にあります。

 

聖プブリウス

※写真左

彼は当時のマルタの長官でした。

病の父を持ち、パウロがその父を治したことから改宗しマルタ初の司祭となりました。

 

聖アガタ

※写真右

聖アガタは女性です。

彼女はシチリアの裕福な貴族出身で美しい女性だったといわれています。

 

当時のシチリア総督クインティリアヌスが妾になり改宗するように迫りましたが信仰を理由に拒否。

迫害を受けました。

 

そのためマルタへ逃亡しラバトの地下に身を寄せました。

 

アガタは見つかり連れ戻され、迫害を受け乳房を切り落とされてしまいました。

そのため彼女の像は乳房を持っています。

 

イムディーナの見どころ

イムディーナゲート(メインゲート)

Mdina Gate

 

1724年、マルタ騎士団団長マヌエル・ド・ヴィーレが建設

それまでは跳ね橋を利用していて、その跳ね橋は門の右側内部に埋め込まれているそうです。

 

ヴァレーナ家の紋章であるライオンの像や戦利品の像などの彫刻がなされています。

 

ゲートをくぐると反対側には3人の聖人像があります。

左から聖プブリウス、聖パウロ、聖アガタです。

 

ここはゲームオブスローンのロケ地になった場所でもあります。

キャトリンがネッドを追いかけてキングスランディングに到着するシーンです。

ゲームオブスローンロケ地については別記事にします。

 

 

カテドラル

The Cathedral

 

先ほどご紹介した聖プブリウスの家の跡に建てられたマルタ初の大聖堂。

 

4世紀に建てられる

9世紀 イスラム教支配下で破壊

13世紀 ノルマン人支配下で再建

1693年 大地震でほぼ全壊

1702年 再建

 

見どころはマティア・プムティ作「聖パウロの難破」

この作者はバレッタにある聖ヨハネ大聖堂の天井画を書いた人物でもあります。

 

入場料5ユーロ

カテドラルのホームページ(英語)

 

バスティオン スクエア

Bastion Square

 

ここからはマルタを見渡すことができます。

バレッタやスリマも見えました。

 

城壁の分厚さも感じられます。

※城壁には登れません。

 

この広場の横にある人気のカフェが

フォンタネッラ

Fontanella

 

チョコレートケーキが有名なお店のようです。

 

ちょっと重そう…と思い、レモンチーズケーキを注文しました。

レモンチーズケーキ 3.7ユーロ

外国のケーキが苦手な私でもおいしくいただけました!!

 

本当はレモンメレンゲのケーキが食べたかったんですが、販売してませんでした。

日曜日と祝日にしか作らないそうです。

 

有名すぎてめちゃくちゃ混んでいるのでゆっくりくつろぐ雰囲気ではありませんでした。

席数があるので座れないことはないですが、とってもたくさんの人がいました。

 

テラス席は景色がいいです。

 

店内にあるトイレはお掃除の女性が常にいるタイプでチップが必要です。

一人はいるごとにモップかけてくれていました。

 

フォンタネッラのホームページ(英語)

 

メスキータ広場

Pjazza Mesquita

 

ここもゲームオブスローンのロケ地です。

リトルフィンガーの売春宿がある場所です。

ゲームオブスローンのロケ地については別記事にします。

 

ゲームオブスローンに興味がない方には普通の広場です。

 

パラッツォ ファルソン

Palazzo Falzon

 

イムディーナ最古の建築物の一つ。

15世紀にたてられました。

聖ヨハネ騎士団(のちのマルタ騎士団)の団長が一時滞在した場所です。

 

パラッツォファルソンのホームページ(英語)

 

 

位置関係

 

 

イムディーナの外 ラバトの見どころ

イムディーナゲートから出るとそこはラバトの街です。

ラバトはアラビア語で「郊外」を意味します。

 

カタコンベ

ラバトには地下墳墓(カタコンベ)がいくつかあります。

 

なぜ地下墳墓がたくさんできたのでしょうか?

 

ローマ時代使者をイムディーナの街の中に埋葬することが禁止されていました。

そのためラバトの地下に埋葬されていました。

一緒に装飾品を埋葬していましたが荒らされ、今はもうありません。

 

有名な2つのカタコンベ

  • 聖パウロのカタコンベ
  • 聖アガタのカタコンベ

 

 

聖ドミニク教会

Church of St. Dominic

ここもゲームオブスローンのロケ地です。

ネッドがサーセイに秘密を知っていると告げるシーンが撮影された場所です。

 

ゲームオブスローンに興味がない人には特別な場所ではないのでとばしてください。

 

 

位置関係

 

 

イムディーナとラバトはコンパクトな街ですべて歩いて回れます。

1日あれば十分に楽しめますので、デイトリップとして足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

とても歴史深い場所なのでできれば詳しい説明を聞きながら歩いた方がより楽しいと思います。

イムディーナの送迎付きツアーを見てみる

ホテル送迎付き、行きにモスタにも立ち寄ってくれ、日本人ガイドが案内をしてくれます。

 

路線バスで行った際、帰りのバスは満員で大変だったので、そういうのは無理!という方はツアーがおすすめですよ。

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