オランダの首都「アムステルダム」
オランダって風車があるのどかなところかな~とぼんやりとしたイメージで行きましたが、昼は歴史と芸術、夜は超刺激的な街でした。
アムステルダムの概要
- オランダの首都で最大の都市
- 人口 820,654人
- 面積 219㎢
広い港があり交易が盛んで、17世紀初頭、アムステルダムは世界で最も裕福な都市と言われていました。
戦争
第二次世界大戦では、1940年5月10日にナチス・ドイツがオランダに侵攻し、5日で占領されました。
アムステルダム+第二次世界大戦といえば、アンネの日記のアンネフランク。アムステルダムにはアンネの家があり、博物館になっています。
芸術の街
有名な作品を展示する美術館も多く、レンブラントやフェルメールの絵を見ることできます。
刺激的な街
感慨深い歴史と博物館・美術館がある一方、売春やマリファナが合法ということでパーティータウンでもあります。
昼と夜の顔がガラリと変わるアムステルダムは非常に面白みのある街です。
アムステルダム 昼の観光地
昼は歴史や芸術に思いをはせる観光ができます。
おしゃれな建物や街並みも見どころです。
アムステルダム国立美術館
フェルメールの有名な絵が見られるだけでなく、レンブラントの「夜警」も展示されています。
フェルメールの作品
フェルメール好きは絶対行った方がいい!憧れのあの作品が目の前で見られるなんて…!感動です。
フェルメールは日常の何気ない風景を描くのがとっても上手です。
この3点は小さいサイズです。その小ささに収められている美しさが見ものです。
作品の説明
台所の女中(牛乳を注ぐ女)
1657年ごろに描いた毎日のごく普通な日常の一コマ。しかし、壁の傷まで徹底的に描かれ素材の質感までもわかるこの繊細さや、素晴らしい光と影の表現をじっくり観察しましょう。
手紙を読む青衣の女
フェルメールと言えばブルー。そのブルーを楽しめる作品の一つです。
妊婦?とも見えますが、このようなファッションが流行っていたということもあり、不明。手紙の内容やどういう状況なのか様々な憶測が飛んでいます。この作品では室内がシンプルに描かれており、壁も割とつるんとしています。
恋文
シターンという楽器を持った女主人が手紙を受け取り当惑している様子が描かれている。物語は鑑賞者の想像にゆだねられていますが、恋愛に関するものなのではないかと考えられています。
レンブラントの作品
この作品も学生の頃美術が好きな子だった方は見たことがあると思います。教科書に載るレベルの有名作品。写真からわかる通りかなり大きな作品です。
作品の説明
「夜警」は通称で、
「フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ライテンブルフ副隊長の市民隊」
が題名です。
- 赤い布を肩から掛けているのが フランス・バニング・コック隊長
- 体調の隣で黄色の服を着ているのが ウィレム・ファン・ラウテンブルフ副隊長
他にも
- 銃に火薬を詰める隊員や銃を構える隊員
- ヤン・フィッシェル・コーネリッセン(Jan Visscher Cornelissen)が隊旗を掲げる旗手
- ドラムを抱えた鼓手
- 走り回る犬や少年
- 架空の少女(愛妻サスキアがモデル?)
絵が茶色くなってしまったので夜を描いているように見えますが、実は昼を描いたものです。
山田五郎さんがYouTubeで丁寧に解説してくれています。
こんな素晴らしい絵を見ながら課外授業ができる現地の子供たちが羨ましいです…
音声ガイドと解説
アムステルダム国立美術館では音声ガイドの貸し出しがあります。
ガイドがあると美術館が数倍楽しくなるので借りることをおすすめします。
アンネ・フランクの家
アンネの日記をご存知でしょうか。
私はこのアンネの家に行くまで、本のタイトルしか知りませんでした。
アムステルダム滞在中に勧められて何気なくアンネの家に行き、衝撃を受けました。
アンネの日記とは
アンネフランクは実在の人物でユダヤ人として第二次世界大戦中に迫害されます。
それまでは裕福な家庭で何不自由なく過ごしていたのに、ユダヤ人の迫害が始まり、ある家の屋根裏でひっそりと隠れて暮らすという生活を何年も送ったのです。その生活の中書き続けた日記です。
その屋根裏がある家を現在は博物館として見学することができます。※家の中は撮影禁止。
見学して、あまりに衝撃的で、日本に帰国後アンネの日記を購入して読み、たくさん泣きました。
そこからシンドラーのリストを観たり、ユダヤ人迫害について戦争について考えるきっかけとなりました。
戦争?歴史??なんか難しい…と思っている方は、アムステルダムに行ったらぜひ訪れてい欲しい場所です。学ぶというより、感じることができる空間です。
私は最初の写真からわかる通り、夕方に行き、博物館を出たころには夜になっていました。そのせいか全く混んでいませんでした。
アンネフランクの家
Anne Frank House
開館時間:9時~16時30分 ※季節によって変動あり
入場料:大人12.5ユーロ、10~17歳6.5ユーロ、0~9歳1ユーロ
おしゃれな建物
運河が張り巡らされたアムステルダムには古いレンガ造りの建物や、現代的なおしゃれな建物など目を見張る建物がずらっと並んでいます。
お散歩して回るのも楽しい街です。
NEMO科学技術博物館
子連れで楽しめるスポットです。
アムステルダム公共図書館
おしゃれ図書館!
観光地ではないですが、海外旅行の楽しみの一つにおしゃれ図書館に行くのもおすすめです。
スウェーデンのストックホルム市立図書館もおすすめ。
アムステルダム 夜の観光地
アムステルダムの夜は昼とガラッと変わります。
理由はマリファナや売春が合法なため、夜の雰囲気がディープ。
コーヒーショップ
Coffee Shop
コーヒーショップってカフェじゃないの?と思ってしまいますが、オランダでコーヒーショップと言えばマリファナが吸えるお店です。
ドリンクメニューとマリファナメニューがあり、好きな飲み物と好きなマリファナを購入して吸うシステム。
私は詳しくないので「アムステルダムにはマリファナ吸いにたまに来る」と言うスコットランド人に選んでもらいました。
「ナチュラルなやつがいいよ~ジョイントを買おう~ベルギービールを飲みながらが最高なんだ~」と言ってました。
他にもスペースケーキというマリファナ入りケーキも販売されています。
ケーキはハイになるまで時間がかかるといわれているので「何も起こらないぞ。パクパク」と食べないように気を付けましょう。
クッキーと一緒ですね。
ピンク窓
Red Light District
売春が合法で職業の一つとされているオランダ。
アムステルダムにはレッドライトディストリクト(通称ピンク窓)と呼ばれるエリアがあり、下着姿の女性たちが窓に立ってお客さんを待っています。
その通りを通ることはOK!写真を撮るのはNGです。
以前はツアーで行くこともできたようですが、2020年からツアーは禁止に。
見世物にされる方も嫌だし、お客さんも入りづらいというのが理由のようです。
観光としてじっくり見たい方は売春博物館(The Secret of Red Light District Museum of Prostitution)に行きましょう。
実際に歩いてみて
私も先ほどのスコットランド人と二人で歩いてみました。
お姉さんたちが窓を開けて「おいで~」と話しかけてきました!(英語)
カップルを装ってみましたが「3人でもいいよ~」と言っていました。
刺激的!!(行きませんでしたが)
アムステルダムへの行き方
アムステルダムにはスキポール空港と言うアクセスのいい空港があるので日本から直行便で行くことができます。
オランダ航空は食べ物もおいしくてよいです。
私はベルギーのアントワープから列車で行き、スキポール空港から日本に帰国しました。
駅もありアクセスのいい場所なので、様々な方法で行くことができます。
こんなに昼夜で全く違う街のような体験ができるアムステルダム。
一度訪れて体験してみてください。