アメリカのフロリダにあるケネディ宇宙センター(Kennedy Space Center)の見学体験談。ちょうどスペースXというロケットの打ち上げ日と重なり、打ち上げが見られるかも!?というワクワクを抱いて行ってきました。2019年12月の体験談です。
ケネディ宇宙センターとは
ケネディ宇宙センターのケネディはアメリカの元大統領ジョン・F・ケネディの名前で、正式名称をジョン・F・ケネディスペースセンター(John F. Kennedy Space Center)といい、KSCと略される施設です。
広さは144,000エーカー (580 ㎢)、およそ700の施設がある、アメリカ航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration)通称NASAのフィールドセンター(宇宙に関する研究所)の一つです。
なぜケネディ大統領の名前がついているの?
ケネディ大統領が1961年に「1960年代の間に月への有人飛行を実現する」と公言し、その目標にあわせて設立されたセンターのため。
1968年12月以来、NASAの第一の有人宇宙飛行の打ち上げ施設となっています。
初の月面着陸として有名なアポロ11号もここから飛び立ちました。(1969年7月20日)
観光客向けに一般公開されているビジターコンプレックス(英語版)などがあり、様々な展示や実際のスペースシャトルなどを見学することができます。
博物館とアミューズメントパークの中間くらいの雰囲気で、体験型アトラクションと展示物、IMAXなどのシアター型の施設などがあります。(英語)
いろいろなツアーもあり、宇宙飛行士とランチをしてお話ができるというものまであります。宇宙ファンにはたまらない施設です。
宇宙飛行士とランチができるツアー施設内容
施設到着後の様子と各施設について。
入場
エントランス前にはチケットが購入できるキオスクがあります。私たちはネットで購入済みだったのでそのままゲートへ進みました。
ゲートではセキュリティチェックがあります。アメリカでは施設入場時のセキュリティチェックが日本より厳しいと思います。カバンの中を見せるだけなので、危ないものを持っていなければ簡単に通してくれます。
良く写真で見るようなNASAの丸いシンボルがあります。記念撮影ポイントです。
ゲートではバーコードを読ませると、開錠されます。
ビジターコンプレックス
「Heroes and Legends」
入ってすぐ左手にあります。おすすめ度は低めです。3D眼鏡をかけてスクリーンを見るタイプのもので、宇宙飛行士についての知識がつく内容というよりは映像を楽しむものです。
時間があれば立ち寄るのもありです。
「Rocket Garden」
ロケットが立ち並んでいて圧巻です。フリーウォーキングツアーも開催されているので時間に合わせて参加するのもありです。
「Atlantis」
ケネディ宇宙センターの一番の見どころ。
実際のスペースシャトルアトランティスが展示されています。本物が見られるとは…感動です。
ラッキーなことに元宇宙飛行士のマイク・マッシミノ(Mike Massimino)さんがいました!!
他にもスペースシャトルの打ち上げ体験ができる施設があったり、いろいろ体験型のものが多く子供も楽しむことができます。
アポロ/サターンVセンター
ビジターコンプレックスから無料バスが出ています。
ロケットの打ち上げ見学用の席があり、ここから打ち上げを見学することができます。
アポロという施設内の見学もおすすめです。月面着陸した時の各国の新聞なども展示されています。月面着陸した時の様子をシアターで観られたり、実際のアポロも展示されています。
レゴやスヌーピーの宇宙飛行士があったり、歩き回るだけでも楽しい施設です。
ケネディ宇宙センターへの行き方
私たちが宿泊していたインターナショナルドライブからは車で約1時間。バスで行くと一人50ドル以上かかることがわかり、3人旅のためレンタカーすることとしました。
レンタカー会社はエンタープライズ。
2日間で168 USドル(保険込み、ガソリン代別)、車種はマスタングです。
当日の朝、電話で借りられました。本当はテスラを借りたかったんですが、テスラは空港の店舗であれば借りられると言われ、空港まで戻るつもりはなかったので断念。
テスラを借りる場合、レンタル料が高くなるほか、保険料やデポジットも高くなるそうです。
テスラとはイーロンマスクが作った車です。イーロンマスクが飛ばすロケットのスペースXを見に行くにはちょうどいいと思っていたので残念。
ケネディ宇宙センターの駐車場にはテスラが並んで駐車されてました。充電もできるようになっていました。
ケネディ宇宙センターの駐車料金は1日10USドルです。
スペースXの打ち上げを見る
ケネディ宇宙センターを訪問した日は残念なことに打ち上げが延期となりました。
理由は上空の風が強いためと聞いています…。
諦めきれない!!
ということでレンタカーをもう1日延期してリベンジ!(翌朝に電話で延長ができました。)
翌日もケネディ宇宙センターに来るか、どこか違う場所から見るか検討しました。
「延期になった場合、翌日のケネディ宇宙センターのチケットも全額支払わなくてはいけないの??」という質問をインフォメーションセンターでしてみました。
結果、年間パスを買った方が安いということがわかりました。
1日入場券は57ドル、年間パスは96ドル。このインフォメーションセンターで年間パスに切り替えることができ、その場合差額の39ドルを支払えばいいそうです。
年間パスを持っていると駐車料金(10ドル)が無料になるそうなのでお得ですね。
しかし、私たちは翌日、別の場所から見ることとしました。
海辺から打ち上げが見られるところを探し車で向かうとたくさんの人が打ち上げを見に来ていました。
そして、無事打ち上げられました!
肉眼でロケットの打ち上げが見られる日が来るとは思っていなかったので、とっても感動…
炎と煙が見えて「おぉ~」という歓声が上がり、ロケットが空高く飛んで行き、しばらくしてから「ごぉぉぉぉ~」という打ち上げの音が聞こえてきました。
あっという間のことでした。
ケネディ宇宙センターの料金
私が訪れた2019年12月現在の料金は下記の通り
- 1日券 大人57ドル、子供47ドル(3~11歳)、シニア50ドル(55歳以上)
- 駐車料金 10ドル(1日)
公式ホームページに料金と詳細が表記されています。(英語)
レンタカーをしない場合、送迎付きチケットの方が割安のようです。
119ドルで送迎と入場料が含まれているツアー(日本語表記)ケネディ宇宙センターの感想
私は宇宙について全く詳しくなく、期待していませんでした。が、いい意味で期待を裏切ってくれ、とっても楽しむことができました。
それもこれも一緒に行った友人が宇宙にすごく詳しい上に運転もしてくれたことと、英語がわかるからだと思います。なので、そうでない場合は日本語ガイド送迎付きのツアーの方が楽しめるんじゃないかなと思います。
165ドルで送迎と入場料と日本語ガイドが含まれているツアー他にもケネディ宇宙センターの様々なツアーがあります。
ケネディ宇宙センターツアーの一覧2019年クリスマスシーズンにフロリダからロスまで1か月の旅をしました。
その体験をもとにいろいろ書いていますのでよかったら読んでみてください。