バイクでベトナム横断なんて危なくないの?
大変でしょ?
ほぼ何も問題なく大変な思いもせずに全行程を終了しました。
が、1日だけとてもつらかった日がありました。
ホイアンからフエを経由してフォンナへ向かった時のことです。
何があったのか書き残したいと思います。
ベトナムバイク横断 一番大変だった話
ホイアンからからフエ(1泊)
バイクでフエへ。
フエには王宮があったらしく王宮料理が食べられます。
小さい料理が並んでいて、とてもかわいらしく、他とは違う食文化が楽しめます。
夜、川沿いには屋台が並んでいて賑わっています。
Valentain hotelというところに泊まりました。ここはなかなか古いです。寝るだけのための宿だったのでいいですが、少しゆっくり宿で過ごしたい人には向かないかな。
フエから路頭に迷う(1泊)
フエを出発し、ホーチミンロードという道を北上します。
高速道路は危険だし、ホーチミンロードのほうが景色が綺麗なので時間はかかるけどホーチミンロードを選択。
彼いわく、フエ以北のホーチミンロードを走るためにバイクをレンタルしたと言ってもいいくらいだそうです。
田舎で1泊し、フォンナという街へ向かう予定。
名前も知らない街、ホテル。ホームページもない。
でも確かにある。
きっと英語も通じないんだろうなと思い、フエのホテルのレセプションに電話予約をお願いしました。
が、そのレセプションの彼は絶対空室あるから大丈夫!と言われ、出発。
ホーチミンロードは彼の言うとおり、いい景色が続きます。
確かに、田舎町、農村、山、米畑、農作業する人たち、絵で見たような昔の景色でした。これぞベトナムって感じでした。
写真ストップをしようと方向転換しようとした瞬間!
ズデン!!!!
とバイクが転倒…!初の転倒です!!!
幸い、停車してからの方向転換で転んだので、大事には至らず、少し左足の股関節が痛いくらいで済みました。
しかし、その恐怖感から、その後なんだかソワソワ。ちょっとした揺れにすらビビりになってしまいました。
その後は順調に進みました。
すごい田舎町の1件しかないお店でランチを取り、金額がいくらかわからないから指の本数で教えてもらうような田舎。
素朴な感じがすごくよかった。
そして午後5時、無事にホテルに到着。
「今日は満室だよ」
…。
絶句。
ま、じ、で?
「近くにホテルはあるの?」
「ないよ!」
っていうか、ホテルのおじさん、めっちゃ英語話せるじゃん!
自分たちで電話できたじゃん!!
思い込みって怖いね!!
1時間くらい戻って違うホテルに泊まるか、100㎞先のモーテルに行くか。
100㎞というのは、二人乗り+二人分の荷物+山道だと2時間30分くらいかかります。
7時30分着予定。それは真っ暗な時間。
悩んだ結果、来た道を戻るのは嫌だということで、進むことに。
おじさんがモーテルに電話をかけてくれ、私たちの到着について説明してくれました。
超いいおじさん。
大急ぎです。
その上、濃い霧が出てきて視野は最悪の状態。
そのうちに日没になり、真っ暗。
無視の大群がヘッドライトめがけて飛んできます。でもヘルメットのガラス部分を下げると曇って何も見えない。
田舎なので水牛が道端で寝てたり、とにかく危険。
ようやくモーテルに着いたときは、生きてることに感謝でした。
Dúc Tuân Motelというモーテル。
全然いいホテルじゃなかったけど、野宿よりはるかにまし。
向かいのレストランでディナーを食べ、おいしくなかったけど、それすらOK。
翌朝の朝食でホテル横の食堂に行き、すごく普通のフォーに普通の3倍くらいの料金を取られたけど…だって選択肢がないんだもん!!
助けていただいて感謝です。
なのに、ごめんね。あの町お勧めしないです。こんなことがない限りスルー決定です。
すごくいい景色なだけに残念な街。
この旅で一番つらい一日でした。