トルコに行く前にざっくりとトルコのことを知っておくと、より深く楽しむことができますよ。
私のように「歴史は苦手…」という人のために(私のような)簡単にまとめてみましたので、さらっと読んでみてください。
トルコってどんな国？
概要
- 国名：トルコ共和国 ※1923年から共和制(共和国になったということ)
- 首都：アンカラ
- 国の面積：約78万㎢ (世界36番目に広く、日本のおよそ2倍)
- 人口：約7,900万人 (日本の6割くらい)
- 公用語：トルコ語
国土は日本より大きく、人口は日本より少ないんですね。
ヨーロッパとアジアにまたがる国。
実際にイスタンブールに行くとアジア側・ヨーロッパ側という表現をよく使います。
トルコ大部分を占めるのアジア側に当たる半島を「アナトリア」といいます。
この立地で歴史的ドラマが起きないわけない。
トルコの歴史
ナポレオンが
「世界がもしひとつの国であったなら、その首都はイスタンブールである」
と言ったと言われるトルコの歴史を見ていきましょう。
- 紀元前6500年頃集落が形成され、人の暮らしがあったであろうと考えられる
- 紀元前3000年頃エーゲ海沿岸のトロイに都市が築かれる。
- 紀元前2000年頃～紀元前1200年頃最初の統一王国ヒッタイトが誕生し、栄える。
「海の民」の侵入により、ヒッタイト滅亡。(詳細は不明)
- ～紀元前6世紀半ば頃ウラルトゥ王国、後期ヒッタイト王国、フリギア王国、リディア王国、アッシリア帝国などが国家を形成する。
- 紀元前6世紀半ば頃～ペルシアによって統治される。
- 紀元前334年マケドニアのアレキサンダー大帝に滅ぼされる。
ギリシャ、エジプト、アジアを含めローマ帝国に。
- ギリシャ、エジプト、アジアを含めローマ帝国に。ローマ帝国のコンスタンティヌス帝は遷都を行い、街の名をコンスタンティノープルと改める。
これが現在のイスタンブール。
- 395年ローマ帝国が東西に分裂し東ローマ帝国の一部となり、ビザンティン帝国とも呼ばれる。
オスマン帝国時代
- 1299年～1922年遊牧民部長オスマン1世によりオスマン帝国の誕生。オスマン・トルコとも呼ばれる。
アジア、ヨーロッパ、エジプト、アフリカ大陸まで、周辺諸国を次々に征服し、オスマン帝国は大帝国へと発展し、16世紀に最盛期を迎える。
ヨーロッパはオーストリアやハンガリーのあたりまで、アフリカはアルジェリアあたりまでを領土とする巨大な国でした。
- 18世紀頃膨らみすぎた軍事費による財政悪化のためオスマン帝国は傾き始める。
- 19世紀ロシアとの争いに敗れ、東ヨーロッパの領土を失う。
- 20世紀第1次世界大戦にも敗北して領土の大半を失う。
- 1923年共和制を宣言。トルコ共和国になる。
なるほど～!
まんが「王家の紋章」の世界ですね。
トルコには遺跡がいくつもありますが、どの時代のものかわかってから見に行くと理解が深まりますね。
例えばパムッカレで見られる遺跡は紀元後330年以降のローマ帝国時代のものです。
330年頃って日本史だと何があったんだろう…
16代天皇である仁徳天皇の時代。日本最大の古墳に眠る天皇のおひとりです。
パムッカレでは遺跡の上を泳ぐことができる天然プールがあります。この遺跡は、そんな時代のものなんだと考えながら泳ぐと、感慨深いですね…
歴史が苦手でも、こういう方向から歴史を見るとおもしろいですね。
せっかくなので訪問する国のことを少し歴史的に見てみると、結構おもしろいのでおすすめです。
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