マルタからの日本帰国 有効なワクチン証明がない場合(2022年11月)

maltatojapan マルタ

2022年11月にマルタ共和国から日本へ帰国したMiya(@TabitInfo)の体験談をシェアします。

私はワクチン未接種なので、同じく未接種の方や、ワクチン証明の有効期限が切れている方は似たような流れになると思います。

私が一時帰国したときの状況

  • ワクチン未接種
  • 日本入国日2022年11月23日
  • 使用したアプリ「Visit Japan Web」
  • 日本人1人での帰国

帰国経路

マルタ→ミュンヘン→羽田→新千歳

羽田空港にて入国しました。

ルフトハンザ航空の公式サイトで購入。

ちなみに往復で1000ユーロでした。空港間移動、空港泊や長い待ち時間のないフライトとしてはお手頃だったと思っています。特に新千歳空港に行くので羽田ー成田の移動がないものを探しました。

一時帰国の準備

PCR検査を受ける日を決める

航空券を予約。(これは皆さん当然すると思います。)

その航空券のうち、日本に入国するフライトを見ます。

私の場合、ミュンヘン→羽田がそうです。

その日本入国のフライト出発時間から72時間以内のPCR検査陰性証明が必要となります。

PCR検査を予約し、検査を受ける

マルタ在住者はマルタ政府が行うPCR検査を無料で受けることができます。

予約はウェブサイトでできます。

予約日はフライトのスケジュールから計算して受けます。

検査結果は検査後最大72時間以内にメールで送信されてきます。

最大72時間待たされた場合、フライトのスケジュールに間に合わないという矛盾…でも通常当日か翌日には出ることが多いです。

日曜日も実施していますが、私は実際日曜日に受けて、月曜の夕方まで検査結果が届かなかったので月曜フライトの人は土曜日には受けておいたほうがいいかと思います。

月曜の正午になっても届かなかったので、検査機関に電話して確認しました。その電話では火曜の朝になっても届かなかったらまた電話してと言われましたが、それでは不安すぎるので、検査機関にメールで問い合わせました。

メールは1時間以内に返ってきて、そこには検査結果が表示されていました。

メールアドレス:[email protected]

検査を受けに行く際は、マスク着用が必須です。

公共交通機関やタクシーを使って行くことができます。

Japan Visit Webのアプリに登録する

以前使われていたMySOSというアプリに代わり、Japan Visit Webというアプリがあります。

こちらに登録します。

日本語表示できますし、難しくはありません。

基本情報を登録すると検疫の準備ができます。ファストトラックというところにある

  • 質問リスト
  • ワクチン接種
  • 陰性証明

を入力していきます。入力前は赤い画面で、入力し始めると黄色い画面になり、入力が完了すると青い画面になります。

PCR検査の結果が出る前でも、質問リストとワクチン接種については回答を済ませておくことができます。ワクチン接種については「していない」ことを登録します。

他にもこのアプリで税関の申告も事前申請しておくことができます。

PCR検査結果を日本仕様にする

これが一番厄介だったところなんですが。

日本政府が承認するPCR検査結果には必須項目があります。

マルタ政府が提供するPCR検査の結果はこんな感じ。

日本政府が求める8項目のうち7項目しか満たしていません。

足りない1項目は「検査検体」

これらが記載されていないのです。

一応Japan Visit Webに登録してみましたが、承認できませんというお返事でした。

マルタ政府が実施するPCR検査で問題ない旨をメッセージしたところ、検査機関に検査検体をメールで問い合わせ、検体を明記された返信があれば認めると言われました。

すぐに検査機関にメールしましたが、もちろんすぐには返信がありません。

今までのマルタ生活から考えて、1度のやりとりで意図していることへの回答があると思えないので、この方法は難しいかと思います。(実際に翌日返信がありましたが、検査結果が再送されただけで検体については回答がありませんでした)

このことを考慮すると、結局(以前は必須だった)日本が推奨するフォーマットに記載してもらうことが一番スムーズだと思います。

こちらを取得しアップロードしたところ承認されました。無事青画面になり、アプリの登録完了です。

マルタからドイツへ

マルタからドイツへ行く便はオンラインチェックインを済ませており、預け入れ荷物もなく、シェンゲン内の移動のため、全く何も聞かれることなく飛び立つことができました。

PCR検査の陰性はオンラインチェックインでも空港でも聞かれませんでした。

ドイツから日本へ

ミュンヘン空港での乗り換え時間が40分しかない予定だったので、焦りながらもパスポートコントロールへ行きました。

全く何も聞かれず、ただ「日本のパスポートの表面のデザインのこれって何?」という関係のない話のみでした。

ここでも陰性証明の提示はなし。

ゲートにたどり着くと、日本人の名前がいくつか呼ばれました。私も呼ばれたので、いよいよ陰性証明見せるのか?と用意していきましたが、パスポートの提示だけでした。アプリの登録が済んでいるとパスポート読み込むだけでわかるのかな…?

フライトは混んでいなくて、空席が多かったので3席使うことができました。長距離フライトで寝転がれるのは本当に助かります〜

日本入国

羽田空港に到着。

ピンクの紙を持った、ピンクのベストを着た人たちがたくさん並んでお出迎えしていました。

QRコードを表示してくださーい!!と叫んでいました。

表示したものの、誰に見せることもなく歩いていると青い画面がちらっと見えたようで、ピンクの紙を渡されました。

その後は、ピンクの紙を持っている方はこちらでーす!!という声かけについていき、パスポートの自動改札で入国。

以上でした。

QRコード…読み取らないのか…と。噂には聞いていたのですが、画面の確認もなかったので驚きました。

どこにも並ぶことはなく、立ち止まることもなく、すごくスムーズに入国しました。

税関の申告はアプリでもできますが、私は機内で配られる黄色い紙で出しました。いつもどおり、紙渡して終わりです。

私はもう一便控えていたので、国内線ターミナルに移動。乗り継ぎ時間は1時間40分でしたが、かなり余裕がありました。

こちらのフライトも3席使えました。

2022年11月一時帰国まとめ

マルタ政府の陰性証明では必須項目を満たさないので、日本が推奨するフォーマットに書いてもらうのが早い。

アプリの登録が済んでいると、入国時は特に何もなくスムーズ。

税関の申告はアプリを使わず黄色い紙でも問題ない。

以上が私の羽田での入国体験談でした。

成田ではまた違うのかもしれないし、その時々どうなるのかはわかりませんが、ご参考までに。

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