フロリダやマイアミで人気のアクティビティにエアボートがあります。ディズニーワールドやユニバーサルスタジオなどテーマパークがひしめき合うフロリダですが、テーマパーク以外に何がおすすめか聞くと一番に返ってくる答えが(ちょっと意外な)エアボート。エバーグレーズ国立公園で体験するのが特に人気のようです。
エバーグレーズ国立公園ではありませんが、2019年12月にフロリダでエアーボートを体験してきたので概要と参加方法をご紹介します。
エアボート(airboat)とは
船底が平らな小型で船尾についたプロペラで風を起こして進むタイプのボート。
航空機・自動車用のエンジンが搭載されていて、プロペラボートまたはファンボートとも呼ばれています。
プロペラは金属のネットで覆われていて、巻き込みによる被害を防ぐ作りになっています。
操縦席が少し高い位置についていて、草木が視界を遮られないように工夫されています。ブレーキがないため操縦技術が問われます。
日本では2015年9月の鬼怒川氾濫時に初めて救助用として使用され、その有効性が実証されています。
日本ではエアボートの認知度が低く、国内では1社、フレッシュエアという会社のみが製造しています。東日本大震災の時にエアボートが普及していなかったことを悔やんだ創業者がエアボート製造に力を入れるようになりました。
アメリカでも救助用に使われているほか、フロリダのエバーグレーズ国立公園では観光用に使用されています。
そのエアボートツアーの一つ、ボギークリーク社のサンセットツアーに参加してきた体験談です。
ボギークリーク(Boggy Creek)のツアー
会社概要
ボギークリークは1994年にフィッシュキャンプ(Fish Camp)と呼ばれる場所でスタートしました。フィッシュキャンプには週末に親子で遊びに来る家族が集まり、エアボートに乗せてほしいと頼まれるようになったことがきっかけでした。
人気が出るにつれただのボートツアーでは収まらなくなり、2016年にボギークリークエアボートアドベンチャーという会社名にして観光施設をオープン。
現在は12艘のエアボートを持ち、数百万人の観光客が参加する、大人気の観光スポットとなりました。
ツアーの種類
- 30分ツアー
- 1時間ツアー
- プライベートツアー
- 運転させてもらえるツアー
- サンセットツアー
- ナイトツアー
ワニ、亀、鳥などの野生動物が見られる可能性もあります。ワニは朝の早い時間(午前10時以前)か午後冷え込んできた時間に出やすいそうです。
今回サンセットツアーに参加しました。
サンセットツアー内容
チェックイン
30分前までにチェックインを済ませるように記載されていますので、早めに行きましょう。私たちは1時間45分前に到着しました。早く着いてもチェックインできます。
乗船時間が書かれたリストバンドを渡され手首につけます。
時間があったのでレストランでワニのナゲットとサラダとビールを注文しました。
ワニのナゲットはおいしかったです!チキンのようだという感想が多いですが、チキンよりもしっかりとしたお肉で、でも固くはなく、チキンよりおいしいと感じました。
集合
ボートの乗船時間10分くらい前になるとアナウンスが流れます。(英語)
ボートは自由席なので好きな場所に座りましょう。一番前の席がおすすめです。写真を撮る方は端の席がいいと思います。
出発
キャプテンが自己紹介してくれます。
ボートはすごい音を立てて進むので、ヘッドホンを付けて騒音防止します。
別にヘッドホンには音楽が流れているわけでも、音声ガイドがあるわけでもなく、防音用です。
ワニがいるのを見つけると、キャプテンは近づいてボートを停めてくれます。シャッターチャンスです。
私が参加した際には、ワニとたくさんの鳥が見られました。亀は見られませんでした。キャプテンに聞いたら亀はいるそうです。ワニと同じく泥の山あたりにいることが多いとか。
鳥はいろんな種類がいました。
ジェットボートのようにボートが転覆するようなギリギリ感やスリルはなく、安心して乗っていられます。
風を前面に受けるうえ大自然なので、虫がバシバシぶつかってきます。サングラスがあった方が目を保護できていいと思います。
あまりに向かい風が強くて、セーターにぶつかった虫が飛び立てないほどでした。
ジョーは虫を風から守っていました(笑)
ジョーの髭に小さな虫が入り込んでいて…髭のある方は注意。
サンセットの時間だったので、徐々にピンク色に染まっていく空と水面が美しかったです。
1時間の乗船を終えボートは桟橋に戻ってきます。キャプテンにチップを渡して終了です。
その他の施設
ボギークリークには広めの公園くらいの大きさの施設があり、見て回ることができます。
私たちの要にサンセットツアーの方は、ボートクルーズから戻ってくると真っ暗なので、早めに到着して先に施設見学を済ませておくことをおすすめします。
ワニの池
(Gator Pond)
すごくたくさんのワニがいます。ワニはあまり動かないので、偽物?と思うほどです。
ネイティブアメリカンショー
(Native American Show)
エアボートに乗る人は無料で見ることができます。乗らない人は約6USDで見られます。
ショーの時間:10:00, 11:30, 1:00, 2:30, 4:15
4時45分のボートに乗る際は4時15分のショーを最後まで見る時間がありませんでした。
採掘体験
(Gem Mine)
子供連れにはちょうどいいと思います。大人向けではないと思います。
レストラン
ワニのナゲットが食べられます。アルコールも売っています。お土産としてワニのジャーキー、ワニ型のグミやワニのうんちという名前のキャンディなどが売られています。
他にも有料で借りられるレンタサイクルなどがあります。
ボギークリークへの行き方
私が滞在していたインターナショナルドライブから公共交通機関で行くのは非常に難しいため、今回はUberを使いました。片道30~31USDほどです。(時間帯による)レンタカーがある方はレンタカーで行かれるといいと思います。
Uberには紹介コードがあり、そのリンクから登録すると割引が受けられることがありますので、登録の際はご利用ください。(私の彼のUberアカウントからの紹介コードです。)
ツアーの感想
今回私が参加したのはBoggy Creek Airboat Adventuresのツアーです。サンセットツアーは59.95USDでした。1時間の乗船時間でしたが、少し長く感じたので30分のツアーでも十分かと思います。
ボギークリークのエアボートはエバーグレーズ国立公園のツアーではありません。
2019年クリスマスシーズンにフロリダからロスまで1か月の旅をしました。
その体験をもとにいろいろ書いていますのでよかったら読んでみてください。