アメリカ横断寝台列車AMTRAK(アムトラック)乗車体験談

AMTEK アメリカ

アメリカを横断するアムトラック(AMTRAK)はシカゴ発ロサンゼルス行きの寝台列車です。

2019年12月にその一区間、グリーンリバー(Green River)からトラッキー(Truckee)まで乗車した体験談です。

予約について

チケットはいろいろな種類があります。
3人旅のためツインルームを2部屋予約し、一人当たり167.66ドル(税込み。アメリカでは税抜き価格で表示されることが多いので、ホームページを見るときは最終価格をご確認ください。)

公式ホームページ(英語)

他にもファミリールームやスーペリアルームがあり、3人一部屋にしたかったんですが、サイトからの予約しようとすると2人の名前しか登録できませんでした。ググったところ3人目以降は電話で追加すると書かれていました。

スーペリアの様子

予約時はまだアメリカにおらずサイトから予約したかったのでツインを2部屋にしました。

料金に含まれるもの

  • 食事
  • 個室(ベッドが2つ)シーツやブランケット、枕は提供されます。
  • 共有シャワー
  • 共有ラウンジ

私が乗った列車にはWi-Fiはありませんでした。

シャワーの様子
AMTEK
ラウンジの様子

当日の様子

列車を待つ

当日は列車が遅れることが多いので、アプリを使ってリアルタイムの到着時刻を確認しましょう。(AMTRAK公式アプリ

アプリでの時刻確認方法

今回グリーンリバー到着が70分ほど遅れました。
遅れることがアプリでわかっていたので、レストランで夕食を済ませて駅(無人)に到着すると「列車いつ来るかわかる…?」と聞かれたので、きっとその人は寒い中70分間待っていたんだと思います。ぜひアプリをご利用ください…。

駅によっては長く停車しますが、小さな駅は割とすぐに発車します。乗り遅れないように5分前くらい位から待機しておきましょう。

列車が到着する

列車のドアのうち1つだけが開き、小さな踏み台が置かれます。そこから乗車し係りの人が来るのを待ちます。
係りの人にチケットを見せるとどこに行けばいいのかを案内してくれます。

部屋に案内される

コンシェルジュがあいさつに来て、施設の案内や希望を聞いてくれます。
ビールを持っている言うと氷の入った入れ物を持ってきてくれました。何か希望があればボタンを押すと来て対応してくれます。

ベッドメイクとベッドをイスに戻す作業はコンシェルジュがしてくれます。

食事はどうやって提供されるの?

個室の場合

食堂車の様子

食事の時間が決まっていて、食堂車に行くとカードが配られます。
そこに車両とルームナンバーを記載し、メニューから食べたいものを選びます。

朝食の時間は6時30分~9時。パンケーキやオムレツなどがあり、私はケサディーアを注文しました。ベーコンかソーセージを選ぶことができます。
飲み物も含まれているので、コーヒーやお水、紅茶、オレンジジュースなどが注文できます。

食事の回数は乗車と下車の時間に合わせて決まるので、できれば食事前に乗り食事後に降りるようなスケジュールが組めるといいと思います。
私たちはソルトレーク乗車23時過ぎ、トラッキー下車が9時30分ころだったので食事は朝食のみでした。

座席の場合

ピクニックランチのような軽食が箱に入って提供されていました。

寝台列車って眠れるの?

私はぐっすり眠れました。
振動やノイズはあるので、寝つきが悪い人は眠れないかもしれません。
ベッドは狭いけどすごく寝心地がよかったです。上のベッドは落ちないようにベルトが一本吊るされていますが、落ちそうでちょっとどきどきします。

下車する

AMTEK

車内放送で次の停車駅が案内されますし、コンシェルジュが声をかけに来てくれます。

停車予定時刻の少し前にはドアの前で待つようにしましょう。コンシェルジュも一緒に待ってくれます。

コンシェルジュにチップを渡し、お礼を言って下車しました。(30ドル渡しました)

臨機応変な対応

今回はソルトレークシティーからの乗車予定で、個室を予約していました。
しかしグリーンリバーからソルトレークシティーも列車で移動することに予定変更。

当日に追加でイス席を予約しました。

本来はソルトレークシティーまでイス席に座らなくてはいけないんですが、係りの人に説明すると、予約している個室はすでに空いているから使っていいよと案内してくれました。ラッキー!

しかも23時過ぎにソルトレークシティー乗車予定だったためディナーは含まれていなかったんですが、コンシェルジュが気を利かせてデザートだけなら…と持ってきてくれました。チーズケーキ、チョコレートケーキなど5種類くらいから選ぶことができました。

今回のアメリカ旅行で臨機応変な対応をしてもらうことがあり、いいな~と思うことが度々。
例えば、ロードトリップ中にスーパーに立ち寄った際、会員カードがあれば割引が受けられますと書かれているのを見た友人がレジで「会員カードは持ってないけど割引受けられる?」と聞いたら割引してくれておどろきました。「アメリカでは普通だよ。」と言われて臨機応変だな~と感心しました。

アメリカの寝台列車AMTRAKの感想

すごくよかったです!飛行機よりもバスよりも乗り心地がいい乗り物でした。

イス席ではなく個室がおすすめです。狭いですがくつろぐことができますし、コンシェルジュがとても親切に手伝ってくれます。

今回は個人で予約し必要な区間に乗車しましたが、アムトラックを含むツアーも催行されています。

「鉄道の旅」アムトラックで行く首都ワシントン1泊2日(JTB)

JTBは日本語で予約ができるので便利です。

2019年クリスマスシーズンにフロリダからロスまで1か月の旅をしました。

その体験をもとにいろいろ書いていますのでよかったら読んでみてください。

アメリカ情報

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