ヘリスキーについて知りたい
- ヘリスキーって何?
- スノーボードはできるの?
- どんなスキーができるの?
- 上級者だけしか参加できないんでしょ?
- スキー場で滑るのとどう違うの?
- ニュージーランだからできる特別な体験なの?
- どのくらい滑られるの?
- 料金はいくらなの?
- お天気が悪い時はどうなるの?
ニュージーランドのクイーンズタウンで、50以上のアクティビティに参加したMiya (@tabitinfo ) が、ヘリスキーに参加した体験談をご紹介いたします。
ヘリスキーとは
ヘリコプターで山のてっぺんに行き、滑走し、またヘリに迎えに来てもらい、違う頂上から滑走するという滑り方ができるものです。
もちろん、スノーボードも可です。
初めてスキーを履くくらいの初心者は参加ができませんが、上級者じゃなくても参加できます!!
催行会社 Southern Lakes Heliski (サザンレイクスヘリスキー)のツアーです。
ニュージーランドのヘリスキー体験談
まず、レンタルの必要がある場合、前日までに準備が必要です。
スノーボードならお持ちの物でいいんですが、スキーの場合はファットスキーという幅広のスキーが必要になります。
ファットスキーは日本から持っていってもOK!
持ってきていなくても大丈夫です。レンタルできます。私はアウトサイドスポーツというお店で貸してもらいました。
ちなみにスキーレンタル店とヘリスキー催行会社をお互いに伝えておくと、ヘリスキーの会社がレンタルしたスキーを取りに行ってくれます。
なぜファットスキーが必要かというと、普通のスキーではふわっふわの深雪で埋まってしまうからです。
そう、手つかずの山を滑るということは、まったく圧雪されていないんです。
ストックをさすとどこまでも沈んでいきます。
お迎え
当日の朝、8時ころに、ヘリスキーに行けるかどうかのお知らせの連絡が来ます。
ホテルに泊まっている場合は、お部屋にかけてくれます。ヘリスキーの催行はお天気に依存します。
おすすめはクイーンズタウン到着の翌日を予約することです。
お天気が悪くて不催行になった場合に、翌日以降に変更することができます。
催行が決まれば、すぐにホテルにお迎えが来ます。
連絡の後、結構すぐにお迎えが来るので、連絡待ちをしている段階で出発できる準備を整えておいた方がいいです。
車でヘリコプターの離陸する場所まで連れて行ってくれます。
どこに行くかというのは、その日の一番条件がいいところに連れて行ってくれるので、日によって違います。私はワナカエリアに行きました。
最初に安全のための説明があります。
ビーコンってわかりますか?私はこの時初めて見ました。発信源に近づくとアラームが激しくなっていく機械です。万が一雪崩で埋まってしまった場合、助け合うための物なんです。
こういうのが一番大切ですね。
それが日本語で説明してもらえるのでKazuさんがいるツアーがおすすめです。
スキーやストックを載せてもらい、自分たちもヘリコプターに乗り込みます。ヘリの遊覧飛行も味わえてしまうんです。
空から見るニュージーランドはとってもきれいですよ!
山頂に到着したら、さっそく滑ります。
ガイドさんは山のことをよくよく知っています。
滑りやすいコースを教えてくれるので、できるだけそこを滑り…たいのですが!ゲレンデのようにスキーが言うことを聞かない!!!
これがヘリスキーの面白いところでもあるんです。
雪が深雪だったり、クラストと呼ばれるザラザラの雪質だったり、ゲレンデとは全く違います!
一度転ぶと、立ち上がるのも一苦労。深雪なので、立ち上がるためについた手が埋まる。スキー板が外れたら、立ち上がるためについた足が埋まる。
転び癖がつくみたいで、普段ゲレンデでは感じない不安感からちょっとしたことで転んでしまうようになっている方がいました。
そうなると、立ち上がるために体力が使われ、1本滑走しただけでクタクタ…
それで面白いの…?
と思うかもしれませんが、これが面白いんです。
スキーじゃないみたいなスキー。
自分でコントロールできないなか、少しずつコントロールできるようになっていく楽しさ。
地形も楽しめるのがヘリスキーの良さでもあります。
場所によってはすり鉢状になっていて、U字に振り子のように滑ります。
私の時は2本を滑走して、ランチの時間となりました。
早いグループは3~4本を午前中に滑るそうです…!!
誰もいない山の上でランチ!
テーブルもイスも雪で作ってくれます。
雪のテーブルに並べられたものから、好きなものを詰め込んだサンドイッチを作って食べます。
私は4本滑走のツアーだったので、午後からもう2本滑りました。
ヘリスキーの楽しみはスキーだけではなく、
この絶景!!
日本の山になれている皆さん、ちょっと不思議じゃないですか?
まず、山に木がない。
そう、ニュージーランドの山って、木がないところが多いんです!!日本だと森と森の間のゲレンデを滑りますよね?
ニュージーランドでは、どこでも滑れてしまう!
それから、山の途中からしか雪がない!こんなに山の上には雪があるのに、麓は
雪がない!!
スキーができるのに、雪かきの必要がない。
そこもニュージーランドでのスキーの魅力の一つです。
あ、でも、ちゃんと寒いですから、暖かい格好でお越しくださいね。
特別な体験
スキー場と違う
ゲレンデとの違いは、すり鉢状など特殊な地形を滑られること。
雪質がいい(天候による)
誰も滑っていない、圧雪されていないパウダーを滑られること
日本ではなかなか参加できない
日本ではヘリの着陸の許可などが厳しく、遊びでヘリスキーをするというのはあまり一般的になっていないそうです。
ニュージーランドでは、ヘリスキーは簡単に参加できる、身近なアクティビティなのです!
障害物なく滑られる
ヘリコプターで来るような場所なので、他のスキー客がいない。
ニュージーランドの山は木がない。
キャンセルになった場合
天候を理由にキャンセルになった場合、翌日以降に順延できます。都合がつかなければ全額返金されます。
安心。
料金
- 4本滑走 1,090 NZD
- 6本滑走 1,290 NZD
- 8本滑走 1,490 NZD
- 10本滑走 1,690 NZD
4本くらいがちょうどいいです。当日、滑走状況に合わせて追加することも可能です。
催行会社 Southern Lakes Heliski (サザンレイクスヘリスキー)
2022年2月現在の料金です。
料金改定がある場合があります。
最少催行人数
ヘリスキーは最少催行人数が6人くらい必要な場合が多いです。ヘリを飛ばすので1人、2人では催行できないんです。
なので、早めに連絡して、人数が集まりそうなところに参加させてもらうのがいいですよ。
本文に書いてますが、到着の翌日にすぐに参加するように予約するのがおすすめ!
お天気に依存するものなので、延期にできる余裕が必要です。
Kazuさんのいるツアーがいい!という方は、リクエストすることができますので、お問い合わせください。