海外旅行での詐欺の手口 旅行前に知っておくだけで予防になります!

旅の準備

海外で詐欺にあったという話を聞いたことがあるのではないでしょうか。

そんな話を聞くと怖くて海外旅行に行くのをためらってしまいますね。

でも海外旅行には行きたい…

怖がることはなくて、事前にどんな手口があるのかを知っておくだけで予防になりますので情報収集しておきましょう。

それから、念のため海外旅行保険には入った方がいいです。

毎回保険にお金を払うのは気が引ける…というかたは、海外旅行保険付帯のクレジットカードで航空券の決済をするといいですよ。

海外旅行保険付帯クレジットカード?という方向けに、後ほど詳細をご紹介します。

海外旅行詐欺の手口 アジア編

詐欺の手口というのは地域性があったりもします。

まずはアジアでの体験談を書きます。

タイ トゥクトゥク詐欺

タイのバンコクでの出来事です。

タイは旅行初心者におすすめの国として名前の上がる行きやすい国です。

だからこそ、気をつけてください。

詐欺師がいます。

タイに行ったら乗ってみたいのがトゥクトゥク

カラフルで日本では見られない乗り物なので目を引きます。

ただし乗るときは気をつけましょう。

行きたい場所、料金をきちんと確認交渉して乗りましょう。

私は1日のうちに2回連続でトゥクトゥク詐欺に遭いました。

1回目

トゥクトゥクの客引きに会う

宿泊していたサイアムにある宿の前で、トゥクトゥクドライバーに話しかけられました。

宿前に停まっているトゥクトゥクには乗らない方がいい、と事前に地球の歩き方で読んでいたので、スルー。

次の交差点あたりに停まっているトゥクトゥクドライバーに話しかけられ交渉開始。

(道を歩いているとよくトゥクトゥクドライバーの客引きに遭います)

私はワットポーというお寺に行きたかったんです。

ドライバーからは100バーツと提示されましたが、地球の歩き方に「100バーツは高すぎる」と書いてあったので交渉開始。

交渉の結果50バーツ(約168円)で行くことに決まりました。

トゥクトゥクに乗車

この人に気をつけて…

渋滞もなく、スムーズに進み…

トゥクトゥクはボート乗り場に到着。

「…?ボート??」

サイアムとワットポーの間に川はないんですが…。

ドライバーとバトル

ドライバーは言う。

「ここからボートに乗って行け。ボート料金は1,200バーツ(約4,045円)だ。」

はい…?

私のつたない英語で抗議しました。

「私はワットポーに行くために乗った。ワットポーへ連れて行け。」

ドライバーは

「追加料金はいくら払うか?」

と言う始末。

「さっきワットポー行きの料金を支払ったから、ワットポーに着くまでそれ以上支払う気はない。」

というと、ドライバーは無視を決め込みました。

168円とは言え、泣き寝入りするのは嫌だなぁ。今後日本人旅行者は簡単だと思われて同じ目に遭ったら嫌だなぁと思い、キレてみることにしました。

と言ってもキレ方がわからないので、すごい形相で

「YOU TOLD ME YOU WERE TAKING ME TO  WAT PHO! YOU TOLD ME! YOU, TOLD, ME!!!!」

(あなた私をワットポーに連れて行くと言った!あなたは私に言った!!!)

と知ってる言葉で何とか怒りを表してみました。

その上で、連れて行かないんだったら金返せ!と詰め寄ると、お金を返して逃げて行きました。

きっと私すごい形相だったのでしょう。

ドライバーが去った後

当時の私はSIMフリーフォンを持っていなく、海外ではWiFi がないとネットができませんでした。

よく海外旅行に行くなら持っていた方がいいSIMフリーフォン

現地で安いSIMカードを買うことで、海外でも安くスマホが使えます。(数百円~)

自分がどこにいるのかわからない…とても田舎。

でも怒ったばかりなのでアドレナリンが出ていてなぜか強気。

ボート乗り場のあたりにはたくさんトゥクトゥクが停まっていました。

ドライバーが話しかけて来たのでワットポーに行きたいと伝えると、

「100バーツ払うか、50バーツで宝石店経由で行くか、どっちがいいか。」

と言われました。

さっきの2倍か怪しげな宝石店に連れていかれるかなんて、どっちも嫌!!そもそもその怪しい提案をするドライバーが嫌!

どのドライバーと話してもみんな同じことを言ってきます。

その宝石店と契約をしているようです。

もういい!!とその場を去ると、私の背中に向かって

「ここはめちゃくちゃ遠いぞ!どうなっても知らないぞ!!」

と叫んできました。

お前のトゥクトゥクに乗るより安全じゃ!!と思い無視して大きい通りを探しました。

大きい通りに人がいたので、ワットポー行きのバスがないか尋ねてみましたが、田舎では英語を話せる人が皆無…

とりあえず私の会話の中で唯一タイ語を連呼しました。

「ワットポー。ワットポー。ワットポー。」

笑顔でうなずくみなさん。

私の後ろにある看板を指さすみなさん。

なんとたまたまそこはバス停でした。

人差し指を見せて、1番バスだと伝えるみなさん。

そこに1番バスがやってきました。

みなさんは私の背中を押し、乗れ!乗れ!!と表してくれました。

優しい…

そして何とか伝わるもんだ…

バスに乗車

バスに乗ると缶をシャカシャカ振りながらお姉さんが近づいてきました。

みんなこのシャカシャカ姉さんにお金を渡していたので、真似をしました。

お金を渡すと領収書をくれました。

これがタイのバスの仕組みのようです。

しかし、どこで降りるのかがわかりません。

他のお客さんに聞いてみましたが、やっぱり英語は話せないらしい。

再び私の知っているタイ語ワットポ-を連呼。

その人が、シャカシャカ姉さんに話してくれて、シャカシャカ姉さんが降りるところを教えてくれました。

無事ワットポ-に到着です。

交通機関としてはトゥクトゥクより公共交通機関の方がよっぽどいいわ!と実感させられた数時間でした。

それから詐欺師は腹立つけど、現地のタイ人はとてもやさしい人が多いです。

2回目

この人に気をつけて

ワットポー見学を終えた私は、川の反対側にあるワットアルンに行くこととしました。

川を渡るのでボートに乗ります。

乗り場はどっちかなーと地図を見ようと取り出した時、地図を落としてしまいました。

タイ人がすかさず拾ってくれました。

お礼を言うと、どこに行きたいんだと聞かれ、ワットアルンと答えました。

「残念ながらワットアルンは1時にならないと入れない。」

ふふ。怪しいでしょ?

そう!詐欺です。でも気づかなかったんだなー。

地図を拾ってくれた親切な人だと思ってしまったんです。

「1時まで時間があるから僕がおすすめの観光ルートを教えてあげるよ。」

と言って、拾ってくれた地図にペンで丸を書き始めました。

「この丸で囲んだところをトゥクトゥクで周ればちょうど1時くらいに船着き場に行けるよ。トゥクトゥクに交渉してあげるよ。」

と言った瞬間にタイミングよくトゥクトゥクがやってくる。

そして50バーツ(約168円)で行くことに。

この時は「こんな観光タクシーみたいなことしてくれて、たった168円⁉」と喜びました。

小さなお寺を何軒かとムエタイの練習場とかも見れてなかなか満足。

遠方のお寺は今日は気温が高いから行かない方がいいといわれ、ま、いっかと思っていました。

おそらく面倒になったのでしょう。

そして最後にシルク店に連れて行かれました。

「私興味がないから行きたくない。」

と言いましたが、

「どうしても一歩は店内に入らないとだめだ。」

と言います。

私はシルクの質なんかわかりませんが、素人でもわかるくらい全く品質の良くないシルクでした。

1分くらいでお店を出ました。

お腹すいたからレストランでおろしてとお願いしドライバーと解散。

ご飯食べながら、地球の歩き方を見ていると、ワットポ-のページにこんな記事が…

「ワットポ-周辺で英語で話しかけてくる人は相手にしないこと。他の寺は閉まっていると言って、テーラーや宝石店に連れていきクズ商品を買わせる詐欺です。」

.Ah Oh Yeah…これじゃん。

おかしくておかしくて一人なのに爆笑しそうになりました。

50バーツで詐欺体験しました。

トゥクトゥクの料金自体は詐欺価格ではありませんが、シルクを買ったらアウトでしたね。

詐欺を含め注意点まで教えてくれるガイドブック「地球の歩き方」

食事を済ませ、ボート乗り場に行き、ワットアルンを目指しました。

ボート片道3バーツ(24円くらい)。

詐欺じゃなければ、物価はそんなもんです。

カンボジア 偽ガイド詐欺

カンボジアに行ったら絶対行きたいのがアンコールワットという遺跡です。

ここには世界中からたくさんの観光客が来ます。

なので、ツーリストトラップと呼ばれる、観光客をターゲットとした罠が多いです。

私が実際に遭遇したのは、遺跡でガイドをすると話しかけてくる男性の詐欺師です。

私は遺跡を歩き回りながら写真を撮っていました。

「写真を撮ってあげるよ。」

と話しかけてきたのが始まりでした。

その後はお願いしてもいないのにずっとついてきて、おすすめの写真スポットや嘘くさい歴史やおまじないを教えてくれました。

おまじないは遺跡のある場所で陰毛を落とすと子宝に恵まれるみたいな話だったと思います…嘘くさい。

スラムドッグミリオネアのワンシーンを思い出します。

主人公がインドのタージマハルで偽ガイドをして、嘘まみれの内容を案内するシーンがあります。

カンボジアに行った時はすでに何か国か旅していたので、即詐欺だと気づいていました。

しかし、この詐欺、楽しんじゃおうかなと思い、乗っかってみました。

実際おすすめしてくれた写真スポットはとてもよくて、割と詐欺ガイドを楽しんでいました。

出口まで来ると、待っていましたドネーションタイムです。

「恵まれない子供たちを助けたいんだ。募金をくれないか?」

と言って、サインと金額を記載する紙を渡されます。

そこにはすでに10人くらいのサインと金額がかかれていて、金額は50ドルとか100ドルとか。

嘘つけ―い!

頼んでもいないとはいえ、彼にチップはあげようと思っていたので3ドル程度渡してみました。

「他のみんなはこのくらいくれてるんだよ?」

と言われましたが、

「え、募金でしょ?そんなに多額の現金持ってないし。」

と言うと去っていきました。

危険な場合もあるのでみなさんは詐欺師で遊んではいけませんよ。

ベトナム 偽Uber

ウーバー(Uber)って知ってますか?

とっても便利なアプリで、タクシーのように使うことができます。

ウーバーのいいところは、

  • 事前にアプリ上の地図で行き先を指定できる
  • 事前に金額が確定してる
  • ドライバーの口コミや評価が事前に見られる

いくらになるだろう…とか場所は伝わるだろうか…という不安がありません。

手配してから5分くらいで来ることが多いのもうれしいです。

手配時に車の車種、色、ナンバープレートが送信されるのでどの車が自分たちが乗るべき車かわかります。

利用後は運転手を評価する仕組みになっているので、運転手の態度もいいです。

ウーバーに登録してみる

ベトナムでもウーバーは大変人気です。

そのウーバーを詐欺に使おうという人が現れたのも不思議ではないんですが、ウーバーはアプリでやりとりなので簡単に詐欺に使えるものではありません。

そこで稚拙な詐欺師は考えた!

ウーバーと書いた名刺を出して、

「俺ウーバードライバーだから乗って行きな!」

と言うんです。

ウーバーってそういうシステムじゃないから!!

と大爆笑してしまいました。

ホーチミン空港での出来事でした。

ホーチミン空港にいるタクシードライバーはぼったくりが多いことで有名なので、それこそ本当のウーバーを使った方が安全です。

私たちは空港でアライバルビザのスタンプ待ちをしている間に、空港のフリーWi-Fiを使ってウーバーを手配し、出口で待ち構えている山のようなタクシードライバーたちを全部断ってウーバーで無事に移動できました。

ベトナム 靴磨き

ハノイのコンビニ前で笑顔で近づいてきて

「靴を貸して」

と言って、磨いたり直したりしてる人たちがいます。

横で聞いていると終了後、300,0000~450,000VND(1,450~2,175円)を請求されていました。

その金額あったら新品の靴買えちゃう!!!

目の前で靴を預けた旅行者を見かけたので、

「後でお金払うの知ってる?」

と声をかけたら、大慌てで靴を取り返しに行っていました。

しかし、なかなか返してくれない。

「靴磨き必要ないから」

って言っても、

「WHY!?!?! f$g£hh^ut&jng*!!!!!」

と逆ギレされ作業は強行されていました…

「50,000VND払うから今すぐ靴返して!」

と言っても無視。作業続行。怖い…。

納得した料金で納得したサービスを受けるように気をつけないといけないですね。

ベトナムの人は基本優しくていい人が多いですが、商売で話しかけて来る人には気をつけたいところです。

バリ バナナの押し売り

バリのウブドにはモンキーフォレストというサルが見られる場所があり有名です。

その場所の近くではサル用のバナナを売る人がいますが、その人たちの中に強引な人もいます。

無理やりバナナを渡してお金を請求する場合があるので気をつけた方がいいです…。

海外旅行詐欺の手口 ヨーロッパ編

フランス サインして詐欺

フランスに行ったらエッフェル塔の写真を撮りたいですよね。

その撮影場所として有名なところにトロカデロ広場という場所があります。

ここで

「恵まれない子供たちのためにサインしてください。」

と言ってくる人がいました。

サインしている間にスリをする手口なので気をつけてください。

この手口はここやフランスに限らず、スペインなどでも遭遇しました。

サインしないのが一番です。

スペイン バラをあげる詐欺

マドリッドでフラメンコの格好をした女性が近づいてきました。

バラを一本差出し、プレゼントだと言います。

怪しすぎるので私は断りましたが、知人は受け取ったことがあり体験談を話してくれました。

お礼にチップを請求してきて、あげようとお財布を開くと現金を盗む手口だそうです。

お気を付けください。

イタリア バラをあげる詐欺

イタリアのトレビの泉にバックパッカーズで同室になった人たちと行きました。

おじさんが

「バラをあげる。タダだよ!」

と言って強引に渡されました。

渡した後は少し離れて、去っていったように見えたので、本当にただくれただけなのかな…?と疑問に思いながら写真を撮ったりしていました。

しばらくするとおじさんが戻ってきて、少し怖い形相で

「バラの料金を払え!」

と同室の男の子に迫りました。

おそらく彼氏だと思ったのでしょう。

彼女にバラをプレゼントしろ!みたいなことを強引に言っていたので、

「バラいらない!」

と突き返しました。

もちろん簡単には受け取ってくれませんでしたが、断固として突き返したらおじさんは去っていきました。

イタリア 列車の座席案内詐欺

イタリアのナポリは治安があまり良くないと言われています。

その中央駅から列車に乗るときは気をつけた方がいいです。

少年たちがうようよしていて、

「チケット見せて!席まで連れて行ってあげるよ!」

と言ってきます。

実際列車が長いので自分の席がいまいちわからなかったんですが、ナポリは気をつけた方がいい場所だと認識していたので駅員さんがいるところまで無言で歩き続けました。

彼らはついてきますが

「No thanks.」

といって駅員さんに席を聞き乗りました。

荷物を取られたり、お金を要求される可能性があるので気をつけましょう。

海外旅行での詐欺対策

タクシー、トゥクトゥ利用時は疑ってみる。できればウーバーを利用する。 道で突然話しかけてくる人は疑ってみる。特に英語が上手だと怪しい。 何かを無理やり渡されそうになったら断固拒否。 何かサービスを受けたら必ず支払いが必要と考えた方がいい。必要ないと言われてもチップを渡すくらいの気持ちのよゆうがあるといい。

それでも被害に遭うこともあります…。

どんな被害なのかにより対象となるかどうかが決まりますが、海外旅行保険に加入することをおすすめします。

海外旅行保険付帯のクレジットカード

保険料がかかるのが嫌だなぁという方は、最低限海外旅行保険付帯のクレジットカードを利用しましょう。

旅人に人気の海外旅行保険付帯のクレジットカードは楽天カード

その条件は、保険が有効となるには、日本を出国する以前に下記に該当する代金を楽天カードで支払っていること。

自宅から出発空港までの交通費(公共交通乗用具の運賃)

または

海外旅行代金(募集型企画旅行の料金)

この海外旅行代金には航空券の料金が含まれます。

私は3か月未満の海外旅行はいつも楽天カードで航空券を予約して、カード付帯の海外旅行保険を使っています。

幸いなことに実際に保険を使ったことはありませんが、使おうとしたことがあり、その時は対応がスムーズでした。

(航空会社が買ったばかりのスーツケースを破損し保険を申請しようと思いましたが、買ったばかりだったのでかばん屋さんが補償してくれました。)

楽天カードについて見てみる。

海外旅行には事前の情報収集がとても重要です。

楽しく観光地について調べるのもいいですが、併せて気をつけるべきことについても調べておきましょう。

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