2019年12月、友達のお父さんを訪ねてアトランタに行きました。
アトランタと聞いて「オリンピック」しか出てこなかったんですが、アトランタには映画の撮影スタジオがあります。
友達のお父さんは映画の特殊効果のお仕事をしていて、撮影現場を見せてもらいました。現在はDOOMの2作目を撮影中。
写真撮影は禁止なので写真はありませんが、今までただ見ていた映画の撮影裏にはこんなことが起きていたのか!と驚きましたのでシェアします。
アトランタ 映画の特殊効果
車がひっくり返ったり、炎が上がったり、爆発したり…そういうものはすべてCG(コンピューターグラフィック)だと思っていましたが、本物+CGでした!
その本物の部分を作るのがお父さんの仕事。「Special Effect」と呼ばれています。
スペシャルエフェクトのお仕事の流れ
- 台本を読む
- スペシャルエフェクトが必要な部分に印をつける
- 必要なものを用意する
- ロケ地に運ぶ
- 撮影する
という流れで、基本何でも作ります。
職場はもちろん、自宅にも大きなガレージがあり、3Dプリンターや鉄板を切る機械など「個人でも持ってるの?」と驚くようなものがたくさんあります。自分で大きな送風機を作ってしまうほどです。市販のものよりも静かで撮影時に貸してほしいと言われることも多々あるそう。
撮影現場の見学
撮影現場は屋内のものと屋外のものを見せてもらいました。
どちらも事前にスマホの電源を切り、すごくすごく静かにして参加します。
屋内
大きな建物内に本物同様の内装がたくさん作りこまれていました。ファーストフードの店内、立派な洋館のダイニング、暗くて物がたくさんある物置など、シーンごとのセットがずらずらと並んでいました。
撮影が始まるとドアに赤いランプがつき、ブザーが鳴ります。その間は出入り禁止。
スタジオ内には食事休憩が取れない人もいるのたくさん食べ物が並んでいるテーブルがありました。
屋外
実際の住宅街を一区間まるまる貸し切って撮影。
そのエリアに住んでいる人には日当を渡し、期間中はホテルなどの滞在してもらいます。
撮影関係者はミニバスに乗って到着。
今日の撮影キャストとシーンについて書かれたプリントをもらいます。
私は役者さんに詳しくないのでわかりませんが、彼ジョーが見ているドラマに出てくる女優さんがいてジョー感激。
事前に何度も確認。役者さんも何度も何度も繰り返し練習をしていました。セット担当の人は木を直したり、メイク担当の人は何度もマスクを付けたり外したり。
いよいよ本番!
しんと静まったなか撮影が行われます。
ディレクターが「カット!!」と言い、テントから出てきて修正の指示をして再度撮影。
これを繰り返します。
お父さんが「ほんの数秒の撮影のためにすごく長い時間がかかるからずっと見ててもつまらないよ?」と言ってました(笑)
冬に撮影されているため、芝生を鮮やかにするために緑色のスプレーが撒かれていました。
ランチがおいしかった
スタッフに混ざってランチをいただきました。ビュッフェスタイルになっていてケータリングの会社がランチを提供します。
これがすごいおいしい。
メインが何種類もあり、野菜もたくさん。デザートも豊富で、毎日ここにいたら太っちゃう自信があります。
今回は友達のおかげで現場を見学させてもらうことができました。その友達も数年前にお父さんと同じ職場でスパイダーマンの制作に携わっていました。
今回の訪問はツアーではありませんが、ツアーとして組まれているロケ地もあるのでチェックしてみてください。
2019年クリスマスシーズンにフロリダからロスまで1か月の旅をしました。
その体験をもとにいろいろ書いていますのでよかったら読んでみてください。