カナリア諸島の7つの島の一つ「グランカナリア島」
この島で中心となっているのがラスパルマスという街です。
このラスパルマスが15世紀末に生まれた場所が、今回ご紹介するベゲタ地区です。
現在も当時の古い建物が残っており、旧市街の雰囲気を楽しむことができます。
この記事ではベゲタの見どころをご紹介します。
ラスパルマスの歴史的地区を案内してもらいました。
— Miya🇹🇷@旅ブロガーTabit Info (@TabitInfo) October 12, 2020
とてもステキな街で、滞在しているビーチ近辺とは全く違う雰囲気。
コロンブスに縁のあるものがたくさんありました。 pic.twitter.com/MfsVZDGwgL
ベゲタの場所
ラスパルマスの南に位置します。
ベゲタの見どころ
カサ・デ・コロン
コロンブスの家です。
コロンブスといえばアメリカ大陸を発見したことで有名ですが、彼はこのグランカナリアからアメリカ大陸へ向けて出港しました。
その時に滞在していたお家です。
現在はミュージアムになっていて、中を見学することもできます。
サンタ・アナ大聖堂
ベゲタ地区でひときわ大きな建物がこのサンタ・アナ大聖堂。
1497年に建設が始まり、資金不足により1570年に一度工事をストップ。後に再開され長年を要したため、複数の建築様式が混ざり合った、ローマカトリック教会です。
1819年までカナリア諸島で唯一の大聖堂でした。
このサンタ・アナ大聖堂がある広場を「サンタ・アナ広場」といいます。
サンタ・アナ広場の犬の像
カナリア諸島について調べていると犬の話をチラホラ耳にすると思います。
カナリアだけに鳥じゃなくて?と思うかもしれませんが、鳥のカナリアはこの地名から名づけられたものです。
ではこの地名を付けたものは何か。
その一説が犬なんです。
「犬の島」を意味するラテン語の名前CanariaeInsulaeに由来しているのではないかと言われています。
カナリアの州旗にも犬が描かれています。
サンタ・アナ広場にある犬の像は写真スポットして人気です。
ベゲタ市場
1856年に作られた市場で、現在も新鮮な食材が購入できます。
約90店舗が立ち並び、お肉野菜魚などいろんな食材が揃います。
NHKの旅するスペイン語という番組でカナリア諸島がロケ地になったことがありますが、その時にベゲタ市場でも撮影されていました。
ジンさんと竹剤輝之助さんのシーズンです。
ベゲタ市場を含めこういうタイプの市場はスーパーよりも新鮮で安く、何でも揃うのでラスパルマスに住んでいた時もよく通いました。
海外でカラフルなフルーツが並ぶマーケットが見てみたい!という方にピッタリ!
グランカナリアはフルーツがとってもおいしいのでぜひ食べてみてください。
カナリア諸島では果物がよく穫れます
— Miya🇹🇷@旅ブロガーTabit Info (@TabitInfo) October 16, 2020
バナナが有名
マンガと呼ばれるマンゴーかめっちゃくちゃ美味しくて巨大
甘いみかん
パパイヤ
果物好きにはたまらん🤤 pic.twitter.com/aXCNOmDzAo
サン・アントニオ・アバド教会
ベゲタにあるサン・アントニオ・アバド教会は1757年に建てられました。
1478年にフアン・レジョンが島を征服するために野営地「レアル・デ・ラス・パルマス」を作り、その時に礼拝堂も建てられました。
この礼拝堂はこの街で最初の教会でした。
サン・アントニオ・アバド教会はその礼拝堂跡地に建てられました。
ラスパルマス発祥の地
1478年にラスパルマスいう街が生まれました。
その場所がここ。
石板には
葉っぱの生えたヤシ、グニグアダ川に隣接して、1478年にこの地にラス・パルマス・デ・グラン・カナリアの都市が誕生しました。
と書かれています。
川に隣接?と思うかもしれませんが、ベゲタ市場前にある大きな道路は昔、川でした。
番外:バルコニーを見上げてみよう
ベゲタを歩いていると木製のバルコニーに細やかな彫刻がされているものがいくつもあります。
これはカナリア諸島の伝統的なバルコニーのスタイルです。
古い趣のある通りや建物とマッチして素敵です。
歩きながら見つけてみましょう。
下から仰ぎ見ても美しいバルコニーです。
ベゲタ地区には歴史を感じられる物がたくさんあります。
ラスパルマスに滞在される際はぜひ足を運んでみてください。
ラスカンテラスからバス12番で20分程度の距離で、気軽に行くことができます。
私はグランカナリアに住もうとビザ申請していたため、4か月ほど滞在していました。ビザは取得しませんでしたが、滞在時の経験からグランカナリアの観光・ハイキング・レストランなど、いろいろ書いています。
併せてお読みください。