サーファーに大人気のモロッコの街タガズート。
私が訪れた1月初旬でさえ、日中は20度を超える暖かさ。
いい波が来るということでサーフリゾートとして欧米を中心に人気の街です。
すごく小さな町にもかかわらず、コーワーキングスペースがありノマドにも人気の街です。
サーファーでもないMiya(@tabitinfo)がタガズートでのんびり過ごしてみたので、どんな街でどうやって行くのかを記事にしました。
※この記事にはサーフィン情報がありません。
サーフチェックしたいかたは、こちらを参照ください。(英語)
TAGHAZOUT SURF REPORT AND FORECAST
タガズートはどこにあるの?
有名な街のマラケシュやカサブランカより南にあります。
発音するときは最後の「ト」をとって、タガズーの方が近いです。
タガズートはどんな街?
歴史
タガズートを始め、モロッコ南部にあるベルベル人の村は発祥について不明です。
1960年代後半に若者たちが自分の拠点探しにモロッコ南部を探索し、ここのビーチが有名になりました。
当時はキャンプなどをする人も多くいましたが、現在はキャンプ禁止、観光用のホテルなどが建っています。
雰囲気
とても小さな町でモロッコらしい雰囲気も残しつつ、欧米人向けのお店や宿が多いです。
英語が通じて治安もよく、客引きなどもないため過ごしやすいです。
日々欧米人観光客向けに観光開発されているという印象で、建設中の建物がたくさんありました。
猫も犬も路上にたくさんいて、いたるところでお昼寝をしているのんびりとした街です。
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英語、カフェ、Wi-Fi、きれいなトイレなど必要なものがそろっていて便利です。
タガズートの楽しみ方
- サーフィン
- サップ(パドルボード)
- ラクダ乗り
- ヨガ
- カヤック
- ビーチバレー
- ビーチサッカー
- 日光浴
パラダイスバレーという村におでかけするのも人気です。
コーワーキングスペース
ノマドワーカーにも人気があり、小さい町ながらコーワーキングスペースがあります。
宿泊もできるので、モロッコでのんびりノマドライフを送りたいなーという方は候補の一つとしておすすめです。
物価
欧米系のカフェやレストランが多く、そういうお店は観光地価格になっています。
ローカル店もあるのでご安心ください。
例① ミントティ(ポット)
観光地価格 172円
ローカル価格 80円
例② タジン鍋
観光地価格 460円
ローカル価格 286円
1.5~2倍くらいなので気が引けるかもしれませんが、金額にすると数百円くらい違いです。
「観光地価格は嫌だ!」という方はローカル店に行きましょう。
欧米系のカフェとローカルレストランのおすすめをご紹介します。
タガズートのおすすめレストラン
欧米系のカフェ
ワールドオブウェーブス(World of Waves)
宿泊することもできます。
私はカフェ/レストランとして利用しました。
Wi-Fiも順調でお仕事もできました。
朝食↓
ローカルレストラン
タガズートタジンパレス(Taghazout Tajine Palace)
メニュー
Petitが一人用、Grandが二人用サイズ
一人用タジン鍋は25dh(約286円)
昼過ぎからタジンの炭に火が入るようです。
あまり早めに行くとタジンは食べられません。
タガズートの宿泊施設
カフェワールドオブウェーブス
先ほどご紹介した欧米系カフェは宿泊施設にもなっていて、すごくよさそうでした。
私が検索した時にはすでに満室だったので、気になる方は早めに予約を!
料金は少し高めです。(ダブルルーム1室95ユーロ。約11,800円)
Laverie du Soleil Surf House
ここに宿泊しました。
家族経営の宿という感じ。
良かった点
- 奥さんは英語が通じる
- パティオ付きの部屋
- オンスイート(部屋にトイレやシャワーがついている)
- 小さなキッチンがついている(使わなかったけど)
- オーナーがすごく親切
- 安い(二人で3,728円)
- モロッコらしい建物
- タオル付
- お茶やコーヒーは依頼すると無料で淹れてくれる
イマイチだった点
- 建物が古く、掃除はあまり行き届いていない
- シャワーのお湯が安定しない(水になることも)
- サーフタウンなのでしょうがないですが、砂っぽい
- 部屋の中が暗い
- Wi-Fiが弱い
タガズートのアクセス
とても小さな町で、アクセスが悪いのがタガズートのマイナス点…。
観光開発されているのでそのうちルートができるとは思うのですが…。
タガズートから一番近い大きな町はアガディール。(車で30分ほどの距離)
移動はこの町が拠点となります。
行き方
タガズート → アガディール間
レンタカーを利用する人が多いようでした。
それ以外だと…
乗合タクシー 一人10dh
白い車体のタクシーが長距離を走ってくれます。
アガディール発タガズート行は乗ったことがないので詳細はわかりません。
空港タクシー 300dh
アガディールには小さな空港があり、国際線も飛んでいます。
私はイギリスのルートン空港からライアンエアーでアガディールに到着し、宿泊先に手配を依頼しておいた空港タクシーを利用しました。
なんと、航空券は10キロの荷物込みで約3,200円!
空港タクシーは高い。
アガディール空港の出口にタクシー料金が書かれた看板がありましたが、そこにも300dh(約3,440円)と書かれていたので、おそらく適正価格なんだと思います。
イギリスからの航空券より高いじゃないか!
アガディール空港はアガディールの街の中心から車で30分ほど離れています。
タガズートまでは1時間弱。
他の街への移動
タガズート → ほかの街
アガディールの街の戻る必要があります。
タガズートに停まるバスは見つかりませんでした。
ホテルのオーナーにも聞いてみましたが、アガディールに戻ることをすすめられました。
地元の人はバス停じゃないところでもドライバーに合図して停まってもらうそうですが、旅行者には至難の業なのでおとなしくバス乗り場に行くことをおすすめします。
①乗合タクシーでアガディールへ
タガズートからアガディールへは乗合タクシーがあります。(一人10dh)
アガディールの中心部まで連れて行ってくれます。
場所を指定して連れて行ってもらうことはできません。
タクシーの停留所からさらに移動したければ、アガディール市内を走っている赤いタクシー(プチタクシー)に乗り換えます。
3dhから始まるメータータクシーです。
②長距離バス
アガディールからは長距離バスが出ています。
私はCTMという会社のバスをインターネット事前に予約し、エッサウィラに向かいました。
バス会社は何社もありますが、基本的にウェブサイトがない、あってもうまく動いていない…のでネット予約が難しいです。
CTMはウェブサイトがありネット予約ができるようになっています。(私が調べた限りでは唯一)
ウェブサイトはクオリティが非常に悪く、言語がフランス語から英語に切り替えられるようになっているように見えますが、動作しません。
外国のクレジットカード拒否もよくあるようです。(私も使えませんでした)
一番ましな会社でこれか…と絶望しそうになりましたが、CTMはなんと!
スマホアプリがあります!
アプリをダウンロードすると決済ができました。(言語はフランス語のみ)
モロッコ人に聞いたところ、バス乗り場に行き「次の出発のどこ行き」と言って直接チケットを買うのが主流だそうです。
タガズートは優しい町という印象です。
サーファーはもちろん、のんびりビーチで癒されたい人にもおすすめです。
渡航前はモロッコのことをカオスと想像していました…。
タガズートはモロッコの印象を優しくしてくれました。
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