夢がないんです。どうしたら見つかりますか?
最近は「好きなことを仕事に」とか「夢を持て」とか、よく見聞きします。でも「夢がない」「自分がやりたいことがわからない」と思っている人も多いようです。
このトピックを書くにあたって「夢がない」で検索したら462,000,000件の検索結果が出ましたので、それだけ需要があるのでしょう。悩んでいる人が多いなら、ひとつの例として私が思う夢についてここに書きだしてみます。一人の人にでも届けばいいな~と思います。
夢の見つけ方
私にも夢がなかった時期が長くありました。ハッキリとした夢を持っている人を見て羨ましいなぁと思っていました。
今は夢だらけ。なぜかというと、自分が「夢」と呼ぶものの範囲を広げたからです。
興味があることはいくつもあるのに、具体的な職業名が言えない。だから夢とは言えない。
と思っていませんか?そんなことないない。夢って職業のことだけじゃないんです。
興味があることは全部「夢」と呼んでいい!
花が好き、料理が好き、旅行が好き、人の相談に乗るのが好き、ゲームが好き、読書が好き…
好きなものはチャレンジしたいし遊びたいし食べたいし行きたいですよね。これをもう「夢」と呼びます。
興味があることひとつひとつを始めてみる。その結果、「思っていたのと違った」とか「これ好き!」と見えてきます。好きなものだけ続けたらいいんです。
好きだな~と思って続けていると、共通する人と出会います。そしてその人たちの話を聞き、自分の知らなかった道を知り、それが職業につながっていくことだってあります。
具体例を話しましょう。
私の例
私には夢とか目指している職業が特にありませんでした。
ある時海外旅行に行きすごくすごく感動しました。その時に私は「海外旅行が好き」と感じました。もっといろんな国行ってみたい。(こんな風に夢が始まりました。この時はこれが夢と認識はしていませんでした。)
何か国か旅行するうちに「海外旅行ではなく海外移住してみたい」と思うようになりました。一つの夢がかなって、夢が進化しました。
模索しながらワーホリという道を選び渡航。何の仕事をしようかと考えたときに、興味があることがドバドバと出てきました。
- 子供好きだからベビーシッター?
- カフェが好きだからバリスタ?
- ファームでの仕事
- バーテンダー
- ホテルのレセプション
- ツアーガイド
- 観光案内所
- ウェブサイト作成
- 着物の帯で作ったバッグをる
など…
どれも未経験だけど(未経験だから?)、チャレンジしてみたいなと思っていました。
このうちのいくつかをやってみた結果、ベビーシッターは違う、バリスタは違う、ファームの仕事は好きじゃない、帯バッグもイマイチということがわかりました。
ニュージーランドで観光業の仕事がしたいと思っていて、観光案内所に勤められるようになったときに「やりたかったことができる!」と感じ、初めて夢が叶うという感覚を持ちました。
そして、興味があることは全て夢と呼んでいい・そこにたどり着いたら夢が叶ったと言っていいんだと気づいたのです。
観光案内所のお仕事が大好きで観光業で働いていきたいと思うようになりました。以前よりはっきりと自分が興味がある分野を認識しました。
観光業つながりで、カナダでガイドにも挑戦しましたが、ガイドはなんか違うなと思いました。なんでかな?と考えて、私は情報発信や旅の相談に乗ることが好きなんだなと気づきました。
興味があることをやってみる、好きかどうか続けたいかどうかを考える、の繰り返しで絞られていった先にあったものです。どれにも挑戦していなかったら、きっと自分の好きなもの嫌いなものを見つけ出せずにいたと思います。
そんな生活の中で出会った彼ジョーがノマドワーカーで、パソコンとインターネットがあればどこにいても仕事ができるというライフスタイルをしていて、とても羨ましいと思いました。私もそんな生活がしてみたい。ノマドワーカーが夢の一つに加わりました。
観光業×ノマドワーカー=旅ブロガーになりました。ヨーロッパに住んでみたいという夢もあったのでヨーロッパへ移動。
ブログの管理をしていくことがすごく面白くて、もっと勉強したいなと思っていた時に友達からウェブサイトマネージャーの仕事について話を聞き「それやってみたい!」と思いました。ウェブサイトマネージャーになりたいという夢が誕生しました。
そして無事合格して、ウェブサイトマネージャーという仕事につきました。
最初からウェブサイトマネージャーが夢だったわけではありません。好きなこと興味があることをしていたら、それがウェブサイトマネージャーにたどり着いていただけなんです。
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ジョーの例
ジョーは小さいころからゲームやコンピューターが大好きな男の子でした。ファミコンしすぎてお母さんに取り上げられて泣くという、よくいるゲーム好きな男の子。ゲームが好きすぎて将来ゲームを作りたいと思っていました。
大学でプログラミングを学んでいた頃、大好きなオンラインゲームをしていた時にゲーム仲間から「システムのプログラミングできる?」と声をかけられその人の会社で働くようになりました。その会社の経営がうまくいかなくなり、無職状態に…。その後会社がもち直し再度雇用したいと言われたことをきっかけに、フリーランスとして仕事を受けるようになりました。
こうしてジョーはノマドワーカーになりました。現在もおもしろいからとアプリ開発をしたり、私のブログの分析をしたりしています。このおもしろいからといってやっていることがスキルとなり、めきめきとスキルアップしていっています。
職業にこだわらず、興味があればなんだって夢だと思います。自分がただの興味と思っていることがゆくゆく職業になることだってあるので、その興味を「夢じゃない」と思ってつぶさないでほしい。そしてその夢は、たくさんあっても変わっていっても構わないんです。
両手じゃ抱えきれない夢
私がすごく好きな歌、ザブルーハーツの「夢」。曲も好きだし、歌詞の一字一句が大好き。
僕には夢がある 両手じゃ抱えきれない
僕には夢がある ドキドキするような
家から遠く離れても なんとかやっていける
~
僕には夢がある 毎晩育ててる
僕には夢がある 時々びびってる
なんだかんだ言われたって いい気になっているよ
夢が叶うその日まで 夢見心地でいるよ
~
限られた時間の中で
借り物の時間の中で
本物の夢を見るんだ
あれもしたい これもしたい
もっとしたい もっともっとしたい
THE BLUE HEARTS 「夢」
名曲なのでぜひ聴いてみてください。
夢ってどんなものかは人それぞれですが、私にとっての夢はこの歌詞みたいなもの。
いくつあってもいい。そのことを考えたらワクワクドキドキするならそれは夢って呼んでいい。そう思っています。行きたい場所がある、それだって夢と言えるし、食べたいものがある、両親と旅行がしたい、なんだって夢って呼んでいいんです。(私の今の夢は両親をヨーロッパに招待することです。)
あなたには本当に夢がないんだろうか?
夢と呼んでいないだけで、本当は興味があることがあるんじゃないだろうか?もしあるならとりあえずやってみたらどうですか?
でも、だって、と不安になる気持ちは誰にだってあります。私にもあります。どちらかというと心配症で考えすぎな方です。暴れる不安を落ち着かせることに必死です。不安は悪い感情じゃないですし、全く不安なく挑戦できることってほとんどないと思います。
誰かがドアを開けてくれるのを待つのではなく、自分でドアを開けていかなくては進みたい道に進んでいくことはできません。自信がなくてもいいです。不安に負けずに進んでみませんか?
あなたの興味がどんなものにあるのかはわかりませんが、もしそれが海外に向いているのであれば、私もいろいろ発信しているので読んでみてください。