- ワーホリに行ったらベビーシッターに挑戦したいけど資格ない…
- 語学力はいるのかな?
- 実際どんな仕事なんだろう?
ワーホリ中、未経験でもOK!ワーホリでベビーシッターになることができます。むしろ日本よりなりやすい気がします。
オーストラリアのワーホリ中、住み込みでベビーシッターをしていたMiya (@tabitinfo ) が体験談をご紹介します。
ベビーシッターってどんな仕事?
ベビーシッターのイメージどんなものですか?
- 家にいる保育士さん?
- 一緒に遊んでくれるお友達のような人?
もともと日本ではあまりなじみがない上に事件もあったりで、依頼するのをためらってしまう…なんて聞きますね。
他人に子供を預けて出かけるなんてけしからん!母親失格!みたいな批判も聞いたり。
そんなことない。
オーストラリアではベビーシッターに子供を預けることはごくごく一般的です。
両親ともに仕事をしていて忙しい夫婦が、ベビーシッターを探しているケースが多いです。
私はオーストラリアで2回、ベビーシッターをしました。
- 1回目はバイロンベイで住み込み、1歳の男の子ひとり。
- 2回目はタスマニアで通い、5歳の男の子ひとり。
1歳の子の方が4か月間住み込みだったこともあり情報が多いので、こちらを中心に5歳の場合も補足していこうと思います。
私は赤ちゃんの家族から、ナニー (nanny) と呼ばれていました。
ナニーってベビーシッターと違うの?
ナニーは子供の身の回りの世話の他、しつけや教育もする立場。
ネットで検索すると「ベビーシッターは子守でナニーは保育のプロ!」と書かれているのを見ますが、実際はもっと気軽にベビーシッターとほぼ同じ言葉として使われていました。
何をするの?
忙しい両親に代わって赤ちゃんのお世話をします。
具体的には…
【1歳】
- おむつ替え
- 食事を与える
- 遊ぶ
- 昼寝をさせる
- しつけや教育 (ダメなことした時にダメと言ったり絵本を読む程度)
【5歳】
- お風呂(自分で入るんですがドアの横で見守ってました)
- 食事を与える
- 遊ぶ
- しつけや教育(ダメなことをした時にダメと言ったり折り紙をする程度)
資格はいるの?
資格はいりません。
私自身、子供を産んだこともなければ、保育の資格も経験もありません。
甥っ子姪っ子のお産扱いに1度行ったことがある程度です。
命を預かる、とても責任のある仕事です。
その子の成長にも関わることなので、ついうっかりは許されない仕事です。
やりがいはある?
もちろん!!彼らは天使です。超かわいいです。
ナニー卒業後も子供の成長が楽しみ。
話せるようになった、泳げるようになった、ひとつひとつに感動をもらえます。
住み込みじゃなきゃダメなの?
これは家庭によります。
指定の時間にお家にお邪魔する通いの人の求人もたくさんあります。
他人を家に住まわせることに抵抗が少ないオーストラリアでは、住み込みの求人も一般的です。
住み込みだと仕事が終わっても子供から離れられないんじゃない?
いいえ。
お母さんが子供と遊ぶの大好きで、帰宅後は即子供と遊んでました。
はっきりと「今日のあなたのお仕事は終わりよ」と言ってくれるので気兼ねなく離れることができました。
結構要望とかあってこき使われるんじゃない?
これは家族によります。
要望はあるでしょう。チョコはあげないでとか。
私の場合は、テレビは見せないでほしいと日本語で話しかけてほしい(!)です。
こき使われるかは…私の場合、Noです。
大切な子を預ける相手です。とっても大切にしてくれます。
私は家族の一員として受け入れてもらえました。
ナニー経験って将来活かせる?
保育に携わりたいのであれば、もちろん活きるでしょう。
他にも、自分の子供を産んだ時の予行練習になりますね。
超おまけですが、シェアハウスの部屋が探しやすくなります(笑)
子供がいる家だと部屋を貸すときに子供とうまくやれるかを気にします。
ベビーシッターしてたと言うと、間違いなく喜ばれます。
語学力が必要?
子供の年齢によります。
1歳の子に対してはほぼ必要なかったです。
ほぼっていうのは読み聞かせクラスとかでみんなで歌うんですけど、歌詞について行けなくて困ったので。
曲は一緒なのに!!一郎さんの牧場じゃないし、星はきらきらしない…
子供向けのおもちゃですら、ついて行けない…レベル。
5歳は必要かも…
かなり話すし、いたずらも1歳とはレベルが違います…
テーブルに乗って「いつもこうやって遊んでる!」とか言うんで、言い返せないといいなりになっちゃいますね。
ちょっと知的になってきているので、面白いです。
子供の人種
オーストラリアに行ったからと言って、オーストラリア人の夫婦の子を看るとは限りません。
移民の国なので、いろんな人種の家族がいます。
私の場合、
- バイロンベイがオーストラリア人夫婦の子
- タスマニアはベトナム人とオーストラリア人のハーフ
でした。
知り合いはタイ人の子を看てました。
1日の流れ
お仕事は月~金の9時から5時です。
当時の私の1日を起床から就寝まで書いてみましょう。
7時頃 起床
お父さんから「coffee」というメッセージが携帯に届く
返信をした日はカフェに連れて行ってくれる
(寝坊した日は返信しないのでお父さんだけ行く)
毎週木曜日はカフェの代わりにファーマーズマーケットへ
7時30分頃 カフェに到着
赤ちゃんも一緒にカフェへ
コーヒーを飲んでお父さんの友達と団らん
↓↓ここからお仕事↓↓
9時 お仕事開始
公園で遊んだり、曜日によっては近くの小学校で幼児向けクラスがあって参加したり、毎週木曜日は図書館で幼児向け読み聞かせに参加
公園では他のベビーシッターに出会うこともしばしば
12時ころ ランチ
特別決まりはなかったので、好きなものを出してました
1時 お昼寝
これは時間が決まっていて、毎日1時に1時間程度眠らせてました
眠らないときはベビーカーに乗せて、真っ暗にしてゆすります
2時 おでかけ
おやつをもっておでかけ
ビーチに行ったりぷらぷら散歩したり
5時 お母さん帰宅と同時にお仕事終了
お母さん、子供のこと大っ好きで帰宅するや否やキスとハグの嵐です。
「どうもありがとう。終わっていいわよ。」
って声をかけてくれてました。
↑↑ここまでお仕事↑↑
プールで泳いで、シャワーを浴びる
お家にプールがあった!!!
7時ころ 夕食
お父さんが夕食を作てくれていました
8時ころ 街へお出かけ
と言っても徒歩15分くらいのところ
バーやクラブもたくさんある街なので、飲むに事欠かないです
私はサルサを習っていたのでそのクラスに行ったり、毎週月曜日はレゲエパーティと決まってた場所があったので踊りに行ったり
灯台へお散歩もいいですよ。夕日がきれい
帰宅 就寝
パラダイスのようなバイロンベイでパラダイスのような仕事じゃないですか?
#オーストラリア #バイロンベイ という #超最強 の #ビーチリゾート について書きました。こんなに #幸福感 高い街、なかなかない。 https://t.co/o0Ij5jJQ5a#ヨガ #コーヒー #サーフィン #オーガニック #ベジタリアン #ビーガン #ワーホリ #音楽 #ダンス #自由 #楽園 #アート #語学学校 #最東端 pic.twitter.com/kQ5g2EXDWP
— Miya🇪🇸@旅ブロガーTabit Info (@TabitInfo) August 3, 2018
ナニーみんながこういう毎日かというと、それは家庭それぞれ。
2,3時間のみの人もいれば、夜の子守を頼まれる場合もあります。
他には、たまに洗濯をお願いされることもありました。
自主的に食器を洗ったり、料理をしたりもしてました。
これはお願いされたわけでも仕事というわけでもなく、空き時間で片付けるという感じです。
料理は自分が食べたかったから。
土日は休み。
のちに保育園に通うようになり、週3日になりました。
私は固定給だったので、その空き日で家のお掃除もすることとなりました。
大変だったことは?
子供のことがわからなかったこと
何もないのに泣き続けている日がありました。1日だけなんですけど。
「何で?何かした??」
元気ない日が続くと
「私、ナニー失格?」
海に行くときに海パンで遊ばせてたらがっつり日焼けしちゃって…
頭ぶつけたとか、転んだとか…
ひとつひとつ不安でしょうがない。
悩んでネットで調べたり、日本にスカイプかけてお母さんに相談したり、泣いた日もたくさんありました。
仕事なのにわからないなんて…と自分を責めていました。
どこまでお世話になっていいのかわからないこと
「家族なんだから好きにしてね!」
って言ってくれていたんですが、どこまで図々しくなっていいのかわからなかったです。
- 靴箱に靴置いていいのかな?
- ビーチタオル借りてもいいかな?
- 食べ物食べてもいいかな?
- マッサージチェアは座ってもいいの?
- カフェでコーヒー代払ってくれてるけどいいの?
たぶん気にしてなかったと思いますが、もしかしたら図々しいと思われてたかも(笑)
タイミングが悪かったこと
子供と遊んでて日中すっごく元気いっぱいなのに、お母さんが帰ってくる直前から泣き始めたり…
なぜいまー!!!ってことよくありました。
良かったことは?
子供の成長が見られること
先にも書きましたが、子供が成長してくのがわがことは言いませんが、様子が親戚の子のように楽しみです。
これからも少年になり、青年になり…楽しみだなぁ。
間違いなくこれが一番良かったことです!!
家族ができたこと
子供が寝た後、夫婦とディナーを食べながら日本での生活や恋愛友達のことなんかをおしゃべり。
渡航直後で友達がいなかった私には英語を話す場としても貴重でした。
お腹が痛いとき、虫刺されがひどいとき、ケガをした時、こういう時に心配してくれる人がいるってすごくありがたいことです。
特にお父さんとはカフェに行ったりマーケットに行ったり、おしゃべりする機会が多かったのでいつも冗談を交わすような仲になりました。
お父さんの親友と仲良くなって、いつも3人でコーヒー飲みながらふざけてました。むしろお父さんの親友と仲良すぎて、ニュージーランドで再会したり、日本で再会したりしています(笑)
ローカルの暮らしができたこと
地元の人の生活に溶け込むので、まさにローカル!
ワーホリの時ってローカルという言葉が好きですよね。
日本とは違う経験がしたいっていう気持ちからですよね。
どうやって仕事を見つけるの?
これは紹介が圧倒的!!
私含め、私の知り合いでもナニーしてた子はほとんどが紹介です。
預ける側も全く出どころのわからない人より、誰かのお墨付きが安心できるからでしょう。
だからベビーシッターやりたいって言ってたら、そのうち紹介してくれる人が現れると思いますよ。
私の場合をご紹介します。
バイロンベイ
語学学校の先生の紹介
採用された理由
- アジア人の女の子にお願いしたい
- 英語ではない母国語を話してほしい
- お試し1日のときに、赤ちゃんがよろこんでいた
タスマニア
働いていたカフェのお客さんから直接
採用された理由
- いつものベビーシッターが旅行に行くため
- いつものベビーシッターと一緒に住んでいた
- カフェで何度もあったことがあった
Webサイトで募集を見かけることも。
物を安く購入する方法として以前紹介したサイトたちですが、求人情報も載っています。
待遇は?
これは仕事と同じで家庭ごとに全く違います。
エクスチェンジといって、住み込みの代わりにお給料なしなんてものもあります。
私の場合は両方ともお仕事してお給料をもらっていました。
バイロンベイ
住み込み
3階建てのおうちの1フロアを使わせてくれました。
家賃はなし。
食事つき
お父さんが作ってくれたり、レストランから買ってきたり
勤務時間
月~金の9時~5時
お給料
週400AUD (約33,000円)
タスマニア
通い
勤務時間
お願いされた日の9時から5時まで
平日週2日くらい (この頃トリプルワークしてたので)
お給料
時給20AUD (約1,650円)
興味がある方はぜひ挑戦してみましょう。
日本では無資格で雇ってもらうのはなかなか難しいのではないでしょうか。
これも海外ならではの体験の一つだと思います。
外国人というものに対して、とても友好的に受け入れてくれていると感じました。
あまり話の通じない外国人を信じて子供を預けてくれるのですから。
ちなみに私は今後ベビーシッターをする予定はありません。
なぜなら、子供向けではない仕事として好きだと気づいたからです。
でも挑戦したのでそう気づいたし、とてもいい経験と時間を過ごすことができたので、やってよかったと思っています。
ベビーシッターという仕事が気になるけど自信がない人は、短期間の募集のものに挑戦して好きかどうかを判断してみてはいかがでしょうか。
子供の成長にかかわることなので、長く働けると言って途中で放棄するのはいかがなものかなと思いますが、挑戦してみないとわからないと思うので、短期のものがちょうどいいのではないでしょうか。
ワーホリでは興味があることにじゃんじゃん挑戦してみましょ。
私もいろいろ挑戦しました。
【海外での仕事歴】
— Miya🇪🇸@旅ブロガーTabit Info (@TabitInfo) November 15, 2019
オーストラリア
ナニー(3ヶ月)
さくらんぼ狩り(3週間)
カフェ(7ヶ月)
皿洗い(2ヶ月)
日本食レストラン(1ヶ月)
クリーナー(2ヶ月)
NZ
観光案内所(9ヶ月+14ヶ月)
カナダ
ガイド(4ヶ月)
マルタ
サイトマネージャー(7ヶ月)
ノマド
ブロガー(18ヶ月継続中)
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