初めて国際線の飛行機に乗るのはとってもドキドキしますね。
事前にどんな流れなのか、注意点は何かを知って、スムーズに進むように準備しましょう。
この記事では航空券の予約後から当日飛行機に乗るまでの流れと注意点、ちょっとしたテクニックなどを詳しくご紹介します。
初めての飛行機 国際線 前日まで
ビザが必要な国かどうかを調べる
ビザなしで行ける国数が世界一となった日本のパスポートですが、ビザが必要な国もあります。
国によっては乗り換えで立ち寄るだけでもビザが必要な場合(アメリカなど)もありますので、事前にチェックしましょう。
オンラインチェックイン
オンラインチェックインとは「私この便に乗ります」という最終確認をすることで、この手続き後に搭乗券が発行されます。1~3日前くらいからオンラインチェックインが可能になる航空会社が多いです。
通常、オンラインチェックイン終了後に印刷画面が表示されるので印刷して当日持っていきましょう。これをEチケットと言います。
オンラインチェックインの手順
- 航空会社のウェブサイトにアクセスする
- オンラインチェックインを選ぶ
- 予約番号(予約時のメールに記載されています)を入力
- パスポート番号などの入力
- Eチケットが表示される
- 印刷
行程の中で座席を選んだり、預け荷物の最終確認があったりします。
この段階で乗る機体名と座席がわかります。
当日どんな機体のどのあたりに乗るのかな?
シートグルというアプリでは各機体の座席配列が見られます。
トイレに近い席、リクライニングができない席など、事前に見ることができておもしろいです。
荷造り
預け荷物
預入荷物はチェックインラゲージ(Checkin luggage)と言います。機内に自分で持ち込まず、カウンターで預ける荷物です。
予約時に預入荷物はサイズと重量の制限が表記されていますので、その制限内で荷造りしましょう。
その制限を超えた場合、空港で追加料金がかかり、通常とても高いです。
また、空港の計りと家の体重計との誤差があることもありますので、少し重さに余裕を持たせることをおすすめします。
預入荷物には危険物など入れてはいけないものもありますので、気を付けましょう。
預入荷物は電池、リチウムイオンバッテリーなどにも制限があります。リチウムバッテリーは通常スマホ等に使われているバッテリーです。念のためこれらのものは手荷物に入れておきましょう。
預入荷物に入れた方がいいものもあります。
100mlを超える液体物
これは手荷物として機内持ち込みすることができません。預入荷物に入れましょう。
ワインなどの割れ物の場合は荷物の中で割れることを想定して梱包しましょう。(クッション材を使う、袋を何重にもかけるなど)
刃物
はさみなどを持っていく場合は預入荷物に入れましょう。
小さなハサミは持ち込みOKな場合と、没収される場合もあります。(ホバート空港で没収された経験あり)
手荷物
一部荷物は機内に自分で持ち込むことができます。
この手荷物にもサイズや重量の制限があるので事前に確認しましょう。
手荷物には液体物の持ち込み制限があります。
- 100ml以下の容器に入っていること
- その容器をジップロックに入れること
PCやスマホ、カメラなどは手荷物に入れておきましょう。
PCと液体物は取り出しやすいところに入れておきましょう。なぜなら、この二つは 手荷物検査場でカバンから取り出す必要があるからです。
筆記用具も入れましょう。機内で入国カードというものに記入が必要な場合があります。
機内のエンターテイメントとなるものも手荷物へ。本やゲーム機などがおすすめです。本はキンドルが便利!何千冊もの本が一つの小さなタブレットに収まります。
私は地球の歩き方などガイドブックを読んで予習しています。
長時間フライトにはネックピローもおすすめです。
座った体制で眠ることとなるので、首が片方にもたれて痛くなります。
ネックピローがあるとそのうなだれを支えてくれて快適に眠ることができます。
電化製品に関する注意
海外は日本とは電圧が違います。
行く国の電圧を事前に調べて、手持ちの電化製品がその電圧に対応しているのかを確認しましょう。
確認方法は、通常コンセントのプラグ部分に対応電圧が書かれています。
他にも海外旅行に持っていきたいものについて記事を書きましたのでお読みください。
私は手荷物だけで旅をしていました。荷物の軽量化が気になる方は下記の記事をどうぞ。
初めての飛行機 国際線 当日
空港へ移動
国際線に乗る場合、空港ヘは2時間前には到着するように移動しましょう。
空港までの道の交通渋滞なども考慮して早めの行動がおすすめです。
充電器や化粧品、歯ブラシなど当日にバッグにしまおうと思っていたものを入れ忘れないようにしましょう。
パスポート、Eチケットは当日頻繁に使うのですぐ取り出せるところに入れておきましょう。
航空会社によっては予約時に使用したクレジットカードの提示を求められるので用意しておきましょう。
電子機器の充電は満タンにしておきましょう。
空港によっては充電できるスペースがありますが、混みあうことが多いです。
国際線ターミナルが複数ある空港ではどのターミナルを利用するのかをチェックしておきましょう。
荷物の預け入れ
搭乗便の状況をチェック
空港には各便の状況を伝えるモニターがあります。自分が乗る予定の飛行機の状況をチェックします。
モニターの見方は、出発(Departure) 、出発予定時刻、行き先、便名が書かれているので自分の便を見つけます。
チェックインが始まっている場合、Eチケットに記載されている航空会社のチェックインカウンターに行きます。
チェックインカウンターが見つからない場合は、空港にあるモニターに表示されている場合がありますので、モニターを探してみましょう。(A~DカウンターがJALなど)
チェックインカウンターへ
パスポートと航空券を見せます。
荷物をベルトコンベヤーの上に置くように言われるので置きます。ベルトコンベヤーは計りにもなっていて、重さが表示されます。
いくつか質問されます。割れ物や危険物は入っていませんか?など。
問題なければタグがつけられ、荷札を渡されます。
この荷札は万が一荷物がなくなった場合(ロストバゲージと言います)に必要になります。 なくさないように保管しましょう。
このタイミングで念のため、荷物はどこの空港へ行く予定かを確認するといいでしょう。
座席が非常口の隣の場合、英語が話せるかを確認されることもあります。
非常事態の時にサポートをする役割を果たすからです。
預入荷物がない場合、基本的にはチェックインカウンターに行く必要はありません。まれに空港によって全員チェックインカウンターに行くように言われることがあります。(航空券などに記載されています。私はマラケシュ空港で経験しました。)
手荷物検査場へ
ここからは進んだ後、前のエリアに戻ることが基本的にはできません。
お見送りの方はここから先についていくことができません。
液体物の制限からペットボトルの飲み物などが持ち込めません。飲みかけのものがある場合はここで破棄するか、飲み干しましょう。
空のペットボトルは持ち込むことができます。
列に並び、自分の番が来たらトレイに荷物を入れ、ベルトコンベヤーに載せます。
トレイはいくつ使っても構わないので、一つのトレイにすべて載せようとしないでください。
ここで手荷物からPCと液体物を取り出しそれぞれを別々のトレイに載せます。
手荷物本体も一つのトレイに載せます。
ポケットの中のものをすべて出し、上着は脱ぎ、帽子をとり、サングラスを外しトレイに載せます。
ベルトに金属がついている場合は外すこともあります。アクセサリーも同様です。
空港によっては靴も脱ぎます。
係りの人にパスポートと航空券を見せます。(空港によっては手荷物検査場手前の入り口でチェックされる場合もあります。)
金属探知ゲートを通ります。
アラームが鳴らなければそのまま歩き荷物を受け取ります。
アラームが鳴った場合、立ち止まり検査を受けます。
荷物を受け取ったら、取り出したPCと液体物を手荷物に戻し上着などを着て進みます。
たまに無作為の荷物検査があるので、声をかけられた場合快く荷物を見せましょう。
出国ゲートへ
ここでは日本からの出国についてチェックされます。
パスポートと航空券を見せます。
帽子やサングラスは外しましょう。
通常特に何も聞かれず、パスポートに出国スタンプが押されます。
通常このエリアでは写真撮影が許されていませんのでお気を付けください。
搭乗口へ
搭乗口はチケットに記載されていますが、当日何らかの事情で変更となることもあります。
念のためモニターで確認しましょう。
モニターの見方は、出発(Departure) 、出発予定時刻、行き先、便名が書かれているので自分の便を見つけます。 その後に搭乗口の番号が記載されています。
通常20分程前には搭乗口にいるように記載されています。
それまでの間に買い物やトイレをすましておきましょう。
買い物をする際にはパスポートと航空券を見せる必要がある場合があります。
空港にはいろいろな人がいます。盗難防止のためトイレに行く際も荷物を置いていかないようにしましょう。
搭乗
搭乗が始まるとアナウンスが流れます。
搭乗には順番があり、優先搭乗(車いすや小さな子供がいる人)やビジネスクラスなどのいい席の人たちから乗り込みます。
アナウンスをよく聞き自分の番を待ちましょう。
場合によっては座席の列何番目から何番目までの方から搭乗くださいと言われることもあります。
スムーズに搭乗が進むように協力しましょう。
搭乗口ではパスポートと航空券を見せます。
飛行機に乗り込む方法は大きく2種類あり、通常空港と飛行機をつなぐ通路が設置されます。通路を歩いていくと飛行機の中に到着します。
他にも特にLCC(ローコストエアライン)で多いのが、一度滑走路に出て機体近くに設置された階段を自分たちで上る方法です。空港と飛行機の間をシャトルバスが運行されることもあります。
搭乗までの流れは以上です。
何度かパスポートを見せる場面がありますが、パスポートの写真があるページを見せます。
次の記事では搭乗後、機内でのこと、到着後についてご案内します。
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