- 青の洞門ってイタリアのカプリ島にあるものでしょ?
- マルタの青の洞門なんて聞いたことがないよ。
- しょぼいんじゃないの?
マルタの青の洞門と呼ばれるブルーグロット(Blue Grotto)。
マルタ在住の私(Miya)もその存在を知らず、たまたまネットで見かけて翌日天気がいい予報だったので行ってみたら、すごく感動したのでご紹介します。
半日で行くことができて、とても地中海を感じられる場所です!!
マルタの青の洞門 ブルーグロットってどんなところ?
まず洞門とは、ほら穴のことです。
青いほら穴が見られる場所です。青はもちろん海の青。

洞窟部分は石灰岩でできており、自然に削られこの形になったそうです。
ここでは洞窟を訪れるボートツアーに参加するか、レンタルボートをすると来ることができます。
アズールウィンドウと違うの?
マルタのゴゾ島にはとても有名な観光地アズールウィンドウがありました。
そこも自然でできた石灰岩アーチが美しく、それはもうたくさんの人たちが世界中から訪れました。
しかし…2017年に嵐で崩壊してしまったのです!!
ショック…私の大好きなドラマ「ゲームオブスローンズ」のロケ地にもなった場所なのに…
マルタにはゲームオブスローンズのロケ地がいくつもあります。
なので美しいアーチを見たいと思ったらブルーグロット!!
カプリ島の青の洞門とどうちがうの?
カプリ島の青の洞門はボートに寝そべって入るほど入口が狭く、そのため洞窟内は真っ暗。
一部から入り込む光に照らされた海が青く輝く…そうです。行ったことはありません。
美しそうですね。
ブルーグロットは閉ざされた洞窟ではないです。
そしていくつも洞窟があります。特に巨大なアーチが美しいです。
どちらもボートツアーなので海があれると出航できませんが、カプリ島の青の洞門は出航する天候条件がかなり厳しいと聞きました。(入口狭いんですもんね。当然です。)
同じ青の洞門という呼び名でも全く違う景色です。
マルタの青の洞門 ブルーグロットの行き方
どこにあるの?
マルタの南側にあります。
赤いマークがブルーグロットで、マルタ島北西の黄色いマークがあるところが通常みなさんが滞在する島の中心エリアです。
島の反対側なので結構離れているように見えますね。
ブルーグロットへの行き方
離れて見えますが、バスで行くと約1時間です。マルタは小さい島なのです。
路線バスでの行き方
- バレッタから74番バスに乗る
- バス停「パノラマ」で下車する
- 道を渡り海側の歩道へ移動する
- バスが来た方向へ戻るように歩き始める
- 道沿いに歩き坂を下る(15分程度)
バレッタ(Valletta)から出ている74番のバス1本で行けます。
所要時間は1時間くらい。バスの運賃は夏料金で2ユーロ(260円)です。
Googleマップで調べると乗るべきバスと時間を表示してくれるので便利です。
簡単!と思うかもしれませんが、そうでもないです。
バスで行く場合の注意点
このバスは大体30~1時間に1本ペース。
その上マルタはバスが時刻表通りに来ません。
40分くらい遅れることもあるので自分が乗っているバスが何時の便だったのかわからず、時間に合わせて動くことがとっても難しいです…
マルタは道がすごく狭いところが多く、運転や駐車のマナーもよくありません。
そのためスムーズに運行できません…。
Googleマップで表示されている所要時間以上に時間がかかると思っておいた方がいいです。
スリ―マ(Sliema)やセントジュリアン(St.Julian)などに滞在している場合は、バレッタ方面に移動するバスに乗るところからスタートするので、その乗り換えなんかでやきもきすると思います。
それから下車バス停はパノラマ(Panorama)という名前なのですが、なぜかバス車内ではブルーグロットと表示されていて、親切心なのかもしれませんが逆に困惑しました。
それから行きに坂を15分ほど下るので、帰りは登りです…
さほど急な坂ではないですが、上るのが辛い人用に1ユーロで電気自動車がシャトル運行しているほどでした。
送迎付きのツアーがおすすめ
できれば、時間に限りがある方は送迎付きツアーの方がおすすめです。
マルタの青の洞門 ブルーグロットのボートツアー
ブルーグロットはボートツアーがメインなので、海沿いまで行くとチケット売り場はこっちという看板が出ています。
ボートを出しているところは一つしかないので、どれに乗ればいいか迷うこともありません。

ボートは大人8ユーロ(1,040円)、子供4ユーロ(520円)3~10歳
夏は朝9時から、冬は朝9時半から営業しています。
午前中の方が海が美しく見えると言われているので朝から行くことをお勧めします。
ボートにはモーターがついていてガイド兼ドライバーが一人います。大体25分間のクルーズです。

注意書きがあって、ボートの上で万が一お金の請求があったら報告してくださいと書いてありました。
チップを渡すのはもちろんOKですが、ガイドが請求して来たら報告してくださいということですね。
ライフジャケットが置いてあるので身に着け出発です。

すでにとっても透明度の高い海に感動です。小魚が泳いでいるのが見えました。
海に削られ鋭利な地形。
ガイドさんがこれは石灰岩だよーと説明してくれました。(英語でライムストーンと言います)

アーチや洞窟を次々と訪れます。

お水は期待通りの青!
どこもかしこも青いのではなく、白い砂があるところや光が当たっているところが一際青いです。


これだ、これをマルタに期待していたんだ!という景色を見ることができます。
地中海来た!!と感じます。
見張り台が立っていて、ガイドによると築400年だそう。
ガイドは英語ですが、わからなくても特に問題はありません。とても親切で身振り手振りが激しいので何となく伝わる気がします。

遠くに見えるのは無人島のフィルフラ島

めちゃくちゃお天気いいでしょ?
むしろお天気がいい日だから行ったんです。
ブルーグロットへ行くなら絶対お天気のいい日です!!!
お天気によっては船が出せないこともありますし、海の青さも変わります。
この場所のイメージが変わってしまうので、天気予報をチェックしてお天気のいい日に行きましょう。
まとめ:マルタの青の洞門ブルーグロットは行くべき観光地です◎
他にもマルタについて観光情報や移住情報などいろいろ書いてますので「マルタ」をご覧ください。
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