マルタ留学 自分でお部屋を借りてみたい

マルタ

語学留学でマルタに来て、最初はエージェントが紹介してくれた語学学校のアパートやホームステイに住む人も多いのではないでしょうか。

長めに滞在する場合、じわじわと「一人で住んでみたいな~」とか「仲のいいクラスメイトとアパートをシェアしたいな~」とか「現地でできた彼と一緒に暮らしたいな~」とか、希望が出てくると思います。

マルタで部屋探しをするってどんな感じ?という疑問に答えるため、私の体験談をシェアします。

※私は学生ではないので就職して部屋を借りましたが、学生でも流れは同じだと思いますので参考としてお読みください。

マルタで部屋を借りる 前準備

どんな風に借りたいのかを決める

  • 自分だけ(自分と友達だけ)で借りたいのか、シェアハウスの一部屋を借りたいのか
  • ベッドルームは何部屋欲しいのか
  • どのくらいの期間借りたいのか
  • 住みたいエリアはどこか
  • 予算はどのくらいか

ざっと言って、これらの項目を考えてから探しましょう。

知っておきたい日本との違い

オンスイート(en suite)

海外でよくある作りで、バスルーム付きの部屋があります。その場合その部屋をオンスイートと言います。

スタジオタイプ(Studio)

一人暮らしをしたいと考えている方は、日本でいうワンルームマンションを希望するかもしれません。

マルタではこのタイプの部屋をスタジオタイプといいます。キッチン・ダイニング・ベッドルームが一部屋にあるタイプです。

キッチン・ダイニングと別にベッドルームがある場合は1ベッドルームと言います。

観光ビザでも借りられる

大家さんによるかもしれませんが、観光ビザや学生ビザでも借りられるようです。

私は就職する前に観光用で1か月程度の部屋探しをしていたことがあります。

それでも不動産屋からいろいろおすすめ物件を紹介してもらえました。

1か月単位のお部屋を借りる場合はショートレットと言い、ロングレットより少し割高な場合が多いです。

ビル(Bill)

水道光熱費のことです。水道・電気がメインで、ガスは家によります。IHクッキングヒーターも普及しています。

インターネットの料金もビルに含まれる場合があります。

お湯はボイラーの電源を入れるとタンクのお水を温めるタイプがほとんどで、ずーっとお湯を出し続けるとお湯を使い切ってしまい、水が出てきます。

数人で住む場合は、連続で次々とシャワーに入ると最後の人が水シャワーになることもあるので気を付けましょう。

日本ではなぜあんなにいつでもいくらでもお湯が出る仕組みがあるんでしょうか…。どんな仕組み何だろう…。

レント(Rent)

家賃のことです。マルタでは月額表示がほとんど。

デポジット(Deposit)

日本でいう敷金のようなものです。

退去時に破損や汚れがあれば修復清掃費として使用されます。何もなければそのまま返金されます。

いちゃもんつけて返してくれないという経験は一度もありませんし、周りでも聞かないので基本的には返ってくると思っててOK。

家具備品付き(Furnished)

マルタでは家具家電食器はもちろんのこと、ベッドやバスタオルまで備え付けの場合が多いです。

その内容は大家さんによるのでよく確認しましょう。

ノーティス(Notice)

お知らせのことです。

退去したい日が近づいてきたら、大家さんにお知らせをする必要があります。

そのタイミングは契約で決められていて「1か月前ノーティス」と言われた場合、1か月以上前に退去希望日のお知らせしなくてはいけないということです。

いくらくらいなの?

2ベッドルームの月の家賃相場(シェアハウスではない場合)

※2020年コロナ発生後、マルタを去った人が多く、今回記載しているレントより下がっています。

セントジュリアンの中心部(スピノラベイからパーチャビル)

1,800~2,500ユーロ

一番高いエリア!

それ以外のセントジュリアンやスイーイー

1,000~1,300ユーロ

中心部から離れていくにつれ値段が下がっていきます。

スリーマ

1,000~1,300ユーロ

バルタベイに近い方が高く、スリーマフェリーやポイントに近くなると下がっていきます。

イムシーダ

900~1,200ユーロ

スリーマとバレッタに近くて便利。

グジラ

800~1,100ユーロ

昔治安が悪かったらしいですが、今は問題ありません。

サンジュアン

900~1,200ユーロ

セントジュリアンやスリーマまで徒歩圏内です。

ビルキルカラ

800~1,100ユーロ

正直中心部からは結構遠いです。

価格は季節によって変わるみたいです。私が部屋探しした2019年5月の感覚値です。

マルタでは2ベッドルームと3ベッドルームの家賃がそこまで大きく変わらないので、誰かとシェアをするために借りたい方は3ベッドルームで入居すると費用が抑えられると思います。

シェアハウスの1部屋を借りる場合

語学留学をされている場合はこちらの方がいいかもしれません。シェアメイトと話したり友達のなることで日常的に英語を使うことができます。

私はマルタで2度シェアハウスに入居しました。

2018年10月 サンジュアン

3ベッドルーム2バスルームの家のダブルベッドルーム

月350ユーロ+ビル

2019年4月 グジラ

3ベッドルーム2バスルームの家のダブルベッドルーム(オンスイート)

月500ユーロ+ビル定額50ユーロ

マルタで部屋を借りる 見学する

Facebookをチェックする

Facebookにあるグループに参加して、みんなの投稿をチェックしましょう。オーナーが直々に投稿しているものもありますが、ほとんどが不動産の投稿になります。

マルタの部屋探しFacebookグループ例

マーケットプレイスにもたくさんアパートが掲載されています。

DIRECT FROM OWNER FOR SALE/FOR LET PROPERTY MALTA

では大家さんが直接投稿している(はず)のグループです。

大家さんから直接借りることができれば、エージェント費用(通常半月分の家賃)を支払わなくてOKなのでお得!

※このグループにたくさんのエージェントが紛れ込んでいますので、利用される際はご確認ください。

自分から部屋探ししている旨の投稿をしてもいいと思います。コメントやメッセージをもらえることもあります。

コメントやメッセージをもらったら、その人がオーナーや個人なのか、エージェント(不動産屋)なのか確認しておきましょう。

このウェブサイトを見たらいいよみたいなリンクをコメントしてくる人がいますが、それは広告(詐欺の場合もあるかもしれない)なのでクリックしないように気をつけましょう。

不動産屋のサイトを見る

ベンエステイツ(Ben Estates)

今回私たちにお部屋を見つけてくれた素晴らしい不動産屋さん。

セントジュリアンのスピノラベイにオフィスがあります。

ベンエステイツのサイト

クイックレッツ(Quick Lets)

副業としている人たちが多いです。

なので、仕事の帰りや休みの日に部屋案内してくれるといった感じです。

クイックレッツのサイト

彼らは出来高制でコミッションがもらえるようなので、もちろん人によりますが「少し考えてから連絡します」というと「マルタは部屋を見つけるのがすごく難しいから、気に行ったなら今決めるべき!」と言われ、私はプレッシャーを感じました。

フランクソルト(Frank Salt)

こちらは利用したことがありませんが、マルタの中にいくつも店舗を構える不動産屋さんです。

フランクソルトのサイト

リーマックス(Remax)

世界的に展開する大手エージェントのマルタ版です。

リーマックスのサイト

気になる物件に連絡する

チェックポイントを抑えて見学しましょう。

エージェント利用の場合は紹介料(エージェントフィー)がかかります。

6か月以上の契約時には家賃半月をエージェントフィーとして支払うことが多いです。

クイックレッツはエージェントフィーには税金がプラスされると言われましたが、ベンエステイツは税金がプラスされませんでした。

おそらく税金がプラスされる方が普通だと思います。

家賃(レント)には水道光熱費(ビル)が含まれていない場合が多いです。

インターネットは家によって家賃に含まれている場合と、大家さんが契約していて月額料だけ払う場合と、自分で回線を引く場合があります。

食器や調理器具は備え付けの場合が多いですが、家によるので要確認です。

日当たりや風通しも確認しましょう。

蚊が多いので網戸があることも重要です。

春から夏は借りづらい

5月~10月までは部屋を借りるのが難しくなります。

1年契約が基本で、それより短いと借りるのが難しくなります。

理由

マルタで部屋を借りる場合、不動産屋を使うことが多いです。

不動産屋へ紹介料を支払います。借りても、大家さんも支払います。

なので、1年で1回貸し出すのと、1年で2回貸し出すのでは大家さんにとって不動産屋の料金が倍違うんです。なので大家さんは長く借りてほしいと言います。

また夏はマルタのハイシーズン。ヨーロッパでもっとも暖かい国の一つとしてバケーションを過ごしに来る人で溢れます。なので夏は放っておいても借り手がつくんです。逆に冬になれば貸すのが難しくなります。

マルタで部屋を借りる 契約

住みたいお部屋が見つかったら先にデポジットを支払い、入居日に契約を交わします。

デポジットを支払う

デポジットというのは保証金のようなもので、これを支払うことで入居が確約され、大家さんは入居者募集を取り下げてくれます。

デポジットの金額は通常家賃1か月分です。

敷金のような役割をしており、滞在中に部屋を汚したり壊したりした場合、退去時に修復する費用の担保となります。

たいてい全額返金されます。

マルタ・ニュージーランド・カナダなどでも同じ仕組みでしたが、今まで減額された経験はありません。

ちなみに礼金はありません。

このデポジットを支払った後に、入居を取りやめた場合、デポジットは返ってきません。

契約書の内容

契約書への署名は入居日に行われます。

シェアハウスの一部屋を借りる場合、契約書を交わすことはありませんでしたが、不動産屋を通し自分で部屋を借りる場合契約が必要になります。

  • 契約日
  • 家賃
  • 支払方法
  • 誰が借りたのか
  • 誰が貸したのか
  • 最低何か月住む必要があるか
  • 退去したいときはどのくらい前に連絡するのか
  • 禁止事項など

禁止事項には、ペットや商用利用の禁止について記載されています。

私たちは見学した日に大家さんにいくつか質問をしていて、友達が来たら泊めてもいいかなどを聞いてOKをもらっていたので安心して借りられました。

泊めちゃダメなことなんてあるの?と思うかもしれませんが、実際にお会いした大家さんのうちの一人にはダメと言われました。

サブレッティングは禁止の大家さんが多いと思います。

部屋をまた貸しする行為です。おそらくエアビーも禁止だと思うので、日本に2か月帰国する間部屋を貸したいと思っている方は事前に確認した方がいいです。

マルタで部屋を借りる 私たちの例

私は彼と自分たちだけで住む1~2ベッドルームの部屋予算1,200ユーロ以内で探していました。

1週間ほどいろんな人に連絡をして、ようやく見つけました!パチパチパチパチ

  • 場所:セントジュリアン
  • 2xベッドルーム(2つ目の部屋はソファベッド)
  • 1xバスルーム
  • コートヤード(庭)付き
  • 家賃:月950ユーロ+ビル
  • インターネットは個人契約
  • 契約期間:1年
  • 最低滞在期間:6か月
  • ノーティス:1か月

家に入った印象は、「広い…」。

古いマルタ家屋ですが、きちんと手入れがされていていい感じです。

インターネットは大家さんはノータッチということで、私たち個人で契約することとなりました。(Melitaを契約しました。)

他の水道光熱費は3か月に一度請求が来るのでその都度お知らせしてくれるそう。

友達が来たら泊めてもOK。

大家さんがすぐ近くに住んでいるということで、何か不具合があればすぐに行き来できるのもうれしいです。

日本で部屋を借りるのだって緊張するのに、海外でできるのかな…?と不安になっている方も多いと思います。仕組みとしてはとてもシンプルなので大丈夫!

やり遂げたら自信にもつながると思います。

いろんなことにチャレンジして楽しい留学生活を送ってくださいね。

2021年に再度マルタに住むことになり、またアパート探しをしました。

他にもマルタについて観光情報や、バスカードの情報勉強におすすめのカフェなどもご紹介していますので、読んでみてください。

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