- ベトナムバイク南北横断をしたいけどどこの道を通ればいいかな…
- どの街に滞在して、どの街は飛ばしてもいいかな…
- 期間はどのくらい必要なんだろう
- ホテルはどのタイミングで予約すればいいんだろう
- モデルコースがあると便利なんだけどなぁ
バイクでベトナムをホーチミンからハノイまで南北横断したMiya(@tabitinfo) がご紹介します。
ベトナムバイク横断経路 自分の好みを知る
あなたはなぜバイクでベトナムを横断したいですか?
もし横断することが目的で最短距離時間で横断したい場合は、国道1A号線というハイウェイがあるので、そちらを走り抜ければいいと思います。
私がこの記事でご紹介する経路は最短距離優先の度には合わないと思います。
私たち(私と彼の二人旅です)がバイクで旅行した理由は、観光地だけでは感じられない『生のベトナム』の姿を観たかったからです。
食堂が1軒しかない小さな町でご飯を食べて、言葉も通じず何を注文したかもわからないけど、すごく親切にしてくれたり。
びっくりするような絶景と思わぬアクシデントも楽しめるバイク旅。
私たちはできる限りハイウェイは通らずに移動しました。
ベトナムにはホーチミンロードと呼ばれる絶景の道路が南北を横断しているんです。
ここをゆっくりと走ることとしました。
ハイウェイを走るより難易度はあがりますが、この道路を通るためにバイク旅にしたといても過言ではありません。
予定通りには行かないので、行き当たりばったり。
かつ無計画では危険なので、下調べと大まかな計画を持って臨みます。
こんな旅が好きな人は、読み進めてみてください。
ベトナムバイク横断経路 観光・宿泊
ホーチミンロードをホーチミンからハノイに向けて北上しました。
気を付けておきたいのが立ち寄る街を選んでおくことです。
日が暮れるまで走ってそこにある宿に泊まるのではなく、この街のここに泊まると決めてからその街へ向けて走るのです。
なぜなら、街と街の間は全く何もないただの森ということも多く、夜の山越えは危険だからです。
数か所、宿泊のためだけに滞在した街もあります。
そういう街は観光名所はないんですが、まったく観光客がいない普通の暮らしが見られて楽しいです。
もちろんお目当ての観光地をメインに経路を作ります。
経路に含めた観光地
- エレファントフォール(ラムドン)
- ニャチャン
- クイニョン
- ホイアン
- フエ
- フォンナ
- タムコック
最初からここに絞っていたわけではなく、旅をしながら出会った人のススメなどで経路や滞在日数を変更した結果この様になっています。
計画はざっくりとが大切です。
几帳面な方にはつらいかもしれませんが、まず計画通りにはならないと思っていた方がいいです。
これらの街をホーチミンを起点、ハノイを終点としてつなぎ、ホーチミンロードを通るように描けば完成です!
私たちは安全上、1日の運転量を150キロまたは4時間と決めていました。
その基準内で次の観光地まで移動できない場合は、その間にある街で1泊しました。
宿泊のために滞在した街
- トゥイホア
- クアンビンの小さな街
- ソントラ
これらの街には特に何も観光地はありませんでした。ゆっくり休んで疲れを取りました。
バイクレンタル前と返却後にツアーや交通機関を使って行った観光地もあります。
行ってから、バイクで行った方がよかったなと思いました。
バイクで行けばよかったと思った観光地
カットバでは結局、現地で1日レンタルバイクを借りました。
バイク文化が強いベトナムなので、ほとんどの場所にバイクで行けます。
ベトナムバイク横断経路 モデルコース
私たちの旅にもモデルコースがありました。
参考にしたブログはこちら
このサイトすごく優秀です!!
英語で検索するとバイク横断について書かれた記事や情報がとってもたくさんあります。
欧米人にはベトナムをバイクで旅するのが流行っているようです。
実際バイク横断中も出会うバイカーたちはほぼ全員欧米人でした。
VIETNAM CORECLEのサイトで紹介されているTHE CLASSICというコースをもとに、自分たちに合わせて編集したものがこちら
よく見るとホーチミンからファンティエ方面と、クイニョンからダナンまでが緑色の直線で結ばれています。
ここはバイクで移動していないのです。
ベトナムバイク横断 あえて乗らなかった経路
せっかくバイクを手に入れたらできるだけバイクで移動したいところです。
しかし、2か所だけそれをしませんでした。
ホーチミンからファンティエ
彼は数年前に北から南へのベトナム横断をバクでしたことがあり、この区間が非常に嫌だったそうです。
理由は道路が狭く、非常に混んでいたそうです。
ここは運転したくないということで、当初列車で移動することを検討していました。
しかし、現地の知人やホテルレセプションなど、いろいろな人に尋ねてもネットで調べても、列車にバイクを載せて移動する方法がわからなかったのです…
列車はあきらめ、バスで移動することしました。
ベトナムにはスリーピングバスというものがあり、そちらを利用しました。
バイクはガソリンを空にして前日に引き渡します。ガソリンが入っている場合は抜かれ、後で返してもらえないのでできるだけ空に近い状態で持っていきましょう。
乗車料金の他に、バイク料金がかかります。
車内は深く倒されたイスが2段ベッド状態で配置されています。
このバスの下の荷物を入れる部分にバイクを載せてくれます。
ここで眠るがよいということなんですが、日中だったのと運転が荒すぎて全く眠れませんでした。
ベトナムではものすごく頻繁クラクションをならします。
後ろから来てるよーと知らせるためだそうですが、危なくないのに鳴らされる文化がない私には抵抗感がありました。
バスもガンガンクラクションを鳴らすので、スリーピングなんてできるわけないバスでした。
運転自体も荒くすごく揺れます。
バス停の名前を英語で言わないので、Googleマップで自分の位置を確認しながら下車しました。
あまりお勧めではないです。できれば列車の方がいいです。
クイニョンからダナン
この間の移動はハイウェイをひたすら走ることになるので、バイク移動はしないことにしました。
一度海側から離れて森を走れば、もっといろいろ見られると思いますが、時間と体力を考えバイクはお休みとしました。
ここでは列車での移動に成功しました。
ホテルのレセプションが列車にバイクを載せる方法を知っていたのです!!
方法
- 方法は前日までにバイクを駅に持って行き、ガソリンを空にして引き渡します。
- その晩、バイクだけがダナンに向かいます。
- 翌日、本人がヘルメットを持って駅に行って列車で移動します。
- ダナン駅でバイクを受け取ります。
おそらく同じ手順でホーチミンからも列車に載せられると思います。
列車は快適で車窓からの景色もよく、とてもよかったです。
おすすめです。
バス、列車ともにガソリンを空にして前日に引き渡す必要があります。
前日にバイクで駅に行くと、係員がガソリンを抜きます。
そのガソリンは返してもらえないので、満タンで行かないように気を付けましょう。
バイクを預けた後、駅から帰るときはバイクがないので、ホテルまでの距離によってはバイクタクシーなどに乗ります。
バス停や駅周辺の人たちはこのことをわかっているので、すかさず営業をかけてきます。
クイニョン駅でタクシードライバーに翌朝のお迎えをさせてくれと言われました。
値段交渉の末、いい金額となったのでお願いしました。
列車が目的地に到着するとバイクを受け取りに行きます。
バイクの荷ほどき料金(多分)がかかります。20,000VND。
英語が通じないので、正確なことはわかりませんでした。
バイクを受け取ると、ガソリンが空なことを知っている人たちがすかさずやってきます。
「ガソリン入っていないだろ?近くのスタンドまで乗ってけよ!」
というバイクタクシー。
「ガソリン売ってやる!」
とかなり強めに行ってくるおばちゃん。
勢いが怖いですが、便利なので値段交渉して利用するといいと思います。
バイクで通らない方がいい道
ベトナム南部のファンティエではムイネーのあたりは通らないようにしました。
なぜなら、警察が取り締まりをしていてバイクを取り上げてしまうと有名な場所だからです。
ファンティエはロシア人を中心に、外国人に人気のビーチリゾートとなっています。
立ち寄りたい人も多いと思います。
どうぞお気を付け下さい。
ベトナムの公安と対処方法についてはこちらの記事をお読みください。
ベトナムバイク横断経路 各地の滞在日数と合計日数
私たちはバイクを30日間レンタルしました。
- ホーチミン
- エレファントフォール(1泊)
- ニャチャン(3泊)
- トゥイホア(1泊)
- クイニョン(2泊)
- ホイアン(3泊)
- フエ(1泊)
- クアンビンの小さな街(1泊)
- フォンナ(2泊)
- ソントラ(1泊)
- タムコック(3泊)
- ハノイ
レンタル返却予定日より早めに返却しました。
旅の予定に合わせて日数調整をしましょう。
中古バイクを購入する場合は、余裕をもって計画を立てましょう。
きっと壊れて、予想以上に時間がかかるはずです。
それは困るという方が新品~1年程度のバイクをレンタルしているスタイルというお店がおすすめです。
私たちは中古を購入するのではなく、レンタルを選びました。
ホテル予約のタイミング
ざっくりとした計画では、せいぜい明日の目的地を予定するのが精いっぱい。
明後日はどこまで行けるかめどが立ちません。
なので、ホテルの予約は前日がおすすめです。
ベトナムは物価が安いのでホテルも安く泊れます。
明日のホテルを予約サイトでぽちっとしましょう。
観光地は選択肢がたくさんあるので見つかります。
ただ…宿泊が田舎になる場合は気を付けましょう。
その村でたった1軒の宿という場合もあります。
私たちはこれで一度痛い目を見ました。
小さい宿は予約サイトやホームページがない場合が多いので要注意です。
Googleマップで調べて、電話してみましょう。
英語が通じなかったら、宿泊しているホテルのレセプションにお願いしてチップをあげるのも手です。
宿の予約もあるので、ベトナムで現地SIMカードを買うことをお勧めします。
SIMロックフリーのスマホを持って行きましょう。
あるとないでは旅の進行が大違いです。
ベトナムバイクで南北横断はロマンですよね。
あー楽しかったと思えるためには、準備と度胸と安全運転が大切です。
計画を立てるのは苦手というあなたも、ざっくり計画は立てておいた方がいいですよ。
計画大好きなあなたは、計画通りに行かないことを肝に銘じておいた方がいいです。
でも楽しむための努力は計画にあり!
楽しい旅にしてください!
持ち物や注意事項についてはこちらの記事をお読みください。
ベトナムへの航空券はいくらくらい?
飛行機の料金チェックおすすめサイト
ベトナムのホテルはいくらくらい?
ホテルの料金チェックのおすすめサイト